採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

桃とブルーベリーのクランブル

2006-08-31 | +お菓子(西洋)
この前桑ジャムタルトを作ったときのあまりのクラムがあるので、一番簡単なフルーツクランブルを作ることにした。

桃と、冷凍しておいたブルーベリー。干しぶどうも甘みづけ+水分吸収のためにごく少量加えた。

桃2個、ブルーベリー、干しぶどうをボウルに入れ混ぜて、耐熱容器にあける。
そこに冷凍しておいたクラムをのっける。
なーんだ、超簡単。

と、思ったら、フルーツをお砂糖でマリネするのを忘れてる。
そのためにボウルに入れたのに。
クラムをかけちゃったからもうどうしようもない。

仕方ないからクラムの隙間からオリゴ糖(液体で注ぎ口がついている)をちょっと流し込んでみた。けど、あきらめることにした。
甘さが足りなかったら食べるときにはちみつでもかければいいしね。

じっくり焼いてできあがり。


2006/8/26作 桃&ブルーベリークランブル
(先日の桑タルトと見た目が似てて変わり映えしないのが残念)




干しぶどう(手前左)がふくらんでる(ピンぼけご容赦)



食べてみると十分甘い。
ブルーベリーからもほどよく酸味が出てちょうどよい。
お砂糖なんか全然いらなかったのでした。すばらしい桃。


ところでブルーベリーをまぜたせいか先日の桑タルトによく似た味に(見かけも)なりました。桃の風味の方がブルーベリーよりずっと弱いのでした。
もっと桃を前面に出すには、クラフィティみたいな卵又はクリームベースの方がいいのかな。


ところで、このクランブルはとても粉粉している感じ。
もう少し団粒構造になったのが好きかも。少し水分を足して粉っけをまとめてやればいいのだろうか。
やはりフルーツの上にスコーン生地みたいなのをちぎって乗せて焼くコブラーというものもある。こちらはもっとほんわかした生地だったと思う。
これも試してみようかな?
ナッツ入りのコブラーってあったかしら。

コメント (2)
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+英米文学(ミステリ以外)

2006-08-30 | ■本・動画
(■読んだもの、□読みたいもの)
(順不同)
(概要説明にはアマゾンから写したものもあります)

■■英米文学-ミステリ意外

■P.G.ウッドハウス『よしきた、ジーヴス』
ダリア叔母夫妻、その娘と婚約者、バーティの学生時代の友人とその思いびと(今で言う「天然」)3組のややこじれたカップルをバーティがさらにめちゃくちゃに(長編なので、そりゃもうこじれっぱなし)。ジーヴスの解決法はいかに。
短編と違ってジーヴスがさくさく解決してくれないので、事態は混迷の度合いを深めていく。その混乱ぶりが面白い。でも、短編の方が好きかなあ。


■P.G.ウッドハウス『エムズワース卿の受難録―P.G.ウッドハウス選集〈2〉』
綿菓子のようなほんわかした頭脳の持ち主、第九代エムズワース伯爵。美しい庭と平穏な暮らしを何より愛する老伯爵に、今日もトラブルが容赦なく襲いかかる。不肖の次男(実はエムズワース卿によく似てるのだ)に鉄血の妹。腕はいいが頑固な庭師。騒動に揺れる伯爵の領地に平和は戻るのか?
いや、ウッドハウスははじめて読みましたが面白い。坂田康子のイギリスものみたい(本当は逆なんだろうけれど)。
日本で言うと池波正太郎や佐伯康英(こちらは読んだことないのだが)の時代小説のような位置づけだろうか。主人公がのーんびりしていて、多少浮世離れしている。そしてある程度様式化された(マンネリといってもいいかも)物語展開。一方で随所にちりばめられたペダンティズム(詩の一節などが引用されたりして)。
読んでいて飽きない。
長生きした作家で作品も沢山あるのだそうだ。しばらくはまりそう。


■P.G.ウッドハウス『比類なきジーヴス』
20世紀初頭の大英帝国。ロンドンのフラットに住む遊び人で頼りない若旦那バーティやその友人が巻き起こすトラブルと召使いジーヴスの冴え渡る解決法。
この連作短編は恋多き友人ビンゴのウエィトレスとの恋に始まり(別の)ウエイトレスとの結婚に終わる。それぞれの短編が独立しているようで緊密に関係し合っている。


■ドナ.W.クロス『女教皇ヨハンナ』(上・下)
9世紀、知識欲あふれた女性がやむなく男装し、男社会である教会の地位を上り詰め、教皇にまでなる、という物語。
装丁が好みで手に取った。
最後、教皇行列の際、道で死産の赤子と産み落として女であることがばれ、しかも自分も命を落とす(?)ことになる。この伝説は昔からあったものらしい。字で書かれた記録が少ない時代ゆえ実証も反証も困難だそうだ。(私はやはり伝説の一種だと思う)
当時は女は劣っておりかつ汚れた、堕落のもとになる存在だったから、聖職者が出産を目撃したらそりゃあショックだっただろうなあ。
修道女の「純潔の誓」というのは、出産を自分でコントロールするという意味で実質的に必要なことだったのだ、という女子修道院長の台詞を『フィレンツェ幻書行』で読んだけれど、確かにそのとおりだ。
この作品ではヨハンナはすごく聡明で教皇となってからは改革を推進するリベラルな存在に描かれているけれど、自分のミスでうっかり妊娠してしまって(まあ愛する人がいて仕方なかったのだけれど)、勿体ないなあ、と思う。


■C.S.ルイス『顔を持つまで 王女プシケーと姉オリュアルの愛の神話』
プシケーの神話を題材にし、姉オリュアルの手記という形をとった妬みと愛についての物語。
これは大変に面白い。説教臭さがなく、「宗教著作」とほとんど考えなくてもよいと思う。
愛と執着はほとんど区別不能であり、それゆえに苦しむオリュアルの心情がとてもとてもリアルである。
原始女神の隠喩の部分は難しいところもあった。


□C.S.ルイス『悪魔の手紙』

■チャールズ・パリサー『五輪の薔薇』(上・下)
ヴィクトリア朝ロンドンを主な舞台に、少年ジョンがたどる数奇な運命・・・。
ディケンズを思わせる(『荒涼館』しか読んだことがないけれど)、時代ローラーコースター小説。不幸な出来事がたたみかけるように主人公を襲う。当時の時代風俗も丁寧に描かれている。著者はきっとメイヒューの著作を参考にしているはず。私も読んでおいてよかったと思った。
謎があちこちに仕掛けられていて、長くて複雑にもかかわらず熱中させられた。
ところでバブル崩壊って、このころにもあったのですよ。日のもとに新しきことなし。


■チャールズ・パリサー『大聖堂の悪霊』
19世紀後半のイングランド。歴史学者コーティンは古文書を調べるため、大聖堂のある町を訪れた。だが彼は、やがて起きる殺人事件と、250年前の殺人事件が交錯する複雑な謎の中に巻き込まれていく。
『五輪の薔薇』を読んであまりの大作だったのでまたどんなに複雑なプロットを追おわされるかとびくびくしてこれを手に取ったが、みかけどおり(薄い)、比較的普通の小説で、苦しまず楽しめた。


■エドワード・ラザフォード『ロンドン』(上・下)
ローマ時代から現代まで、いくつかの一族を軸に描いた一大叙事詩。
何しろ長くて、読み通したことに自分をほめてあげよう。
歴史好きにはたまらないだろうが、私はもうちょっと各時代のディテイル(服とか食べものとか)が沢山描いてあるとうれしかった。


■ロバート・ヘレンガ『フィレンツェ幻書行』
芸術の都に展開する謎と官能の物語。
1966年に大洪水がフィレンツェを襲った。29歳アメリカ人マーゴット・ハリントンは古書修復のヴォランティアとして現地に。そこで不思議な遍歴の末にルネッサンス期に禁書とされて失われたはずの、幻の書物とめぐりあう……。
うまいけど、ハーレクイン・ロマンスみたい。


■ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』
1967年生まれ。インドベンガル人を両親に持つアメリカの女性作家のデビュー短編集。PEN/ヘミングウェイ賞、ニューヨーカー新人賞、ピュリツァー賞などを受賞。
インド、またはアメリカのインド系の人々が登場する。民族性は特に感じず、むしろ普遍的な孤独と哀しみを共感させる。
このなかでは、少年のベビーシッターをする、お魚好きの、インド婦人の話がとても印象に残っている。
夫について見知らぬ土地(アメリカ)に来て、夫は忙しくてほとんど家にいず、少年のお母さんと交流を図ろうとするけれど相手にされなくて、車の運転が出来ないため欲しいものを自分で買いに行くこともできない・・・という孤独感に共感した。引越した当初の自分の境遇と多少重なるからかな。しみじみ哀しくなってしまった。
それにしても、見返しの小さな写真を見るに、このような美人がこの若さでこんな見事な作品を書くなんて。「よきもの」は偏在するのね。


□ジュンパ・ラヒリ『その名にちなんで』



■アーシュラ・K・ル=グィン『ゲド戦記 1 影との戦い』
『ゲド戦記 2 こわれた腕環』『ゲド戦記 3 さいはての島へ』
『ゲド戦記 4 帰還』『ゲド戦記 5 アースーシーの風』
残念ながら子供のときは手にとらず、数年前はじめて読んだ。ふんわかしたファンタジーではないので子供の頃の私は好きになったかどうか不明だが、大人になったいま、面白く読むことができた。
『帰還』で、年取ったテナーが、「私が長年磨いてきたこのテーブルをあの(どうにも愛せない)息子の、ぐうたらな嫁が使うかと思うとやりきれない」というようなくだりが何故か印象に残った(子供にはわからないよね。こんな台詞)。
テナーとゲドが魔法をかけられて犬のような姿勢をいつのまにかとらされていく部分、自分も魔法をかけられたようだった。
死後の世界は、誰かが築いた石垣のせいで風がとおらない、乾いた世界になりはててしまった・・・・、というのは、フィリップ・プルマンの『琥珀の望遠鏡』(もしくはジョン・レノン「イマジン」)に通じるものがある気がするが、記憶違いだろうか。
この本にある非キリスト教的死後世界観というのはもしかしたら西欧では衝撃的にうけとめられたのかもしれない。日本人は、どうかな。作者と同様に考えている人は少なくないのではなかろうか。色のない世界とうつろな亡霊達の絵画的情景が印象深い。


■フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』『神秘の短剣―ライラの冒険シリーズ〈2〉』『琥珀の望遠鏡―ライラの冒険シリーズ〈3〉』
物理学者がファンタジーを書いたような、ものすごい中身の濃い(プロットがいっぱい詰まった)作品。ダイモン、ダストなど独自の用語が沢山出てきて、あたまの柔らかい子供の頃に読みたかったかも(でも挫折したかも)。挿絵がないから私の定義では児童文学ではないけど。
3巻に納めるのは勿体なくて、7巻くらいに伸ばしたい気がするほど(もう一度ゆっくり読んでみるべきか)。
ディテイルを足して水増ししまってはこの緊張感は生まれないのかな。

非キリスト教的、かつ反キリスト教的世界観(たとえば死後の世界など)を強く感じさせる。実際カトリック教会(の誰か)から強く批判された書物らしい。
日本人にとってはどこをとってもタブーではないけれど。



■ジェラルド・カーシュ『瓶の中の手記』『廃墟の歌声』
「奇妙な味わい」の短編集。シリアスなものあり、ユーモア短編あり。
営業時間日没後夜明迄限定の探偵カームジンシリーズが楽しい。
ロアルド・ダールが好きな人はこれも好きでは?


■デイヴィッド・イーリイ『大尉のいのしし狩り』『ヨットクラブ』
アメリカの作家。ブラックな笑いで描く異色短篇集。
カーシュとごっちゃになるのだが、イーリイの方がブラック。


■ジャック・リッチー『クライム・マシン』
アメリカの短編ミステリのスペシャリストの作品集。
見事。星新一を思い出させる鮮やかさ。



■ジェフリー・フォード『白い果実』
世界幻想文学大賞受賞の話題作だそうだ。装丁が美しい。
この作家、もう1作読んで好きかどうか考えてみよう。


■パトリック・マグラア『グロテスク』『閉鎖病棟』
『グロテスク』は扉をちらと読んで、殺人(未遂)がおこるみたいだからミステリーだ、と思い込んで読み進んで、結局最後まで謎解きはなくて愕然とした。自分の不注意だけど。そうと知っていたら鑑賞の方法もまたべつにあっただろうに!
で、ミステリーではないとちゃんと分かって『閉鎖病棟』に取り組んだ。
うーむ。この作家はあまり好きでないかも。文章に反復が多く、それがねらいなのだろうけれど、飽きる。「それさっきも聞いた。で?」と言いたくなる。本の厚さの割にストーリーは展開しない。設定は私好みなんだけどなあ。


■J.M.クッツェー『恥辱』
ブッカー賞受賞作だそうだ。
登場人物の行動を批判するのは受賞文学に対してすることじゃないかもしれないけど。
自分の外見と立場に応じた女を落とすべきでしたね。向かうところ敵なしという昔日の栄光をひきずっていてはだめでしょう。「52歳」でも「性欲過多」でも何の問題もないと思うよ、相手さえ間違わなければ。
「ダメンズ・ウォーカー」に出てきそうなキャラクター。ダメンズの方が今カノがいる分上か。




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桑ジャムタルト

2006-08-30 | +お菓子(西洋)
先日2台分作って冷凍しておいたタルト生地、半分はラズベリージャムタルトにした。残りは、かぼちゃ、というのも考えたけれど、去年の桑の実ジャムと買ったラズベリージャム少々があるのでそれを混ぜて使うことにした。

タルト生地を解凍してからなかなか時間がとれず、3日目くらいに、いくらなんでもと夜10時半くらいからはじめた。
疲れているときはやっぱりよくないですね。
敷き込むとき、底に敷くために丸く切ったオーブンペーパーをはめておくのを忘れた・・・。こんなのはじめて。

クラムはいつも適当な分量になってしまう。今回はこんな感じ。
アーモンドパウダー 50g
小麦粉  70g
バター  60g
オートミール 大さじ2くらい
砂糖   40gくらい
クルミ  150ccくらい


2006/8/22作 桑ジャムタルト
クラムたっぷり



ジャムが水っぽく見えますが冷やすともっと固まりました


たっぷりめに振りかけたけれど、焼き上がってみるとフィリングの汁気を吸うのか下が透けてみえるところもあった。
クラムは余ったので、また何かに使おう。
台なしのピーチクランブルなんてどうだろうか。
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桃、晩生あかつき

2006-08-29 | +フルーツ
ブログでたまたまご縁があったあいはら果樹園さんの桃を買ってみました。
5kgの箱に15個入り。

品種は奥あかつき、または晩生あかつき、というものだそうです。




2006/8/19着 晩生あかつき



もぎたての桃はかりりと固く、かつ甘い。
収穫時期の見極めが大変難しい品種だそうですが、どれも甘くおいしかったです。
種の周辺が赤くてきれい。
コンポートにしようかなあ、と考えているうちにみな食べきってしまいました。
次こそは!

風通しがよいところに常温でおいておきました。
種が割れているものは傷みやすいみたいだけれど、それ以外のものは随分日持ちするのですね。長々楽しませて頂きました。
次の桃、お待ちしております!

(こちらに果樹園の紹介や品種の説明があります。お買い物もできます)
http://www.mottainai4r.com/mottainai/inninfo/SHFMT04
http://www.goto-chi.com/seisansya/ai.htm
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えびのパスタ

2006-08-28 | +お客さんの日
8/26(土)、実家に行ってきました。
エビカレーでもするかな?と思ってレトルトカレーソースを家から持参し、冷凍のエビを買って持って行った。

ダンナサマが好きではないのでエビを買うことなんて、結婚して以来はじめてではないかしら。
ということは処理の仕方もよくわからないということ。
母を当てにしてモザンビーク産(モルジブだったかな?「も」で始まるどこか遠くの国・・・)のあかざえび12匹(980円)。でも本当のアカザエビは日本近海特産らしいのでモドキだな。

生なのにサーモンピンクで頭が大きくて、殻がかたく痛そう。爪のところがやや大きめだがいわゆる手長エビほど手が長くない(写真をとっておけばよかった)。

結局日曜日のお昼ごはんに多彩なかたちで登場(母に大感謝)。
・塩焼き4匹
・生(醤油つけて1匹とレモン・オリーブオイルで1匹)
・パスタ(8匹分の殻からとったスープと6匹分の身使用)

塩焼きおよびパスタが絶品でした。
生2種も、味が全然違っておもしろかった。
刺身で食べると甘~いけれど、レモンをかけるとぷりっと身がしまって、何故か甘さを感じなかった。

パスタは、おいしいダシの出る食材を沢山投入した。多すぎるくらいかも。
・エビ
・ポルチーニ茸オイル漬け、エリンギ(生)
・ミニトマト
・黒オリーブ(トルコ食材店で買った種入り。塩水漬けなのに果肉に油分を感じる味の濃さ!)
・母の手作りバジルペースト
・トッピングにハルミチーズ(トルコ食材店で買ったしこしこした白いチーズ)

オリーブオイルでニンニクを炒め、そこにエリンギおよび先日作成のポルチーニ茸オイル漬け、生のミニトマト8個、を炒め、エビ殻を煮出したスープを注ぐ。白ワイン少々を入れて煮立たせる。
パスタがゆであがる直前に黒オリーブ、エビの身を入れて火を通し、スープがまだかなりしゃばしゃばした状態のところにパスタを投入。
最後にバジルペースト(母作)少々を加えてよくまぜてできあがり。
(スープはパスタに吸われてしまうので、スープパスタにはならない)
ハルミチーズを小さめに刻んでトッピング。

えびの身は加熱したらとても小さくなってしまって、存在感がなかったが、殻からでたダシが実に美味しい。魚介のうまみはすごい。

食べていると時々あたる黒オリーブも塩気が効いていてしかも味も濃くて(種抜きオリーブとは大違い)よい。トッピングのハルミチーズも風味がよくあう。
大成功!

パスタはきっちり塩味をつけないと味がぼやけてしまうけれど、そうすると後半飽きてきたりしますよね?
全体を薄めにして、ポイント的にしょっぱいもの(オリーブとかチーズとか)を使うのはいい方法かも。味にメリハリがつく。
偶然集まった食材ばかりなので、もう一度同じものをつくるのは難しいかもしれないけれど、こんなにおいしいパスタ、また食べたいものだ。


実は難がひとつあって、パスタがブラジル産だったこと。
セモリナ粉100%ではなくて、小麦粉とタピオカ澱粉が混ざっていたのだ。
言われなければわからないかもしれないけれど、わずかに歯にくっつくような粘りがあって、イタリア産とは違う気がした。


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野菜ばっかりでもいいのにね

2006-08-24 | +ふたりの日
8/22(火)の晩ごはん

・モロヘイヤスープ(モロヘイヤ、人参、ジャガイモ、緑のパプリカ、クミンシード、コリアンダーシード粉、チキンスープの素)
・トマトと黄パプリカサラダ(切っただけともいう)バジルソース添え
・キノコソテー(昨日の残り)
・ナス3種ほか漬け物盛り合わせ(自家製ナスぬか漬け、自家製ナス梅紫蘇漬け、ナス辛子漬け、らっきょ、白菜キムチ)
・ウルメイワシ堅干し(ひとりあて2匹)
・白ごはん

食品数も多いし、彩りもきれいだし、盛りつけも余白を生かしてるし、なかなかいい献立だわ、と思っていたら、ダンナサマが「あれ、肉は?」だって。
しまった、気づかれたか。
ウルメがあるよ、と言っても聞き入れてもらえませんでした。
というわけで、
・サバ味付け缶
もおかずに加わったのでした・・・・。
ちぇー。


これは全日(2006/8/21)のきのこ炒めバジルペースト添え
これだけたっぷりあると二日分のメインのおかずになります



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からすみがあまったら

2006-08-23 | +ふたりの日
からすみって、おいしいですよね。
魚卵は、中高年には毒だけど。でも少々楽しむだけだったら大丈夫。のはず。

日本のからすみは、長崎産とかが有名だけど、目の玉がとび出るくらいのお値段。でも台南では比較的安く売っているのです。台南に行く機会があると必ず買って帰ります。

日本のとは大きさが全く違って、台南の方が格段に大きい。
ボラ自体の大きさの違いかな。
味の違いは・・・、実は日本産をもう十何年も食べていないのでよく分かりません・・・。
でも似たようなものではないかしら。とってもおいしいのですよ。

薄く切って、日本酒を両面に塗って、オーブントースターでごく軽く焼くと絶好の酒の肴になります。

最近、もうひとつおいしい食べ方を発見。
酒粕(漬け物用の練り粕)を塗っておいておく、というもの。
食べるときは酒粕をこそげて、やはり薄く切ってオーブントースターでごく軽く焼きます。
アルコール分と水分をほどよく飛ばすため、生のままの時よりも薄目に切るのが良いみたい。

からすみの塩気が抜け、粕の甘い香りがからすみに移ってなんともいえずおいしくなります。
あまり長く漬けておきすぎると塩気が抜けすぎて、からすみがやわらかくなってしまうのでお気を付けて。(切りにくいだけで味は十分おいしいですが)


2006/8/12 酒粕漬けからすみを焼いたものと広島で買った牡蠣のおつまみ





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カレーの夜

2006-08-22 | +ふたりの日
ある日の晩ごはんはインド風カレーのひとさら。



2006/8/12



・トンちゃん(牛モツ)カレー
・かぼちゃのココナツ風味炒めもの
・インゲンとトウモロコシの炒めもの
・バスマティライス
・らっきょ(インドにはらっきょはないけどさ)

トンちゃんというのは飛騨地方(岐阜県全域かな?)で売っている生の味付牛ホルモン(トンだけど牛なのだ)。大量のタマネギ、ニラ、もやしなどと一緒にフライパンで炒め焼きにする。
タマネギの甘さとモツのコクがたいへんあうのだ。
トンちゃんの「ちゃん」は、じゅんこちゃん、などの愛称のちゃんではなくて、恐らく「腸」ではなかろうか。韓国語か中国語か分からないけれど。テッチャンって、確か「大腸」だよね。

そのトンちゃん、ダンナサマが穂高に行った帰りに2パックも買ってきてくれました。帰ってきた日に半分、ホットプレートで焼いて食べ、翌日は、その残り半分でちょっと趣向を変えてカレーにしてみた。(残り1パックはその翌日)
すべての道はカレーに通ず、とも言うし(我が家では)・・・。

一応肉カレーなので、ホールスパイスは、クミン、クローブ、シナモン、ベイリーフ、カルダモン。冷凍炒めタマネギを入れて、青唐辛子、トマトも。モツとパウダースパイスを炒め、水を加えて煮込んでできあがり。

モツにニンニクと醤油、味噌のような下味がついてはいるものの、カレーの風味と全く違和感なくできあがりました。

モツカレーの付け合わせは野菜カレー(汁なし)。
●カボチャの南インド風炒めもの
パンチホロンを油に入れ、ほどよく香りが移ったら、さいの目切りのかぼちゃを入れる。ターメリック、レッドペパー、塩を入れてカボチャが柔らかくなるまでふたをして蒸し焼きにする。青唐辛子も加える。できあがりにふたを取って適宜水分をとばし、乾燥ココナツ果肉を細かくしたものをふりかけ、ざっとまぜてできあがり。

パンチホロン(ホールのフェネグリーク、クミン、ニジェラ、フェンネル、マスタードシードを同量ずつ混ぜたもの)、ココナツを使うのは南インド風だとか。
フェネグリークは、最近はじめて買ってみた。カラメルのような香りがするらしいのだけれどよく分からない。苦いことは分かるのだけれど。そのうち味覚が発達することを期待しよう。
フェンネルが意外と目立つ。歯にあたって砕けると口中に甘い香りがする。かぼちゃともあう気がする。
なによりココナツ。かぼちゃって、醤油と砂糖で甘く煮るとおいしいけれど、ココナツの甘い香りともよく合うのだ。

このカレー炒めのいいところは、水っぽいカボチャでもほくほくのものでもどちらもおいしいこと。水っぽいものを和風に煮付けるとおいしくなくてなかなか減らないけれど、蒸し炒めすると水気も多少抜けるし、ぴりりとスパイスも効いて、なかなかよいです。

●モロッコインゲンとトウモロコシとピーマン少々の炒めもの
ホールスパイスはクミンとマスタードシードを使用。
3種の野菜は全てダンナサマが出張の帰り、長野の直売所で買ってきてくれたもの。
モロッコインゲンは驚いたことにスジもなく、ぷりぷりとして大変おいしかった。
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バジルペースト

2006-08-21 | +野菜系保存食
8/17(木)にバジルを2袋買って帰った。
そうしたらなんとダンナサマがもう家に!めずらしく早いお帰り。
ダンナサマはどうせ遅いだろうから、ちまちまとバジルペースト作りの作業をしようと思っていたのにあてはずれ。

翌日はバジルを置き去りにしてお出かけ。
上野に行って、まず駅前の新しいビルで韓国冷麺ランチ。そのあと東京都美術館で「ペルシャ文明展」に。5時半に終わってソフトクリーム。新宿に移動して晩ごはん。
朝、あまりの暑さに出かけるのはやめようかという意見もあったけれど、がんばって出かけてよかった。
東京って、建物(お店)が多いから意外と涼しくしていられるのだ。
この日一番暑かったのは家から最寄りの駅まで。この区間以外はさほど汗もかかず。

いなかに住み慣れてしまうと、電車に乗るのがまず億劫になる。
車って、かなり楽。荷物を持たなくてもいいし、階段の上り下りもないし。
学生の頃、三重出身の友人が、通勤ラッシュがあるような会社には就職しない、と断言していたのを聞いて、(高校に1時間半かけて電車で通っていた私は)なんて軟弱な!と思ったのだけれど、いまはその気持ちが分かる・・・。

19日(土曜日)、買い物してから丸二日経って、ようやくバジルの処理に。
本来だったら買ったその日にするべきなのに・・・。自己嫌悪でがっくし。
幸いとても新鮮なものだったのでまだまだぴんとしていましたが、17日にやっておけばもっとよかったよなあ。あーあ。

作業手順としては次の通り。
1)びんを洗って消毒しておく(小さいびんがよい)。
2)ナッツの準備をする(必要に応じて酸化した粉末を洗って、オーブンで乾かしておくとよいが、今回は松の実を冷凍庫から出してそのまま使いました)
3)にんにくの皮をむいておく。
4)葉っぱを湿らせたペーパータオルで拭く(洗うより拭く方が洗うより香りがとばないそうなので。埃、虫のフンなどを拭いていきます)
5)同時にかたい茎や花穂、枯れた部分などを取り除く(茎は使ってしまってもいいらしいけれど今回は取り除いてみました)

実はこの日は段取りが悪くて、上記(1)~(3)の作業は(5)の後にやったのでした。
反省・・・。



バジル2袋(210円)でざるいっぱい




6)バー状ミキサーでバジル、にんにく、塩、オリーブオイルを粉砕する。
(酸化防止のためレモン汁をほんの少々加えてみた)
7)一部ナッツなしのバジルソースをとりわけ、残りにナッツを加えまた粉砕。
8)瓶詰めして、冷凍保存。


2006/8/19作バジルペースト
ナッツなしが2つ、ナッツ入りが6つできました



●ジャム・保存食の目次へ



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桃のおいしい食べ方

2006-08-16 | +ふたりの日
桃コンポートは保存用でしっかり目にお砂糖を使うけれど、すぐ食べるならこちらがおすすめ。
それは、白ワイン漬け。

桃をよく洗い、切ってから皮を剥く(丸ごとむくよりも桃を傷つけません)。
更に食べやすい大きさに切り、白ワインに数時間~1日漬けるだけ。
桃が完全に浸るようにしておかないと、空気に触れたところが茶色く変色してしまいます。
ワインはあまり安すぎないものがいいと思います。そのまま飲んでおいしいもの。
お好みで砂糖やレモン汁を少々足してもいいかもしれません。

むいてそのまま、という食べ方が一番かもしれませんが、これを作っておくと、手を汚さずにすぐにデザートが食べられるという利点があります。
ワインも桃も両方おいしくなっているのもいいところ。

桃を漬けておいた白ワインは、そのまま飲んでもいいし、アルコール分はやや薄くなるけれど2,3回漬けてもいいです。段々桃の風味の強いおいしいシロップになっていきます。

ぜひぜひお試し下さい。
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