ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

「アタックNo1」第1話~合宿はサバイバル

2005-04-15 | 映画、TVドラマ

「アタックNo.1」の第1話を見た。
有名なコミック&アニメをドラマ化したスポ根物。
同じく上戸彩が主演していた「エースをねらえ!」が
面白かったので、期待大。スタッフは同じだと
ばかり思ってたけど、全く違っていた。

オープニングテーマは、例の「苦しくったって~♪」
の曲を高見沢俊彦がアレンジした物。
「だって涙が出ちゃう・・」のセリフも健在。
僕らの世代にはとても懐かしいが、実は原作の
コミックもアニメも1度も見たことが無い。
なんとなくイメージとして残っているだけだ。
なので比較する事は出来ないけど、ストーリーが
分からないので逆に新鮮かもしれない。

冒頭、富士山と茶畑が見えるのどかな風景が見える。
舞台は静岡だろうか。
こずえの家の朝食シーンも平和その物で、このまま
のんびりした感じで進むのかなと思っていたのだが、
もちろんそんな訳は無い。

こずえ(上戸彩)が全国高校選抜のメンバーに
選ばれた事からバレー部の仲間と不協和音が生じる。
まだ補欠のくせに、なんであんたが・・という事か。
親友のみどり(酒井彩名)もこずえと距離を置くよう
になり、悲しむこずえ。
おなじみのパターンだが、演出がわざとらしくなく
しっかり作られているので集中できる。
みどりとは合宿に行く日のバス停で和解するのだが、
女性はああいう風にハグするシーンをよく見るけど、
男性はあまり見かけない。
やはり気持ち悪いからかな。そうだね、たぶん。

そして、舞台は全国高校選抜の合宿に移る。
強面の監督、猪野熊大吾を船越英一郎が演じて
いるけど、イメージ合ってるのかな?
なんとなくキャラが違うような気が・・。
それにしても厳しく理不尽なサバイバルゲームだ。
僕だったら初日でそうそうに帰ってしまうな。
選抜に選ばれるような者はやはり根性が違う。
スポ根だね~。もっとも、みんな帰ってしまっては
そこでドラマが終わってしまうからな。

こずえが選抜に選ばれたのは、猪野熊と富士見学院
バレー部コーチの本郷俊介(中村俊介)との間にある
過去に訳があるようなのだが、まだよく分からない。
ただ、猪野熊が本郷を憎んでいる事だけは確かだ。
これから猪野熊の無理難題をこずえがどうクリアして
いくのかが見物だ。


●キャスト

鮎原こずえ(上戸彩)
早川みどり(酒井彩名)
一ノ瀬 努(松尾敏伸)

三条美智留(遠野凪子)
八木沢 香(宮地真緒)
吉村さとみ(加藤夏希)
垣之内良子(秋山エリサ)

鮎原 亮子(岡江久美子)
鮎原 良夫(清水章吾)
 
一ノ瀬新平(竜雷太)

本郷 俊介(中村俊介)
猪野熊大吾(船越英一郎)


●リンク
アタックNo.1オフィシャルサイト


マトリックス~白眉ヒューゴ・ウィーヴィング~

2005-04-08 | 映画、TVドラマ


今更という感じもするが、「マトリックス」の感想。
先週の土曜日、TVで3度目の「マトリックス」を見た。
最初DVDで見た時は話が全く分からず、2度目にTVで
見た時もまだ所々意味が分かり難いセリフがあった。
だが正月に「リローデッド」「レボリューションズ」
を見て今回改めて1作目を見直してみると、すごく
話が分かりやすいのにびっくりした。
モーフィアスやトリニティの意味深なセリフも、
「なるほど、そういう意味だったのか。」と納得。
と言うより、2作目と3作目が難解過ぎたという事か。

全体の雰囲気と言うかカラーも2作目以降は少し違って
いる。ザイオンの人間臭い細部が描写され、1作目の
無機質でクールなイメージが弱くなってしまった。
愛とか情とかより、あのままの感じで統一した方が
良かったような・・。
1作目のラストを見て、無敵のネオが大活躍するのかと
思っていたら、そういう展開でも無かったし。

やはり、この映画はCGやアクション等のビジュアルを
見る映画だなと再確認した。
ストップやスローになり360度周りをカメラが移動する
例の映像は、数々の模倣やパロディを生んだ。
今となっては慣れてしまって驚く事は無いが、初めて
見た時は本当にびっくりした。あんな映像は今まで
見た事が無かったから。
原理自体は新しいわけではないのだけど、それを
思いつくのがすごい。

さて、この映画は濃い俳優がたくさん出演している。
モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンを
はじめ目力が強い奴が目白押しで、主役のキアヌ・
リーブスがともすれば霞んでしまいそうだ。
その中でも白眉は、やはりエージェント・スミス役の
ヒューゴ・ウィーヴィングだろう。
目と口元に異様に力がある。
ただ、悪者顔だが優秀なセールスマンになれそうだ。
あの圧倒的な顔を前にしては、断わる事はできない。

このエージェント・スミス、2作目、3作目ではさらに
重要な役になり、100人スミスなんてのも見られる。


●マトリックス(THE MATRIX・1999・アメリカ)

・監督
アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
・製作
ジョエル・シルヴァー
・脚本
アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
・撮影
ビル・ポープ Bill Pope
・特撮監修
ジョン・ゲイター
・カンフーコレオグラファー
ユエン・ウーピン
・音楽
ドン・デイヴィス
・出演
キアヌ・リーヴス(ネオ)
ローレンス・フィッシュバーン(モーフィアス)
キャリー=アン・モス(トリニティ )
ヒューゴ・ウィーヴィング(エージェント・スミス)
グロリア・フォスター(予言者オラクル)
ジョー・パントリアーノ(サイファー)
マーカス・チョン(タンク)


身代金~悪役顔のゲイリー・シニーズ~

2005-04-03 | 映画、TVドラマ
●身代金(1996年・アメリカ )

・スタッフ
監督: ロン・ハワード
製作総指揮:トッド・ハロウエル
製作: スコット・ルーディン
    ブライアン・グレイザー
    B・キプリング・ハゴピアン
脚本: リチャード・プライス
音楽: ジェイムズ・ホーナー

・キャスト
メル・ギブソン(ショーンの父、トム・ミューレン)
レネ・ルッソ(ショーンの母、ケイト・ミューレン)
ブラウリー・ノルティ(ショーン・ミューレン)
デロイ・リンド(FBI捜査官、ホーキンス)
ゲイリー・シニーズ(ジミー・シェイカー)
リリ・テイラー(マリス)

・あらすじ
航空会社のオーナーのトム(メル・ギブソン)の
一人息子ショーンが誘拐される。FBIの作戦が失敗に
終わり、トムは身代金の200万ドルを賞金として
犯人の首にかけるという危険な賭けに出た・・・。

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メル・ギブソン、レネ・ルッソという「リーサル・
ウェポン」のコンビが出ているので、なんとなく
監督はリチャード・ドナーだと勘違いしてた。
1956年の映画「誘拐」のリメイクだそうだけど、
これは見た事無いので分からない。

見るのはこれで3回目かな。
DVDで初めて見た時の事。開始20分弱でシェイカー
(ゲイリー・シニーズ)が出てきた時、内容を知って
いる弟が「こいつが犯人。」と言ったので驚いて
「言うな~!!」と叫んだのだけど、犯人探しの映画
ではなかったんだね。その後すぐに、シェイカーが
犯人の一味だとばらしてしまうシーンがある。
この映画の見所は、父親トムと犯人一味の親玉である
シェイカーとのスリリングな駆け引きだ。

父親役のメル・ギブソンはいつまでたっても若くて
変わらないな~と思っていたが、マッドマックスの頃
の写真を見ると今とはずいぶん違っていた。どうして
若く感じるのかと考えてみると、目が若いんだな。
いたずら好きな子供のような目をしている。
ハリソン・フォードも同じ目をしている気がする。
どちらも好きな俳優だ。

トムと1対1の対決をするゲイリー・シニーズがまた
良い。知的で狡猾な悪役をやらせたら天下一品だ。
しかし、この俳優はつくづく悪人顔だな。
良い人の役もけっこうやっているのだが、どうしても
”最後には悪者に豹変するに違いない”と思って
しまう。まあ、それだけ個性が強いという事か。
(「マトリックス」シリーズのエージェント・スミス
役の俳優ヒューゴ・ウィービングもかなりの悪人顔。
「ロード・オブ・ザ・リング」でも絶対裏切ると
思っていた。目と口元に異常な力がある。)

ところで、PCを始めてから映画でPCが出てくる度
ついつい見てしまうようになったのだけど、トムの
ノートも犯人のPCもMacだった。
Winじゃないなとは思ってたけど。
映画では何故かMacがよく出てくる気がする。

さて、トムは贈賄をやるような「金で何でも片を
付ける男」として描かれており、犯人が誘拐の
ターゲットに選んだ理由にもなっている。
この人間像を頭にいれると、犯人の首に懸賞金を
かけるという行為は自然な流れのように思える。
だが、自分をトムに置き換えてみると絶対あんな行動
には出れないだろう。危ない賭けに出るよりは、
確率の高い安全策を取るだろうと思う。
トムだからこその行為であり、またそのトムにしても
考えに考えた末のギリギリの決断だったのだろう。

後半、息子が殺されたと思ったトムがベランダに出て
飛び降りようとするが出来なくて、結局座り込んで
泣き崩れるシーンが出てくる。飛び降りなかったのは
たぶん社員や妻の事を考えての事だろう。
賄賂に手を染めたのも社員の事を考えての事であり、
決して金がすべてという人間ではないのだ。
彼の心情がよく出ている良いシーンだと思う。
(誰かトムを止めろよ!とちょっと思ったが・・)

細かい人間描写もよく描かれていて、展開もどんでん
返しが何度かあって飽きさせない。
見て損のない映画だと思う。


「義経」第11回~うつぼの心の声~

2005-03-22 | 映画、TVドラマ
義経様が行方不明になった藤原泰衡様を助け出した
から大きなお屋敷に移れる事になったんだ。だから
あたいも吉次さんの屋敷から移ってきたの。
うれしいよ。だって、ずっと義経様のお傍にいて
お世話が出来るんだもん。

でも、あたいがいるせいで変な噂が広まっている
らしいんだ・・。
嫁取りの話を義経様が断わり続けているのは、
あたいを奥方にするつもりだからじゃないかって。
笑っちゃうよね。あたいが奥方だなんて。
義経様には全然そんな気は無いのにさ。
あたいはただの幼なじみ。義経様のお傍にいられる
だけで幸せなんだ。ただ、それだけで・・。

でも、これ以上は義経様に迷惑はかけたくない。
だから、あたい都に帰る事にしたよ。
ここはつまんないなんて下手な嘘ついてね。
その方がいいんだ。義経様のためなんだよね。

都に帰る日、義経様や仲間が見送ってくれた。
みんな悲しそうな顔してるのに、武蔵坊だけは
ニコニコしてたっけ。
ちょっとむかついたけど、まあいいや。
でも舟が出た時、我慢できずにあたい叫んだんだ。
「ここがつまんないだなんて嘘だからね。とても
楽しかったよ。」って、泣きながら。
義経様は分かってくれてたみたい・・・。

義経様、また必ず会えるよね。都に戻ってくるよね。
その時まで、あたいずっと待ってるからね!!


●第11回「嵐の前夜」あらすじ(公式HPより抜粋)
義経(滝沢秀明)は、深い霧の中を行方不明になった
藤原泰衡(渡辺いっけい)の姿を探し求めてひとり
山奥に入り、無事泰衡を助け出して平泉に連れ帰る。
義経は、秀衡(高橋英樹)から『なぜ自分の命令に
背いて泰衡を助けに行ったのか』と問われる。義経の
返答を聞いた秀衡は、その洞察の深さや心根にいたく
感じ入る。
人並み外れた度胸と知恵で泰衡を助け出した義経の
武勇伝は、またたく間に平泉に広まり、豪族たちは
こぞって義経へ嫁取りの話を申し込むが、義経は
なぜかその申し出を断る。ある日、義経のもとに
佐藤継信(宮内敦士)の弟・忠信(海東健)が訪れる。
義経が結婚を断った女について『その女のどこが悪い
のだ』と詰め寄ったのだった。うつぼ(上戸彩)は、
そんな義経を巡る周囲の変化を感じ取り、自分が傍に
いると義経の迷惑になることをを悟り、義経のもとを
離れて京に帰る決心をする。


●関連過去記事
久々に大河ドラマを見る
「義経」オフコースなり
まだ見続けているTVドラマ

●リンク
大河ドラマ「義経」公式HP


「富豪刑事」と「ごくせん」最終回の感想

2005-03-21 | 映画、TVドラマ
●「富豪刑事」最終話

今回は夏八木勲の出番が多そうだったのでかなり
期待していたのだが、正直がっかり。
確かに途中までは良かったのだ。
いつもよりシリアスな展開で話が進み、焼畑署捜査係
の心が一つになり一気に盛り上がるかと思われた。

が、クライマックス辺りで松崎しげると及川光博が
愛のメモリーを交互に歌い始めた所で興醒め。
展開もなんだかコントを見ているような感じ。
さらにトラックに積まれた札束が風に舞い飛び、
世界中が大騒ぎというオチには愕然とした。
う~、悪夢を見ているようだ。

●「ごくせん」最終話

予想外の展開があるのかと思っていたが、極めて
オーソドックスな内容だった。
1作目の最終話と大して変わらないような気が・・。
まあ、破綻も無く、うまくまとまってはいたけど。
どうせなら、1作目のようにラストで登場人物全員で
走っておしまいという風にしたら良かったかも。

さて、今回良かったのが猿渡教頭役の生瀬勝久。
生瀬さんは面白いね。三枚目もシリアスな役も
こなせる名脇役だ。
仲間由紀恵とは「TRICK」からの共演だが、つくづく
名コンビだと思う。「ごくせん」最終話ラストでの
おまけシーンなんか、まんま「TRICK」だったし。
なんか、「TRICK4」が見たくなってきた。

それにしても、どうもTVドラマの最終回はがっかり
する事が多い。過度に期待しすぎるせいだろうか?


●関連過去記事
今後が楽しみ「富豪刑事」
「ごくせん」リターンズ
まだ見続けているTVドラマ
富豪刑事第9話=スクールウォーズ
ひさびさ「ごくせん」第9話

●リンク
「富豪刑事」公式HP
「ごくせん」公式HP
「TRICK」公式HP


グラディエーター~ある剣闘士の回想~

2005-03-19 | 映画、TVドラマ
我が名はアエリウス・マキシマス。
かつては大ローマ軍の将軍であり、マルクス・
アウレリウス・アントニアヌス皇帝に忠誠を誓う者。

ゲルマン人との決戦に勝利した後、マルクス陛下は
子息であるコモドゥスの資質を憂い私に後事を
託された。ローマは民衆の手に戻すべきだと。
だが、あろう事かコモドゥスは実の父である陛下を
亡きものにし、自ら皇帝の座についたのだ。
私は危うく処刑されかけ、故郷で待つ妻と子は
親衛隊の手により命を奪われた。

絶望と疲労の末に倒れた私は奴隷商人プロキシモに
拾われ、剣闘士として静かに復讐の機会を待った。
一体どれだけ闘ってきたのだろうか。
対戦相手を倒し続けてきた私は名を上げ、ついに
ローマの巨大コロシアムで闘う事になる。
コロシアムでの初めての勝利の後、仇敵コモドゥスと
対面した私の中で再び復讐の炎が燃え上がった。
やっと仇を討つ機会がが巡ってきたのだ。

正体を知ったコモドゥスは策を巡らし闘技場で命を
奪おうとするが、私は勝ちつづけ民衆の支持を得た。
その後コモドゥスの姉ルッシラの助力で反乱の計画を
立てるも、コモドゥスに漏れたために多くの仲間が
命を落とし私自身も捕らえられてしまう。
もう駄目なのか・・・。

だが、おいそれと私を処刑出来ない事に業を煮やした
コモドゥスは、自ら直接対決するという行動に出た。
卑怯にも、私のわき腹を刺し、鎧で血が観衆に
分からないようにした上で。

出血で意識が薄れる中、私は彼と闘い勝利した。
すべては終わったのだ。
ああ・・緑の草原の彼方で妻と子が手を振っている
のが見える。ようやく懐かしい我が家に戻れる日が
やって来たようだ・・・。
妻と子の待つ懐かしい我が家へ・・・・・。


●グラディエーター/Gladiator(2000年・アメリカ )

・スタッフ
監督: リドリー・スコット
製作: ダグラス・ウィック
デイヴィッド・フランゾーニ
ブランコ・ラスティグ
脚本: デイヴィッド・フランゾーニ
ウィリアム・ニコルソン
撮影: ジョン・マシーソン
音楽: ハンス・ジマー

・キャスト
ラッセル・クロウ(マキシマス)
ホアキン・フェニックス(コモドゥス)
コニー・ニールセン(ルッシラ)
オリヴァー・リード(プロキシモ)
リチャード・ハリス(マルクス・アウレリウス)
デレク・ジャコビ(グラックス)


ひさびさ「ごくせん」第9話

2005-03-12 | 映画、TVドラマ
先週、先々週と見逃したので、2週間ぶりの
「ごくせん」だ。

前半はホワイトデーをネタにしたおなじみのコント。
久美子(仲間由紀恵)の一人妄想や、必死すぎる
馬場先生(東 幹久)が相変わらず笑える。
また、てつとミノル(内山 信二)の
「ホワッツ マイケル?」「ニャ~」
ってのにも大爆笑。懐かし過ぎる。
てつ(金子 賢)が久美子のために作ったハート型の
たこ焼きは、ちょっと食べてみたくなった。
それにしても、てつは報われないね。てつの想いが
久美子に届く日には無いと見た。

さて、今回は竜(亀梨和也)と警察庁のえらいさん
である竜の父・小田切信也(宅麻伸)との親子関係が
メインテーマ。

こういう頭ごなしに押し付ける親というのは
どこにでも居るけど、やはり子供の意思を無視する
のはいけないね。やはり、子供の事を理解しようと
努力はするべきだと思う。
ただなかなかこのドラマのようにうまくはいかない。
教師は生徒の家庭の事に口出ししにくい物だろうし、
そうしようとする先生も少ない。
たとえ周りが言っても、こういう親は聞こうとしない
気もする。

この話の解決は次回に持ち越しかと思ってたら、
あっさりと竜の父が物分かりの良い親に変身。
ちょっと肩透かしだったけど、そんなに無理やりな
感じを与えないのは演出のうまさか。

ああ、やっぱり来週最終回なんだな。残念。
90分スペシャルで、いよいよ理事長の黒川 銀治
(井上 順)との対決となりそうな感じ。
今度は見逃さないようにしないと。


富豪刑事第9話=スクールウォーズ

2005-03-11 | 映画、TVドラマ
昨日の「富豪刑事」は、なんとあの往年の名作
「スクールウォーズ」のパロディでした。
いや~、懐かしい。TV版ずっと見てたんですよね。
サブタイトルの「泣き虫先生の7年戦争」の通り、
やたら山下真司が泣くんですよ。
(ちなみに「スクールウォーズ」というタイトルは
映画「スターウォーズ」から取ったそうです。)

元々のレギュラー山下真司に加えて強豪ラグビー部の
コーチ役に松村雄基。
ホステスのママ役で岩崎良美(久しぶり)。
最初に襲われた太ったコーチも見たような気が・・。
イソップも出るかなと思ったけど、出ませんでした。
「ヒーロー」もBGMとしてけっこう使われてたけど、
少しパートが短かかったですね。
麻倉未稀のボーカルが聞きたかった。

最後の方で山下真司が「俺は今からお前たちに・・」
の後、「殴られる!」と続けたのには笑いました。
殴られるの?殴るんじゃないの?(笑)

ちょっと残念だったのが、ラスト松村雄基が犯人で
捕まるのですが、最後まで罪を悔いる事無く、
すさんだままだった事。
「俺が間違ってたよ。」とか言って山下真司と一緒に
泣き出すという終わり方を期待していたんですが。
もっとパロディとして徹底してくれると嬉しかった。

さて、最近テンポも良くなり面白くなってきた
「富豪刑事」ですが、次回で最終回なんですね。
夏八木勲の怪演ももう見られなくなるのか・・・。
もう少し見てみたかった気がします。
もしパート2を作る時は脚本だけじゃなくて、監督も
「TRICK」の「堤幸彦」にやってほしいですね。


アイ・アム・サムを見て

2005-03-05 | 映画、TVドラマ


I am Sam / アイ・アム・サム(2001年・米)
監督・共同脚本・製作:ジェシー・ネルソン
出演:ショーン・ペン、ダコタ・ファニング、
ミシェル・ファイファー、ダイアン・ウィースト

知的障害を持つ父親サム(ショーン・ペン)と
その娘ルーシー(ダコタ・ファニング)との
愛情あふれる物語。ビートルズの曲が良い感じで
使われていて、効果を上げています。

もう、最後まで涙が流れっぱなしでした。
「ライフ・イズ・ビューティフル」や「レインマン」
もそうですが、親子愛、家族愛をテーマにしたもの
には弱いです。
冒頭、サムがルーシーの母親に逃げられて途方にくれ
立ち尽くすシーンで、すでに感情移入してました。

サムは7歳程度の知能しかなく、度々失敗しては周りの
人間を困らせますが、性格が良いので憎めません。
ショーン・ペンの熱演が光ります。
それ以上に素晴らしいのがルーシーです。
ダコタ・ファニングがびっくりするぐらいの演技力で
父親を想い気遣う娘を演じ切ってます。
自分の知能が低い事をルーシーにあやまるサムの手を
握って「いいの・・・」というシーンや、サムには
難しい絵本を「これあまり好きじゃないの」と言って
閉じようとするシーンなどは、痛いほどルーシーの
気持ちが伝わってきました。

また、サムとルーシーを取り巻く人達が良い人ばかり
でうれしくなってきます。
お向かいのアパートに住む元ピアニストのアニー
(ダイアン・ウィースト)、同じ障害を持つ心優しい
4人の友人達、コーヒーショップの店長・・・。

アニーは最初、嫌々二人の世話を焼いていたのかと
想っていましたが、どうやら彼女も心に傷を持って
いたようですね。後に裁判で証言する場面でそれが
分かってきます。彼女にとって証言台に立つのは
かなり勇気がいる事だったでしょう。
また映画オタクの友人イフティ(ダグ・ハッチソン)
はどこかで見た事あるなと思っていましたが、
「グリーンマイル」のあの嫌な看守でした。
今回は打って変わって良い役どころです。

さて、サムとルーシーは幸せに暮らしていましたが、
ルーシーの7歳の誕生日パーティーでの出来事が
きっかけで離れ離れになり、養育権を剥奪されそうに
なります。(このパーティーでサムは、ルーシーが
友達に「本当のパパじゃない」と言っていた事を
知ります。もちろん本心からではないと思いますが、
サムにとってはかなりショックだったでしょう。)

裁判を起こすためにサムは弁護士を雇おうと
しますが、運悪くサムの弁護を無料で引き受ける事に
なってしまったのがやり手の弁護士リタ(ミシェル・
ファイファー)。
彼女は初め同僚への見栄だけでサムの弁護をやって
いるのですが、サムの人柄やルーシーとの深い絆を
感じていくにつれて心から二人のことを考えるように
なります。夫や子供との関係がうまくいってなかった
リタはサム達に逆に癒されていたんですね。
リタが自分の悩みをサムに打ち明けてサムにハグ
される場面では、リタの内面が変わり鎧が取れたのが
良く分かります。

裁判は続きますが、依然として形勢は不利です。
その内にルーシーの里親になりたいという夫婦が現れ
ルーシーはその夫婦の家で生活する事になります。
週2回の面会日を心待ちにし、楽しそうに話すサムと
ルーシー。(会えない日、サムが木の上に登って
飛ばした紙飛行機を、ルーシーが気付いてそっと服の
中に隠すシーンはとても好きです。)
奥さん(ローラ・ダーン)はルーシーになついて
もらいたくて愛情を注ぎ込みますが、ルーシーは
一向になついてくれません。しまいには夜中に
抜け出してサムのアパートに行くようになります。
なので、奥さんはサムにあからさまな敵意を表し続け
ますが、やがてルーシーのサムへの想いを理解して
サムのために証言するとまで言ってくれるのです。
この人もやはり良い人でした。

映画の最後、ルーシーが出るサッカーの試合で審判を
する楽しそうなサムの姿が出てきます。
ルーシーがゴールしたのを見て子供のように喜び、
抱え上げて走り回るサムと子供達。
観客席にはこれまで二人を見守ってきた人達が、
やはり楽しそうに観戦しています。
はっきりとは裁判の結果は語られていませんが、
2人がずっと一緒に過ごせるようになった事だけは
間違いありません。

サムとルーシーに幸あれ。


ターミねーちゃん3

2005-02-26 | 映画、TVドラマ
ジェームズ・キャメロンが監督だと思ってたら、
変わってたんだ。
悪い評判を聞いていたので心配だったけど、
そんなに言うほどひどくは無かった気がする。
そこそこ楽しめた。

CGなどの特殊効果は良く出来ているし、
カーアクションも派手で見応えがあった。
T-Xの仕掛けも面白く、首がぐるりんと回ったり
足が後ろに曲がってシュワちゃんを締めつけたり。
対向車などに度々ぶち当たって「カンッ」とか
「キンッ」とか音がするのもなんか間抜けで笑った。
どんなにやられても無表情。

あと、シュワちゃんが現代にやってきて例のごとく
男から服を取り上げるのだが、ポケットから
取り出したサングラスが・・・。(笑)

さて、展開に関しては前半は悪くは無かったのだが、
後半はなんだか今一つ。急に話が薄っぺらくなった。
世界中で機械の反乱が起こっているはずなのに、
窓から見える炎上するビル群を少し映しただけで
なんだか実感がわかないとか・・・。
近所でしか起こってないような感じ。

次にキャストだが、ジョン・コナーが情け無さ過ぎ。
何であんな俳優を使うんだ?
あれでは地球の未来は任せられないぞ。
また、前作であったターミネーターと
少年ジョン・コナーとの、父と息子の関係を思わせる
心の交わりみたいな物が全く無く人間関係が希薄だ。

シュワちゃんもキャラが立ってなく中途半端な感じ。
T-Xは悪くは無かったと思うが、前作のT-1000の方が
強そうに思える。

あれ?最初にそんなにひどくは無いと書いたのに、
なんだか悪い所の方が多くなってしまった。はて?
まあ、CGやアクションを見るだけでも楽しめるかと。

ところで、「ターミネーター4」には
「ターミネーター3」のメイン・キャストはまったく
出演しないらしい。他の俳優はともかくシュワちゃん
さえも出演しないとの事でがっかり。
(知事の仕事が忙しいらしい)