採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

台湾2015:白柚、麻豆文旦

2015-12-10 | +フルーツ

10月下旬に台湾に行った際は、白柚(パイユゥ というような発音)のシーズンでした。
 

白柚
台南郊外の道ばたには、直売所が林立しています。
この季節に行くことはあまりないので、こんな光景は見たことがないです。
白柚は、生のものを食べたことがなく、このチャンスに是非味見してみたいもの。
友人におでかけに連れていって頂いた際に、1個プレゼントして頂きました。(Thank you, Ruby!) 
白柚

ナイフは持参していたので、ホテルにて味見。
 

白柚の特徴は・・・

・皮はいい匂い。白いところを舐めてみたが、あまり苦味はなさそう。ピールにもよさそう。
 (ピールにする際は、表面のツルツルした部分は剥いた方がよさそう)
・砂じょう(小さなツブツブ)がぽろぽろとくずれやすく、また比較的皮が薄い。
 そのため、袋から取り出そうとすると、バラバラに崩れて汁で手が汚れる感じ。
 (文旦はツブツブが固めでみっしり密着しており、手が汚れない)
・味は、酸味は予想外に少ない。日本の晩白柚はもっと酸っぱかったような・・。
 ツブツブが柔らかでみずみずしいので、食感としてはグレープフルーツのよう。
 グレープフルーツから酸味とほろ苦さを抜いて、やや水っぽくしたような感じかな・・。
 ジュースにすると、このみずみずしさとさっぱり感は丁度よさそうです。
 (以前ジュースは飲んだことがあり、美味しかったのです。)

ベストの白柚がどんな味かは分かりませんが、今回食べてみた白柚は、黄色い柑橘の中ではインパクト弱めの味でした。
でも、もし機会があったら、また買って皮をピールにしてみたいです。
皮の白いところの味も、日本の晩白柚とは随分違って、くせが弱めの印象でした。
ピールは作りやすいかもしれません。


台湾の文旦 こちらは台湾の文旦(麻豆文旦 マドゥブンタン)。
てっぺんがむっくり尖っているのが特徴です。
(日本のはここまでは尖っていないですよね)
なんと、10月下旬はもう文旦シーズンは終わりなのだそうです。
前に調べたときの情報だと、成熟期は9月上旬!)
店頭にはほとんどなくて、お友達が家に買い置きしてあったものを分けて下さいました。(Thank you, Ruby!) 

日本だと文旦のシーズンは2月頃。
10月末で、もうシーズンが終わっているなんて、季節感が全然違います。
冬の寒さでおいしく熟すのかなー、なんて思っていましたが、文旦の木にとって寒さはむしろ迷惑で、あったかければむしろその方がよく育つのかも・・。

麻豆文旦は、白柚とは違ってツブツブがシッカリしてパリッとした食感。ここは日本の文旦とほとんど同じです。
でも味が微妙に違います。 
ほとんど酸っぱくない・・・。とっても甘いです。
収穫後、一ヶ月半ほど経っているとはいえ、日本のものよりも酸味がない気がします。
(やっぱり日本は寒さも厳しいし、酸っぱくなるのかしら??)
そしてほろ苦さの感じもちょっと違いました。 

でもとっても好みの味。 
余りに美味しくて、皮を剥いて、果肉の様子を写真に撮るのを忘れてしまいました。
(白柚より文旦が好み!)


台湾には「西施柚」や「樟柚」、「斗柚」など、まだまだ、知らないざぼん類が沢山あります。
(以前まとめたのでよかったらこちらをどうぞ) 
いつかこれらも食べてみなくては・・。 



■参考情報
台湾のざぼん類まとめ (当ブログ) 
中国語サイトを日本語訳してみました。
実際の大きさにあうように写真を拡大・縮小してレイアウトしてあります。PCならそれなりに表示できると思います。

台灣柚類品種果實特性介紹

阿州水果行(果物屋さん) の 文旦のページ  

台湾農業委員会 柑橘館  

コメント
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