Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

名鉄特急

2014-06-01 15:40:21 | 駅と鉄路




愛知県を中心に走る名鉄線の特急列車には特別車と呼ばれる有料指定席車が付いています。
常滑線を走る中部国際空港発着の特急は全車特別車で運行される「ミュースカイ」になっていますが、名鉄本線や本線と乗り入れを行う主要路線には
一部の車両のみ特別車になっています。

そのなかでも、名鉄特急には今世紀初頭に引退した名車、パノラマカーの流れをくむ前展望席の付いた車両があります。

「パノラマスーパー」の名前で登場した当初は、全車特別車の使用で両端部に展望車が付いていましたが、並走するJRが普通車に新型車両を導入して高速化を図ったことにより
有料特急は不利な状況に追い込まれます。

そのために、すべてのパノラマスーパーを特別車を2両に減らし、転換クロスシートの一般車を増結した一部特別車の編成に置き換えました。
現在では豊橋・河和・内海方面の先頭車とその後ろの車両のみが特別車です。

関西などでは追加料金不要の転換クロスシート特急を走らせ、関東では回転リクライニングシートの有料特急が走っていますが
名鉄特急はこの中間位置にいるのは中部地方ならではだと思います。

展望車両は娯楽性も高く、パノラマカー時代から人気のようです。
展望席を初めて設けたのは名鉄で、その後は小田急ロマンスカーや伊豆急リゾート21など人気の特急車両が誕生しています。

現在の名鉄展望車は運転室の上部に客室が乗る構造で、通常の客室より床が高い「ハイデッカー」式のため眺望は良い。
また、展望車の座席は階段状になっているため、どの席からも眺望が楽しめるようになっています。
ガラスは曲面一枚のため反射が少ないことも特徴です。

進行方向の展望を楽しめるのは豊橋や河和行きとして運転される列車で、逆に岐阜・新鵜沼行きの場合は最後尾になります。
乗車する場合は、自動券売機でミューチケットを購入する際、「展望席」を指定すれば乗れます。
ミューチケットは一律360円です。
小田急ロマンスカーほど倍率が高くないことも嬉しいです。










通常より高い位置に座席がるのが分かります



車内にはカーテンが付いています



シアターのような座席配置の車内



曲面ガラスは空が良く見えます



枇杷島分岐から金山付近まではJR線との並走区間



早朝の豊橋行きは朝日を望みながら進みます。



運転手さんも眩しかろう。



岐阜・新鵜沼側の先頭は一般車。



一般車も転換クロスシートで贅沢。



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