採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

夏休みのお出かけ~銀座

2015-12-14 | +国内

今頃ですが、夏に母と都会に出かけたときのことです。

=====

東京ミッドタウンの次は銀座に行きました。
 

ウルトラ植物博覧会

お目当ては、ポーラミュージアムアネックスの「ウルトラ植物博覧会」。
植物ハンターの西畠清順氏のプロデュースによる植物展です。

TVの取材が来ていました。タレントさんが説明を受けていました。よく分からないけれど、榎木孝明氏だったかも。 

ウルトラ植物博覧会

ライオン殺し。
ひっつき虫どころではなく、葉っぱを食べに来た動物の口や足に刺さって怪我をさせてしまうほどだとか。もしその動物が死んだらそれを養分にするという凶悪犯。 
係りの人がそばについていて、触れるようになっていました。 


ところで、会場の設営方法がちょっと変わっていました。
・パンフが配られ、そこに植物の位置図と番号があり、番号順に名前や解説がある。
・植物のそばには番号も名前もない。
・会場全体が薄暗い。(植物の保護のためかもしれないけれど)
・薄暗い割りには、パンフの字が小さい。
 (私は辛うじて読めましたが、母は眼鏡をかけないと読めない状態でした)
・根元には植木鉢が見えないように白い布がかけてある。
・植物にかぶせるため、布には一文字の裂け目が。

オシャレな銀座で展示するためにいろいろ考えたのかもしれませんが、全体的に賛同できませんでした。
私の希望は、
・植物のそばには番号と名前を
・会場をもっと明るく
・パンフの字をもっと大きく
・どんな土に植えてあるのかも、情報のひとつだと思うので、そこも見たかった。
もし隠したいのであれば、植木鉢の土のところに木片を敷き詰めるとか、植木カバーを統一した感じにするとかすればいいのに。白い布に一文字の裂け目があってそこがほつれているのが気になった。
もし布をかけたいのならば、ほつれの出ない布にして、裂け目を裏側からテープとめて、完全に裂け目が目立たないようにするというのはどうだろうか。


写真はOKなので、いくつか撮ってきました。 

ウルトラ植物博覧会

オサメユキ(サトイモ科)。
インドネシア原産で、気まぐれに白い葉っぱを出すそうです。
ポトスに似ているなあと思ったら、ポトスもサトイモ科なのだそう。へえ~。
 

ウルトラ植物博覧会

アルガンツリー。
この果実の種の仁を絞るとアルガンオイルがとれます。
トゲが多く摘み取りは出来ないため、自然落果したものを収穫するのだそうです。
これはまだ苗木ですが、6~8mくらいに大きくなるようです。 

ウルトラ植物博覧会

多肉植物っぽく見えますが、マダガスカルのキョウチクトウ科の植物。
このトゲトゲは幹のようで、ここから葉っぱがひょろりと出るようです。

ウルトラ植物博覧会

奇想天外(ウェルウィッチア)。
2枚の葉っぱを延々と伸ばし続けるというので有名ですよね。

ウルトラ植物博覧会

南アフリカ原産で、本国でも厳重に保護されている植物だそうです。ソテツ科。
野球ボールくらいで20万円だそうだけれど、どこがそんなに魅力なのか・・。
トゲトゲしてちょっとカッコイイけど、なんか痛そうだし、別に(私は)欲しくはないかな・・。

ウルトラ植物博覧会

セーシェル諸島原産のフタゴヤシ(オオミヤシ)。
このセクシーな形状の実にはみんな魅了されるらしく、原産地では保護されているものの、密猟されてしまったりするとか。
外皮つきの状態で長径40~50cm前後、重さは20~30kgにもおよび、こんなにも重く大きな椰子の実が高い木の上にいくつもなるそうです。この実は、結実してから成熟するまでに7年~10年、種子が発芽するのにも数年(2~3年前後)、毎年一枚ずつ葉を出し、開花までは25~30年もかかるのだとか。
現代ではこの丸のままの形を生かして装飾などにするので食べることはほとんどないようですが、若い実の内部のゼリー状の部分は食べられる、と読んだことような気がします(『フルーツハンター』)。
切ってしまったら勿体ないし、ま、見て楽しむものですね。 

ウルトラ植物博覧会

フェロカクタスというサボテン。
痛そう。 

ウルトラ植物博覧会

野生種のオリーブ。
葉っぱは通常の5分の1程度だけれど、ちゃんと実をつけて、オイルも絞れるようです。実のサイズは不明です。

ウルトラ植物博覧会

ブラジル原産のジャボチカバ。
木の幹に直接くっついた果実は、ぷわっと蜜がふくらんだよう。
この果実はとても美味しいのだそうです。
せめて爪でつついて汁だけでも味見を・・という誘惑を必死でこらえました。 

ウルトラ植物博覧会

ガラパゴスウチワサボテン。
イグアナなどに食べられないように、上方向にのびる性質だとか。
下の葉は、針がたわしのように密集してとても痛そう。
珍しいかもしれないけれど、余り美しくはないです。 

ウルトラ植物博覧会

メキシコ原産。
シュロのなかま(ヤシ科)かと思いきや違います。クサギカズラ科、キジカクシ科、またはユリ科という説があり、分類未定のようです。
太い幹に繊細な葉っぱがすっきり広がって、今回の展覧会の中ではとても好きなもののひとつでした。

ウルトラ植物博覧会

イエメン産、キョウチクトウ科の、砂漠のバラ。
つけ根がボールのように丸いです。
水や養分を蓄えるしくみかも。
銀色の樹皮とピンクの花も美しいです。 

ウルトラ植物博覧会

矮性のバナナ。
人の背丈ほどで実をつけるとか。
味はどうなんでしょうね。 

ウルトラ植物博覧会

アンデス山脈産、アナナス科のプヤ セルーレア。
銀緑色の葉っぱは、色は綺麗だけれど、トゲが痛そう。 

ウルトラ植物博覧会

ヤマノイモ科のメキシコ亀甲竜。
このゴツゴツしたものは、芋?
検索すると、まん丸くて綺麗に亀甲にひびわれたものもあります。育てている方がけっこういるようです。
なんともいえない存在感で、以前貰った宇宙芋(ムカゴ、エアーポテト)のことを思い出しました。

ウルトラ植物博覧会

マダガスカルの太二つ葉金棒(ふとふたつばかなぼう)。
幹から可愛いハート形の葉が直接生えていて、丸太の上を葉切りアリが行列している様子なのだけど、実はトゲだらけ。痛そう。

ウルトラ植物博覧会

こちらもマダガスカルの「アアソウカイ」。
Wikipediaによると、和名のアアソウカイ(亜阿相界)は、原産地のマダガスカルが、アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境界であることに由来するそうです。小説家でサボテン研究家の龍胆寺 雄氏の命名。 
痛そう、痛そう、痛そう・・・・。 

ウルトラ植物博覧会

こちらもマダガスカル産。バオバブ(wikiへ)。
こういう小さな盆栽バオバブもいいけれど、アフリカに生えている巨木は、格別ですよね。もっともっと長生きして、今生えている若木も、さらに大きくなってね・・・。

ウルトラ植物博覧会

おお!仏手柑!
以前買ったことがありますが、中には果肉らしきものは全然ありませんでした。
不思議な果物です。 

ウルトラ植物博覧会

シダ植物の一種のイワヒバ。
もじゃもじゃと毛むくじゃらで、間違えて洗濯してしまったカツラみたい。
こういう室内で見るにはあまり美しくはありませんが、しっとりとした環境におけば、馴染むのかな。
 

ウルトラ植物博覧会

マレーシアなどに生えているソテツワラビ。
展覧会ポスターの中央に、葉っぱの生えた写真があります。くるりんとしたワラビの芽がこの先端から生えている様子は、手塚治虫のマンガに出てくる宇宙生物のよう・・。

ウルトラ植物博覧会

メキシコ産、リュウゼツラン科のユッカ・ロストラータ。
ふさふさとした毛並みと枝のカーブの具合が、動物のナマケモノがぶら下がっているみたいで気に入ってしまいました。 

ウルトラ植物博覧会

気に入ったのでもう一枚。
一般家庭の庭には無理そうだけれど、広々した公園にあったら、絵になりそう。
それにしても、こんな大きな物どうやって搬入したのだろう・・。 

ウルトラ植物博覧会

展覧会の後は、母が予習しておいてくれて、ローズベーカリーというカフェに行ってみました。

ウルトラ植物博覧会

ドライフルーツたっぷり、ずっしり系のヴィーガンケーキ。
デーツが入っていました。
卵や乳脂肪は入っていないはずだけれど、美味しかった。 

ウルトラ植物博覧会

チョコレートブラウニーだったかな。
こちらも濃厚で美味。

ガトーショコラぽいものは大好きなので、外食する機会があるとつい頼んでしまったりしますが、要するに濃厚チョコ味なので、自分で作ったものと、それほどは違わないです。
自分で作れないようなものにチャレンジするべきかも。 

この建物はエアコンがしっかり効いていて、たっぷりしたアイスティーが寒くて飲みきれないほどでした。 

 

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台湾2015:白柚、麻豆文旦

2015-12-10 | +フルーツ

10月下旬に台湾に行った際は、白柚(パイユゥ というような発音)のシーズンでした。
 

白柚
台南郊外の道ばたには、直売所が林立しています。
この季節に行くことはあまりないので、こんな光景は見たことがないです。
白柚は、生のものを食べたことがなく、このチャンスに是非味見してみたいもの。
友人におでかけに連れていって頂いた際に、1個プレゼントして頂きました。(Thank you, Ruby!) 
白柚

ナイフは持参していたので、ホテルにて味見。
 

白柚の特徴は・・・

・皮はいい匂い。白いところを舐めてみたが、あまり苦味はなさそう。ピールにもよさそう。
 (ピールにする際は、表面のツルツルした部分は剥いた方がよさそう)
・砂じょう(小さなツブツブ)がぽろぽろとくずれやすく、また比較的皮が薄い。
 そのため、袋から取り出そうとすると、バラバラに崩れて汁で手が汚れる感じ。
 (文旦はツブツブが固めでみっしり密着しており、手が汚れない)
・味は、酸味は予想外に少ない。日本の晩白柚はもっと酸っぱかったような・・。
 ツブツブが柔らかでみずみずしいので、食感としてはグレープフルーツのよう。
 グレープフルーツから酸味とほろ苦さを抜いて、やや水っぽくしたような感じかな・・。
 ジュースにすると、このみずみずしさとさっぱり感は丁度よさそうです。
 (以前ジュースは飲んだことがあり、美味しかったのです。)

ベストの白柚がどんな味かは分かりませんが、今回食べてみた白柚は、黄色い柑橘の中ではインパクト弱めの味でした。
でも、もし機会があったら、また買って皮をピールにしてみたいです。
皮の白いところの味も、日本の晩白柚とは随分違って、くせが弱めの印象でした。
ピールは作りやすいかもしれません。


台湾の文旦 こちらは台湾の文旦(麻豆文旦 マドゥブンタン)。
てっぺんがむっくり尖っているのが特徴です。
(日本のはここまでは尖っていないですよね)
なんと、10月下旬はもう文旦シーズンは終わりなのだそうです。
前に調べたときの情報だと、成熟期は9月上旬!)
店頭にはほとんどなくて、お友達が家に買い置きしてあったものを分けて下さいました。(Thank you, Ruby!) 

日本だと文旦のシーズンは2月頃。
10月末で、もうシーズンが終わっているなんて、季節感が全然違います。
冬の寒さでおいしく熟すのかなー、なんて思っていましたが、文旦の木にとって寒さはむしろ迷惑で、あったかければむしろその方がよく育つのかも・・。

麻豆文旦は、白柚とは違ってツブツブがシッカリしてパリッとした食感。ここは日本の文旦とほとんど同じです。
でも味が微妙に違います。 
ほとんど酸っぱくない・・・。とっても甘いです。
収穫後、一ヶ月半ほど経っているとはいえ、日本のものよりも酸味がない気がします。
(やっぱり日本は寒さも厳しいし、酸っぱくなるのかしら??)
そしてほろ苦さの感じもちょっと違いました。 

でもとっても好みの味。 
余りに美味しくて、皮を剥いて、果肉の様子を写真に撮るのを忘れてしまいました。
(白柚より文旦が好み!)


台湾には「西施柚」や「樟柚」、「斗柚」など、まだまだ、知らないざぼん類が沢山あります。
(以前まとめたのでよかったらこちらをどうぞ) 
いつかこれらも食べてみなくては・・。 



■参考情報
台湾のざぼん類まとめ (当ブログ) 
中国語サイトを日本語訳してみました。
実際の大きさにあうように写真を拡大・縮小してレイアウトしてあります。PCならそれなりに表示できると思います。

台灣柚類品種果實特性介紹

阿州水果行(果物屋さん) の 文旦のページ  

台湾農業委員会 柑橘館  

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富山旅行:スーパーで見かけたもの

2015-12-09 | +国内

富山旅行の際、miyakoさんが地元資本のスーパーマーケットに連れて行って下さいました。
(miyakoさんと息子さんは釣りで何度か富山に来たことがあるのだそうです)
みんな食材に興味があるので、旅先でのスーパーマーケットは重要な楽しみのひとつです。 

面白いものほど写真を撮り忘れてばかりでなのですが、いくつかは撮ってありましたのでご紹介します。 

富山のスーパー

上市町(かみいちまち)はおいしい里芋が特産のようです。けっこういいお値段ですよね。
主力品種は『大和』で、「つるぎさといも」というブランドで売り出しているようです。
富山の郷土料理にも、里芋のおやき、里芋のごまあえ、里芋の田楽、いもおはぎ(いもかいもち)、など里芋を使ったものがいくつもあります。

最近開発された商品として、里芋をを練り込んだ餡を使った里芋あんぱんがあるとか。台湾では里芋餡はよくありますが、日本では餡にするのは珍しいですよね。(ごはんと搗き混ぜたり、小麦粉を練り込んで「皮」に使うことの方が多い気がします)

富山のスーパー

レンコン。
石川県産のは、茨城県産の1.7倍のお値段。
茨城もがんばれー。

富山のスーパー

鮮魚コーナーは大変な見応えでした。
duckbillさんは釘付け。
アオリイカ、美味しそう~。
ヤガラという珍しい魚も(1パックですが)入荷していました。 

富山のスーパー

かぶら寿司、有名ですよね。
(高級品で、あまり食べたことありませんが)
こうやってお総菜コーナーで少量、気軽に買えるなんていいなあ。

富山のスーパー

こちらはカブを使っていない、飯寿司的な感じでしょうか。
これも美味しそう~。

富山のスーパー

富山といえば昆布(?)。
お総菜コーナーに昆布巻きが。
真空パックの昆布巻きは、たまに見かけますが、こんな風に売られているのはうちの地元ではない気がします。

(写真あとで)

お餅にも昆布を入れるようです。
細切りの昆布を混ぜ込んだ、「昆布餅」。
参考になるかも、とひとつ買ってみました。
母に味見してもらおう。 

富山のスーパー

おお、これが!
今年のお正月、母が作ってくれた、寒天のお総菜が売っていました。
かき玉のお吸い物を固めたようなものです。
母が学生の頃、金沢の下宿屋のおばさんが作ってくれたそうです。
母以外食べたことがないので、我々は「ふーん、サッパリして美味しいね」、という感想でしたが、母によるとオリジナルはもっと違う味なのだとか。
買って味見してみたかったです。 

富山のスーパー

よもぎ餅に、ささぎ豆をひっつけた「ささぎ餅」。
中にはあんこなどはなく、甘さ控えめで塩味の利いたお餅だそうです。
(本来は初夏のお餅のようです)
あんこと違って豆のホクホク感がしっかり感じられそうです。 


北陸新幹線で行くと、上野から富山は、結構近くでした。
今回はみんなで外食したのですが、スーパーでお刺身やらお総菜やら色々買い込んで、ホテルピクニック、みたいなこともやってみたいです。
ダンナサマへ:そのうち一緒に行ってみましょうね。 

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オレンジケーキ

2015-12-08 | +お菓子(西洋)

(しばらく前のことですが)清見オレンジピールの瓶詰めを開けて、干しました。
清見オレンジの皮は、厚さは薄くてチョコがけにはあまり向かないのですが、濃いオレンジ色でいい香りがします。
トリュノワに入れるのに丁度よいです。
ところが、トリュノワの完成後、刻んで計量までしたピールの袋を発見。 おおっと。

折角なので、オレンジケーキを作ることにしました。

■■オレンジケーキ 
(デフェール安倉雄二氏のレシピ)
■材料(パウンド型7分目くらい4本分。)
バター  368g
塩 4g
バニラビーンズ さや10cm分
フェンネルシード 適量 (もとのレシピにはないが入れてみた)
卵黄 128g
卵白 192g (卵黄+卵白=320g)
上白糖  192g
オレンジピール(スライス)  640g (もっと少なめ。微塵切りにした)
ドライアプリコットモドキ(自家製梅シロップの梅を干したもの)細切り    150gくらい?(もとのレシピにはなし)
(オレンジの皮 1.5個分  入れなかった)
グランマニエ 64cc (今回はコアントロー使用)
薄力粉    256g
アーモンドパウダー 128g  (粉:アーモンド=2:1)
ベーキングパウダー  10g
グランマルニエ 仕上げに塗る用

■作り方
(1)オレンジピール、すりおおしたオレンジ皮、グランマニエをよく混ぜておく。小麦粉、アーモンド粉、BPはあわせてふるう。
(2)バター、バニラビーンズの種、塩を泡だてる。卵黄も3~4回に分けてゆっくりよく泡だてる。
(3)卵白と砂糖の全量で、つのの先がおじぎする状態までよく泡だてる。
(4)バターに、オレンジピールを混ぜる。
(5)メレンゲの半量、ふるった粉類全部、残りのメレンゲの順に加え、その都度よく混ぜる。最後につやと粘りが出るまでしっかり混ぜる。
(6)型に入れ、170度で50分焼く。焼き上がったらすぐにグランマルニエをハケで塗る。

 
砂糖はバターには入れず、卵白の方に全部使うところや、バターと卵黄の生地に、まずオレンジピールを全量混ぜてしまうところなど、混ぜ方が独特のように思いました。
(普段は、砂糖はバター生地とメレンゲ、半々、またはバターの方にやや多めに使っています。
ドライフルーツを混ぜるタイミングも、バター生地に、メレンゲ、粉類を半分くらい混ぜた後くらいに、ドライフルーツに粉をまぶすようにして入れています。) 

 

オレンジケーキ

出来上がりはこちら。
具には小麦粉をふるっておく、というレシピもありますが、これはバター生地に直接ピール類を練り混ぜてぎょっとしました。
とはいえ具が沈まずに綺麗に出来ました。 

オレンジケーキ

4本つくり、3本は台湾に持参。
1本は味見のため、うち用。

すぐ食べない分は、二きれずつパックして冷凍しました。


バター、卵、粉類、砂糖の比率が、1.15:1.0:1.2:0.6くらいの感じです。
砂糖が意外と少ないレシピですが、甘いオレンジピールが沢山入るからかもしれません。
粉類の内訳は、小麦粉:アーモンド粉が2:1。 アーモンド粉の比率がかなり高め。

食べてみると、甘さは丁度いいです。
(オレンジピールはもとレシピよりはだいぶ少なめだったのですが)
思いつきで入れたドライアプリコットですが、酸味が効いていて、いいアクセントになっていました。もしこれがなかったら、ぼんやりした味になっただろうなあ、と思うほど。次も是非入れよう。
生地部分は、どことなく、ぷりん、とした食感。
ダンナサマによるとアーモンド粉がもっと少なめでもいい、とのことでした。
次からは、小麦粉:アーモンド粉を3:1くらいにしてもいいかも。


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富山旅行:買ったもの(お菓子)

2015-12-03 | +お菓子・おやつ

11月末の富山・岐阜旅行では、「折角の旅行だしいいよね~」と、ぽわ~んとなって、ついお菓子を買い集めてしまいました。

11月はほとんどダンナサマが出張でおらず、「その間は買い物に行かず、家にあるものを食べる!」と固く決めていたのです。
そうでもしないと、毎日お菓子とかパンとか、適当なものばかりになってしまうので。

禁買い物を守ったので、野菜はそこそこ消費出来ましたが、ちょびっとタンパク質不足&お菓子禁断症状。
おかげで旅行中に頂いた魚介・肉類には大感激。

お菓子類への禁断症状は押さえきれず、旅先での買い物の折りについ手にとってしまいます。
それぞれの場所では、ひとつかふたつ位にぐっと押さえたつもりですが、合計してみると随分買ってしまっていました。

どんなものを買ったかというと・・ 

富山・岐阜のお菓子

富山にて「はとむぎの里」(はとむぎ煎餅)。
氷見市細越ハトムギ生産組合というところで作っています。原材料は、小麦粉、ハトムギ粉、砂糖。

ハトムギは大好きな雑穀で、こういうものをご飯に混ぜて炊いてよく食べています。先日台湾でハトムギ粉を買ってみたため、ハトムギ粉製品を研究してみたくて。

これは、タンサン煎餅みたいな食感で、小麦だけの味とは違う、香ばしい香りもして好みでした。甘さも割と控えめ。

富山・岐阜のお菓子

白川郷付近にて、「かやの実せんべい」。
榧の実と、榧の実の殻を炭にしたものを練り込んであります。
薄墨色なのは炭入りだから。 

富山・岐阜のお菓子

試食を食べて気に入って買いました。本当の榧の実がどんな味かよく分かりませんが、ナッツ系のいい香りがします。よく見るとザラメが散りばめてあり、シャリっとした感じがあります。

かなり甘いのがちょっと残念。もっと鹿センベイ寄りの、薄っすらかすかに甘いかな、くらいの味でいいのになあ。その方が縄文の味ぽいです。 

富山・岐阜のお菓子

ビールを買いに入った売店で見付けた袋菓子「カフェテリア」。
地元特産、という訳ではないですが、うちの近所ではあまり見かけないもので、つい・・・。

滋賀の高橋製菓というメーカーでした。 

富山・岐阜のお菓子

コーヒー味のクッキーが、2枚くっついています。
挟んであるクリームはごく少量。
とても素朴な、油脂分は少なめな感じの味。
コーヒー味がしっかりします。
(クリックすると成分表の写真が開きます) 

富山・岐阜のお菓子

白川郷にて、飛騨スイーツの「きなこショコラ」。

チョコがけの参考資料として。 

富山・岐阜のお菓子

ゆかり堂のきなこ棒的なものに、チョコがけしてあります。直径は2cmくらい。
しにょりん、とした固さは、なるほど、マジパンのよう。
チョコがけとしてはアリかな、と思いました。
この冬やってみようかしら? 

きなこ+シナモン、とか、変わった香りがするともっと好みだけれど(生八つ橋風)、きなこ風味を強調するならば、 プレーンがいいのかな。

富山・岐阜のお菓子

もひとつ、「とちの実かりんとう」。
これはまだ開けていません。
とちの実煎餅的なものはこれまでいくつか試しましたが、「どこが栃の実なんだろう?」と思うことが殆どです。
(それに比べると、今回の榧の実煎餅は、明らかに変わった味がした)
これはどんな感じかな?

たとえ栃の実の味がしなくても、こういうカリカリしたお菓子は好みなので、別にいいのです。 


ほかには、鱒の寿司と黒作り、あと岐阜駅近くのパン屋さんであんパンを買って帰りました。

立ち寄った産直で、りんごとかみかんとかキウイとかお米とか、買いたいものは沢山あったのですが、帰途が電車なのでぐっとこらえました。
(私にしては)買い物を我慢してえらい!と思っていましたが、こうやってみるとおかしは随分たくさん買ってましたね。あんまり我慢できてなかったみたいですね・・。

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柚子ピール2015 (柚子ママレードも)

2015-12-02 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

11月20日、連休の旅行に出かける前、柚子の加工に着手しました。
秋は色々と忙しいため、週末、完全に遊んでしまって何も加工しないと、後から後悔することになるので。
途中まででもやっておけば、後々楽なはず。

柚子ピール

縦半割にし、中味をだして、さっと茹でこぼします。
それをこんな風にカット。
(この写真は2009年撮影)

柚子ピール

そして中央部の帯状の部分をシロップ(砂糖、水飴、水、Bigレモン果汁)で軽く煮ます。 
シロップをたっぷり目に作っておき、漬けた状態で冷蔵庫へ。 
(この立派な柚子は頂き物です。Kさま、Rさま、ありがとうございます!) 

(案の定、帰ってからずっと、遊び疲れで作業はすすみませんでした。)
 

柚子ピール

7日後、ようやく続きの作業。お砂糖を足して煮直し、翌日干しました。
柚子ピールは、最初はカーブした形状ですが、不思議なことに煮るとこんな風にぺったんこになります。真っ直ぐなピールが作れるので巻き柿にとても便利なのです。 

柚子ピール

今年は小分けして真空パック。
冷凍してしまいました。 

柚子ピール

果肉は、袋をカットして種を取りだし、冷凍。 
(柚子果肉は、袋のままブレンダーで粉砕すると、とろみのあるピュレになり、ドレッシングにぴったりです。苦くないです) 
柚子皮の両端部分はママレードにするのですが、今年はこんな風に冷凍しておきました。
(結局8日間何も出来なかったので、冷凍しておいてよかった)

柚子ママレード

この冷凍が意外な効果。
包丁が入る程度に解凍すると、一気にザクザクスライスできます。
生の時よりも数倍効率的に刻めました。
来年からはこの方法にしようかしら。

柚子ママレード

ピールで余ったシロップと、果肉の一部(ひと袋分)を使い、ママレードを作りました。

柚子ママレード

とろりとしたママレードになりました。 

 

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台湾2015:ドライライチ(荔枝乾)

2015-12-01 | +海外

10月下旬に台湾に行った際、珍しいものをみつけました。
 

ドライライチ

ライチのドライフルーツです。(荔枝乾)
龍眼の干したものは比較的よく見かけますが、ライチのは(私は)余り見たことがありません。


ドライライチ

割ってみると、こんな感じです。
トゲトゲの殻は、割る際にちょっと指に痛いですが、慣れるとコツをつかんで、簡単に割れるようになります。
中は、生のときはみちみちにゼリー状の果肉が詰まっていますが、こんなカポカポになるまで随分縮んでいます。
 

果肉はもとは乳白色ですが、茶色っぽくなっています。
タネの周りに果実が貼り付いているような状況で、口のなかでモゴモゴと剥がしとりながら食べます。
意外なことに、結構たっぷりと果肉がついています。
ペッタンコに干からびて、食感も何もないだろうなあ、と予想して口に入れましたが、もちもちしているのです。
味は、甘く、酸味はあまりなく、ライチの風味というかいい香りがします。
それだけでなく、ちょっとコンガリしたスモーキーな、日向臭いような風味も(気になる程ではないが、フレッシュのようなフルーティさはやや薄れ気味)。
乾燥させるのに、薪の火を使ってある程度温度を上げるようで、半煮えになったからなのか、燻製がかっているのか?

スモーキーな風味といい、何だかウィスキーなどのお酒に合いそう。
手で殻を割ったり、種からこそげとるような手間が、飲んでいるときの手慰みにぴったりです。

お菓子に使うには、もうちょっとコンガリ感がないといいなあ。
台湾の方の情報では、(加熱せずに)天日干ししたロンガンはとてもフルーティで美味しいのだそうです。そういう干し方のライチがあったら、是非食べてみたいものです(自家製で天日干ししても作れるそうで(下記参照)、おそらくよりフレッシュな味になりそうです)。


■参考情報
(1)自家製ドライライチの作り方(台湾の方のブログ)
殺菌のため30秒熱湯に通し、水にとり、これを天日で乾燥させるという方法。
出来上がりは、果肉がミルクティー色というか、上の写真よりだいぶ白っぽいです。
業務用だと、かなりの高温条件下で乾燥させますが、自然乾燥だと果肉が変色しにくいのかもしれません。風味もよさそう。
新鮮なライチが手に入ったらやってみたいな~。

(2)業務用ドライライチの作り方(中国語文献検索サイト百度文庫)
分かるところだけ要約するとこんな感じでしょうか。
・8-9割の成熟度の果実を選ぶ。
 製品を100kg作るのに、生果実は400~430kg必要となる。
・初回火入れ:65~70度の温度で、24~26時間加熱乾燥させる。この間2~3時間おきに果実をかきまぜるようにする。冷ます。この段階で水分含有量は34%程度。
・ねかせ:2日間ほどねかせ、水分を平均化する。
・第2回火入れ:55~60度の温度で12~14時間乾燥させる。この間2時間おきにかきまぜる。冷ました後、3~5日間ねかせる。
・第3回火入れ:果実が大きい場合など必要があればもう一度乾燥させる。3回目は、45~50度で8~10時間。最終的には水分は30%以下にする。
・天日晒し・色調製:乾燥後のライチは皮がくすんだ色になるので、少量の水分を噴霧して天日に晒す。こうすることで皮の色が赤っぽい綺麗な色に戻る。


(3)呉寶春麥方店のドライライチとバラのパン(日本語紹介記事 はこちら とか こちら
世界パン職人コンテストで優勝した台湾人パン屋さんのパンで、「荔枝玫瑰麵包」(ライチとバラのパン)はお店の看板商品。
台北と高雄にお店があるようです。
予約必須の人気商品だそうです。いつか食べてみたい・・。


おまけ

龍眼の花ドライ

龍眼の花を干したもの。
何に使うのでしょう?お茶かな。

色が褪せて茶色っぽかったし、ご一緒した台湾の方もピンときていないようだったので買いませんでしたが、気になる・・。

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