サクランボの木の横に植えている「コムラサキ(小紫)」の実がきれいに色付いて、今まさに見頃だ。
●コムラサキ(小紫) クマツヅラ科
学名:Callicarpa dichotoma
別名:コシキブ(小式部)
9月初め頃の実。この頃は薄い緑色をしている。(9月13日撮影)
徐々に緑がかったクリーム色に変わり、ピンク、赤紫へと変化していく。(10月2日撮影)
こんな感じで、鈴なりに並んで実を付ける。直径は5mmぐらいかな。(10月2日撮影)
すっかり熟した実たち。食用の記述は見つからなかったので、たぶん食べられないと思う。でも、ブドウみたいでうまそう。(10月10日撮影)
下の写真3点は、定点撮影したもの。
(10月2日撮影)
(10月6日撮影)
(10月10日撮影)
同じく紫の実を付けるものに「ムラサキシキブ(紫式部)」という近い種類があるけど、どうも小紫と紫式部を混同している場合が多いようだ。小紫を紫式部と呼んでいる記述をいくつか見かけた。「紫式部」は山野に自生し実の付き方がまばらで少ないのが特徴。やはり実がたくさん出来る「小紫」の方が見映えが良い。ちなみに、実が白い「シロシキブ(白式部)」というのもある。
●ムラサキシキブ(紫式部) クマツヅラ科
学名:Callicarpa japonica
別名:ミムラサキ(実紫)、コメゴメ
●シロシキブ(白式部) クマツヅラ科
学名:Callicarpa japonica f. albibacca
ところで紫式部と言えば源氏物語を書いた人だけど、何か関係があるのかな?