3月の終わり頃、我が家に赤い頭の鳥がやってきた。
鳥だとばかり思っていたその生き物は、くちばしを徐々に開き始めたかと思うと・・。
ヒトデに姿を変え・・。
最後には深海魚に変化した。
いつのまにか数も増え、玄関を所狭しと泳ぎ回る深海魚たち。
それにしても、世の中には変わった生き物がいるものだ・・。
オダマキには大きく分けて、山野草扱いされるアジア原産の種類と、多年草扱いされる西洋オダマキがあるが、園芸品種が増えて両者の境界は無くなりつつある。
アジア原産の種類には「ミヤマオダマキ」や「ヤマオダマキ」などがあり、草丈の低い種類が多い。
また西洋オダマキには、「カナダオダマキ」、「アクイレギア・ブルガリス」、「クリサンサ」など多数の園芸品種があり、花色も多彩だ。
今回載せた家のオダマキは、西洋オダマキの一種だと思われる。
外側にある赤い色の5枚は花びらのように見えるが顎で、内側にある白色の5枚が本当の花弁だ。
ちなみに名前の由来は、紡いだ麻糸を丸く巻いたものを「苧環(おだまき)」と言い、それに花の形が似ているから。
●オダマキ(苧環) キンポウゲ科オダマキ属
学名:Aquilegia flabellata
英名:Columbine
別名:アキレギア(Aquilegia)、イトクリソウ(糸繰草)
原産地:日本
花色は、紫、白など。
●セイヨウオダマキ(西洋苧環) キンポウゲ科オダマキ属
学名:Aquilegia hybrids
英名:european crowfoot
別名:アキレギア(Aquilegia)、アクイレギア
原産地:アメリカ、ヨーロッパ
花色は、赤・桃・青紫・黄・白・黒など。八重もある。
●ヤマオダマキ(山苧環) キンポウゲ科
学名:Aquilegia buergeriana
(2006年3月25日~4月4日撮影)