(しばらく前のことですが)清見オレンジピールの瓶詰めを開けて、干しました。
清見オレンジの皮は、厚さは薄くてチョコがけにはあまり向かないのですが、濃いオレンジ色でいい香りがします。
トリュノワに入れるのに丁度よいです。
ところが、トリュノワの完成後、刻んで計量までしたピールの袋を発見。 おおっと。
折角なので、オレンジケーキを作ることにしました。
■■オレンジケーキ
(デフェール安倉雄二氏のレシピ)
■材料(パウンド型7分目くらい4本分。)
バター 368g
塩 4g
バニラビーンズ さや10cm分
フェンネルシード 適量 (もとのレシピにはないが入れてみた)
卵黄 128g
卵白 192g (卵黄+卵白=320g)
上白糖 192g
オレンジピール(スライス) 640g (もっと少なめ。微塵切りにした)
ドライアプリコットモドキ(自家製梅シロップの梅を干したもの)細切り 150gくらい?(もとのレシピにはなし)
(オレンジの皮 1.5個分 入れなかった)
グランマニエ 64cc (今回はコアントロー使用)
薄力粉 256g
アーモンドパウダー 128g (粉:アーモンド=2:1)
ベーキングパウダー 10g
グランマルニエ 仕上げに塗る用
■作り方
(1)オレンジピール、すりおおしたオレンジ皮、グランマニエをよく混ぜておく。小麦粉、アーモンド粉、BPはあわせてふるう。
(2)バター、バニラビーンズの種、塩を泡だてる。卵黄も3~4回に分けてゆっくりよく泡だてる。
(3)卵白と砂糖の全量で、つのの先がおじぎする状態までよく泡だてる。
(4)バターに、オレンジピールを混ぜる。
(5)メレンゲの半量、ふるった粉類全部、残りのメレンゲの順に加え、その都度よく混ぜる。最後につやと粘りが出るまでしっかり混ぜる。
(6)型に入れ、170度で50分焼く。焼き上がったらすぐにグランマルニエをハケで塗る。
砂糖はバターには入れず、卵白の方に全部使うところや、バターと卵黄の生地に、まずオレンジピールを全量混ぜてしまうところなど、混ぜ方が独特のように思いました。
(普段は、砂糖はバター生地とメレンゲ、半々、またはバターの方にやや多めに使っています。
ドライフルーツを混ぜるタイミングも、バター生地に、メレンゲ、粉類を半分くらい混ぜた後くらいに、ドライフルーツに粉をまぶすようにして入れています。)
出来上がりはこちら。 |
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4本つくり、3本は台湾に持参。 |
バター、卵、粉類、砂糖の比率が、1.15:1.0:1.2:0.6くらいの感じです。
砂糖が意外と少ないレシピですが、甘いオレンジピールが沢山入るからかもしれません。
粉類の内訳は、小麦粉:アーモンド粉が2:1。 アーモンド粉の比率がかなり高め。
食べてみると、甘さは丁度いいです。
(オレンジピールはもとレシピよりはだいぶ少なめだったのですが)
思いつきで入れたドライアプリコットですが、酸味が効いていて、いいアクセントになっていました。もしこれがなかったら、ぼんやりした味になっただろうなあ、と思うほど。次も是非入れよう。
生地部分は、どことなく、ぷりん、とした食感。
ダンナサマによるとアーモンド粉がもっと少なめでもいい、とのことでした。
次からは、小麦粉:アーモンド粉を3:1くらいにしてもいいかも。
いつも勝手にお邪魔させて頂いております。
見ているだけでも美味しそうな、オレンジケーキ。
お見事ですネ。
市販のフルーツケーキでも半分から下の方に、フルーツが沈んでいるのがいっぱいあります。
美味しそうで研究熱心ですね。浮き粉(片栗粉でも可)をいれると、アーモンド粉の場合と反対に軽く仕上がります。
コアントローの方がグランマニエよりも軽い風味ですね。洋酒はコアントロー+グランマニエ+アマレット+カルバトス、スパイスはフェンネルのほかにアニス、ネロリ油やローズオットーなんかをエタノールで割ったのを洋酒にいれたら華やかになりそう(高価ですが苦笑)
以前わたし、柚ケーキを、作ったことがありました。柚ピールにカカオマスとカカオバター、薄力粉に浮き粉、松の実 を入れました。正直いうとかなり失敗作でした(^_^;)
今回加えた具は、比較的小さく切ったせいかもしれませんが・・。
冬はフルーツケーキを焼きます。
先日一度焼いたのですが、大きめサイズのドライフルーツを使ったら、同じ重量入れたはずが、具がまばらでスカスカな感じ。
もっとたっぷり入れようと計画中です。
なんで失敗なんでしょう?
チョコレートだと、オレンジ系の柑橘の方が合うのかな?
でも柚子ピールのチョコがけは割とイケルと思うのだけれど。