「桜花 散りぬる風の なごりには 水なき空に 浪ぞたちける」(紀貫之・古今和歌集・春歌)
“風が吹いて桜が散ったけれど、空ではその風がおさまった後も花びらが浪のように漂っている。”
一昨日に記したブログを読み返したせいか、風が桜を吹き散らした光景、焼きそばやおでんを食べているときに桜が雪のように降ってきて、風がおさまった後に花びらが空に漂い波のように立ち騒いでいた様子を思い出しました。
紀貫之の立春の歌「袖ひちて むすびし水の こをれるを 春立つけふの 風やとくらむ」(袖がびっしょり濡れてすくった水を(冬は)凍ってしまったが、立春の春の風が、解かすことだろう)は、水の液体→固体→液体と凝固・融解でしたが、上記の歌は、空間が気体→液体の見立てですね。
イマジネーションが素晴らしいですね。
“風が吹いて桜が散ったけれど、空ではその風がおさまった後も花びらが浪のように漂っている。”
一昨日に記したブログを読み返したせいか、風が桜を吹き散らした光景、焼きそばやおでんを食べているときに桜が雪のように降ってきて、風がおさまった後に花びらが空に漂い波のように立ち騒いでいた様子を思い出しました。
紀貫之の立春の歌「袖ひちて むすびし水の こをれるを 春立つけふの 風やとくらむ」(袖がびっしょり濡れてすくった水を(冬は)凍ってしまったが、立春の春の風が、解かすことだろう)は、水の液体→固体→液体と凝固・融解でしたが、上記の歌は、空間が気体→液体の見立てですね。
イマジネーションが素晴らしいですね。