採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

夏休みのお出かけ~銀座

2015-12-14 | +国内

今頃ですが、夏に母と都会に出かけたときのことです。

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東京ミッドタウンの次は銀座に行きました。
 

ウルトラ植物博覧会

お目当ては、ポーラミュージアムアネックスの「ウルトラ植物博覧会」。
植物ハンターの西畠清順氏のプロデュースによる植物展です。

TVの取材が来ていました。タレントさんが説明を受けていました。よく分からないけれど、榎木孝明氏だったかも。 

ウルトラ植物博覧会

ライオン殺し。
ひっつき虫どころではなく、葉っぱを食べに来た動物の口や足に刺さって怪我をさせてしまうほどだとか。もしその動物が死んだらそれを養分にするという凶悪犯。 
係りの人がそばについていて、触れるようになっていました。 


ところで、会場の設営方法がちょっと変わっていました。
・パンフが配られ、そこに植物の位置図と番号があり、番号順に名前や解説がある。
・植物のそばには番号も名前もない。
・会場全体が薄暗い。(植物の保護のためかもしれないけれど)
・薄暗い割りには、パンフの字が小さい。
 (私は辛うじて読めましたが、母は眼鏡をかけないと読めない状態でした)
・根元には植木鉢が見えないように白い布がかけてある。
・植物にかぶせるため、布には一文字の裂け目が。

オシャレな銀座で展示するためにいろいろ考えたのかもしれませんが、全体的に賛同できませんでした。
私の希望は、
・植物のそばには番号と名前を
・会場をもっと明るく
・パンフの字をもっと大きく
・どんな土に植えてあるのかも、情報のひとつだと思うので、そこも見たかった。
もし隠したいのであれば、植木鉢の土のところに木片を敷き詰めるとか、植木カバーを統一した感じにするとかすればいいのに。白い布に一文字の裂け目があってそこがほつれているのが気になった。
もし布をかけたいのならば、ほつれの出ない布にして、裂け目を裏側からテープとめて、完全に裂け目が目立たないようにするというのはどうだろうか。


写真はOKなので、いくつか撮ってきました。 

ウルトラ植物博覧会

オサメユキ(サトイモ科)。
インドネシア原産で、気まぐれに白い葉っぱを出すそうです。
ポトスに似ているなあと思ったら、ポトスもサトイモ科なのだそう。へえ~。
 

ウルトラ植物博覧会

アルガンツリー。
この果実の種の仁を絞るとアルガンオイルがとれます。
トゲが多く摘み取りは出来ないため、自然落果したものを収穫するのだそうです。
これはまだ苗木ですが、6~8mくらいに大きくなるようです。 

ウルトラ植物博覧会

多肉植物っぽく見えますが、マダガスカルのキョウチクトウ科の植物。
このトゲトゲは幹のようで、ここから葉っぱがひょろりと出るようです。

ウルトラ植物博覧会

奇想天外(ウェルウィッチア)。
2枚の葉っぱを延々と伸ばし続けるというので有名ですよね。

ウルトラ植物博覧会

南アフリカ原産で、本国でも厳重に保護されている植物だそうです。ソテツ科。
野球ボールくらいで20万円だそうだけれど、どこがそんなに魅力なのか・・。
トゲトゲしてちょっとカッコイイけど、なんか痛そうだし、別に(私は)欲しくはないかな・・。

ウルトラ植物博覧会

セーシェル諸島原産のフタゴヤシ(オオミヤシ)。
このセクシーな形状の実にはみんな魅了されるらしく、原産地では保護されているものの、密猟されてしまったりするとか。
外皮つきの状態で長径40~50cm前後、重さは20~30kgにもおよび、こんなにも重く大きな椰子の実が高い木の上にいくつもなるそうです。この実は、結実してから成熟するまでに7年~10年、種子が発芽するのにも数年(2~3年前後)、毎年一枚ずつ葉を出し、開花までは25~30年もかかるのだとか。
現代ではこの丸のままの形を生かして装飾などにするので食べることはほとんどないようですが、若い実の内部のゼリー状の部分は食べられる、と読んだことような気がします(『フルーツハンター』)。
切ってしまったら勿体ないし、ま、見て楽しむものですね。 

ウルトラ植物博覧会

フェロカクタスというサボテン。
痛そう。 

ウルトラ植物博覧会

野生種のオリーブ。
葉っぱは通常の5分の1程度だけれど、ちゃんと実をつけて、オイルも絞れるようです。実のサイズは不明です。

ウルトラ植物博覧会

ブラジル原産のジャボチカバ。
木の幹に直接くっついた果実は、ぷわっと蜜がふくらんだよう。
この果実はとても美味しいのだそうです。
せめて爪でつついて汁だけでも味見を・・という誘惑を必死でこらえました。 

ウルトラ植物博覧会

ガラパゴスウチワサボテン。
イグアナなどに食べられないように、上方向にのびる性質だとか。
下の葉は、針がたわしのように密集してとても痛そう。
珍しいかもしれないけれど、余り美しくはないです。 

ウルトラ植物博覧会

メキシコ原産。
シュロのなかま(ヤシ科)かと思いきや違います。クサギカズラ科、キジカクシ科、またはユリ科という説があり、分類未定のようです。
太い幹に繊細な葉っぱがすっきり広がって、今回の展覧会の中ではとても好きなもののひとつでした。

ウルトラ植物博覧会

イエメン産、キョウチクトウ科の、砂漠のバラ。
つけ根がボールのように丸いです。
水や養分を蓄えるしくみかも。
銀色の樹皮とピンクの花も美しいです。 

ウルトラ植物博覧会

矮性のバナナ。
人の背丈ほどで実をつけるとか。
味はどうなんでしょうね。 

ウルトラ植物博覧会

アンデス山脈産、アナナス科のプヤ セルーレア。
銀緑色の葉っぱは、色は綺麗だけれど、トゲが痛そう。 

ウルトラ植物博覧会

ヤマノイモ科のメキシコ亀甲竜。
このゴツゴツしたものは、芋?
検索すると、まん丸くて綺麗に亀甲にひびわれたものもあります。育てている方がけっこういるようです。
なんともいえない存在感で、以前貰った宇宙芋(ムカゴ、エアーポテト)のことを思い出しました。

ウルトラ植物博覧会

マダガスカルの太二つ葉金棒(ふとふたつばかなぼう)。
幹から可愛いハート形の葉が直接生えていて、丸太の上を葉切りアリが行列している様子なのだけど、実はトゲだらけ。痛そう。

ウルトラ植物博覧会

こちらもマダガスカルの「アアソウカイ」。
Wikipediaによると、和名のアアソウカイ(亜阿相界)は、原産地のマダガスカルが、アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境界であることに由来するそうです。小説家でサボテン研究家の龍胆寺 雄氏の命名。 
痛そう、痛そう、痛そう・・・・。 

ウルトラ植物博覧会

こちらもマダガスカル産。バオバブ(wikiへ)。
こういう小さな盆栽バオバブもいいけれど、アフリカに生えている巨木は、格別ですよね。もっともっと長生きして、今生えている若木も、さらに大きくなってね・・・。

ウルトラ植物博覧会

おお!仏手柑!
以前買ったことがありますが、中には果肉らしきものは全然ありませんでした。
不思議な果物です。 

ウルトラ植物博覧会

シダ植物の一種のイワヒバ。
もじゃもじゃと毛むくじゃらで、間違えて洗濯してしまったカツラみたい。
こういう室内で見るにはあまり美しくはありませんが、しっとりとした環境におけば、馴染むのかな。
 

ウルトラ植物博覧会

マレーシアなどに生えているソテツワラビ。
展覧会ポスターの中央に、葉っぱの生えた写真があります。くるりんとしたワラビの芽がこの先端から生えている様子は、手塚治虫のマンガに出てくる宇宙生物のよう・・。

ウルトラ植物博覧会

メキシコ産、リュウゼツラン科のユッカ・ロストラータ。
ふさふさとした毛並みと枝のカーブの具合が、動物のナマケモノがぶら下がっているみたいで気に入ってしまいました。 

ウルトラ植物博覧会

気に入ったのでもう一枚。
一般家庭の庭には無理そうだけれど、広々した公園にあったら、絵になりそう。
それにしても、こんな大きな物どうやって搬入したのだろう・・。 

ウルトラ植物博覧会

展覧会の後は、母が予習しておいてくれて、ローズベーカリーというカフェに行ってみました。

ウルトラ植物博覧会

ドライフルーツたっぷり、ずっしり系のヴィーガンケーキ。
デーツが入っていました。
卵や乳脂肪は入っていないはずだけれど、美味しかった。 

ウルトラ植物博覧会

チョコレートブラウニーだったかな。
こちらも濃厚で美味。

ガトーショコラぽいものは大好きなので、外食する機会があるとつい頼んでしまったりしますが、要するに濃厚チョコ味なので、自分で作ったものと、それほどは違わないです。
自分で作れないようなものにチャレンジするべきかも。 

この建物はエアコンがしっかり効いていて、たっぷりしたアイスティーが寒くて飲みきれないほどでした。 

 

コメント (4)
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