Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

日光線

2012-01-05 21:50:49 | 駅と鉄路





JR日光線は、栃木県の宇都宮駅と日光駅を結ぶ路線。

日中は毎時間一本、各駅停車のみのローカル線ですが、
レトロをコンセプトとして車両、駅舎などが落ち着きのあるデザインになっています。

日光東照宮が世界遺産に登録され、国際的観光地と化した日光ですが、国内では江戸時代より観光地として賑わいを見せていました。
近代になり鉄道が普及すると、浅草から路線を伸ばす東武鉄道と、国鉄の間で観光客輸送の競合を繰り返されました。
しかし、所要時間の短い東武が、専用の特急車両・デラックスロマンスカーを導入したことにより、優勢となり現在に至っています。

JRは東京方面から日光まで直通列車を走らせる場合は、必ず宇都宮駅で折り返さなければならなかったのも敗因のひとつです。

現在は普通列車のみが走る地域輸送路線となっていますが、2009年に同線の開業120周年を記念して車両や駅舎のリニューアルが行われました。
西洋風のレトロなデザインは落ち着きのあるものになっています。

また、車内には案内板には英文をはじめとした外国語表記が多く見られるのは、外国人観光客がJR専用のフリーパスを利用して日本旅行をすることも多いためだと思われます。












始発の宇都宮駅では、他ホームとはやや離れてひっそりとした5番線に発着します。
停車している列車のドアは手動式。(現在はボタン式に変わっているかと思います)

少ない乗客を乗せて宇都宮駅を出発すると、しばらくは宇都宮の郊外住宅地を走りますが、次第に自然の多い景色へと変わります。

徐々に高度を上げて、車窓の山々はより鮮明さを増します。
運転席の後ろから進行方向を眺めると、前方に日光連山がすぐ目の前まで迫っているように見えます。

車窓の山とともに楽しめるのは杉並木。
杉並木の街道として知られる日光例幣使街道も並走しているため、何度となく鬱蒼とした杉林の中を駆け抜けて走ります。

 

 



刻々と標高を上げ走る列車は、約40分で終点の日光駅に到着。
広々としたホームと、大正時代のレトロな駅舎が迎えてくれます。

日光駅から東照宮をはじめとする世界遺産群までは歩いて30分、
近くの東武日光駅からバスも多く出ていますが歩きながらお土産探しも楽しいです。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。