土手に咲く花たち4～エンジェルストランペット

土手に咲く花シリーズもこれでおしまい。最後の花は「エンジェルストランペット」。日本語に直訳すると「天使のラッパ」と言う大きな花だ。


●エンジェルストランペット　ナス科ブルグマンシア属
学名：Brugmansia suaveolens(=Datura suaveolens)
英名：angel's trumpet
和名：キダチチョウセンアサガオ（木立朝鮮朝顔）
別名：ブルグマンシア
原産地：中南米


このように、細長いラッパ状の花がぶら下がって咲く常緑低木。色は白、黄色、オレンジ、ピンク、赤など多彩だ。


この斜面に植えている種類はだら～んとして、今一つ「天使のラッパ」という感じじゃないな。それとも、単に元気が無いだけか？


で、この黄色いのは台所の東側に植えているもの。高さは3m近く、花の長さは30cm、直径は20cmもある。こっちの方が、まさに「天使のラッパ」という感じだ。色も爽やかで良い感じ。（たぶん、ジャマイカン・イエローという品種だろう）


エンジェルストランペットの他にも、ブルグマンシア、ダツラ（ダチュラ）などと呼ばれる事があるけど、どうも混同して使われているようだ。

正しくは、下向きに咲くのがエンジェルストランペット（流通名）で、正式名称はブルグマンシア。（これは属名から）
一方、ダツラ（ダチュラ）は上向きに咲く一年草だ。「8月27日の記事」の「毛朝鮮朝顔（アメリカ朝鮮朝顔）」もダチュラの一種。

・エンジェルストランペット→ブルグマンシア属で、花が下を向く。常緑低木。
・ダツラ（ダチュラ）→ダツラ属で、花が上を向く。一年草。


ちなみに、毛朝鮮朝顔と同様、花、根、種など全体に毒（アルカイド）がある。口や目に入らなければ大丈夫だけど、念のため触った後は手を洗っておくと良いと思う。


しかし「天使のラッパ」・・・。ああ・・吹いてみたい～！！