今回は、プリムラの中でも花びらが特に大きな品種「プリムラ・ポリアンサ」を。
実はこれ、母が買って帰った時にはすでに花びらが痛んでしおれかけていた。そのため、特価品だったらしい。
さっそく写真を撮ったのだけど、無意識に、痛んだ部分を写さないように写さないように撮っていたのに気付く。
ふと、これは「逃げ」なのかなと思った。しおれて痛んだ花びらにも、美は隠されているはずだ。それを探す努力を惜しんで、安易な方法をとっただけなのではないか・・。
「きれい」と「美しい」は、同じではないと考えている。汚くても美しい物はある。また、きれいだが美しくない物もあると思う。
例えば、生ゴミはきれいではないけど、撮り方次第で美しく見せる事ができるはずだ。・・いや、美を見出せるはずだ。それは、撮る人の目と感じ方次第だろう。
それらの被写体に真正面から向き合える日が来る事を信じて、今日も僕は写真を撮り続ける・・。
(;´・ω・`)v─~~ ちょっとかっこつけすぎたかな・・
●プリムラ・ポリアンサ サクラソウ科
学名:Primula polyantha
別名:クリンザクラ(九輪桜)
花色は、赤、黄、紫、青など。近い種類に、やや小ぶりの「プリムラ・ジュリアン」、日本原産のサクラソウに近いもので「プリムラ・オブコニカ」という種類がある。
(2006年3月13日~3月15日撮影)