深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「都知事の行動は筋が違う?」

2012-04-19 10:27:03 | Weblog
日経社説に「都が尖閣を買うのは筋が違う」のタイトルで、やはり筋が違うのではないかの書き出し。

一介の反論する力もない読者が、ちょっと頭をかしげながら読んだ。

そういいながら、「本来ならば国が保有し、しっかり管理すべきだ」と言い切っている。

何を言いたいのだろうかと読む進むと、「個人の所有はのぞましくない。だからと言って都が保有すればしむ問題でもない。安全保障は国が責任を負うべき分野だ」とある。

そこは、だれもが納得できることである、当然の話である。

にもかかわらず、なぜ、都知事が尖閣を買うといっているのか。

都知事は「国が買い上げればいいが、買い上げない。東京が尖閣を守る」と国が保有することには反対していない。

国が国有化をしないところから、都知事の購入行動があると考える。

社説が分かりにくいのは、ここなのだ。

何故、社説は、都知事にたいして「反対的矛先」を向けた論説を書くのか。

なにか、都知事に対する反対のための反対のような感じで、また、論理矛盾ではないだろうか思えてならない。

全国紙である日経の社説なら、本件については、野田政権に向けての社説であっても不思議ではないものと思えてならない。