ブログよりも遠い場所

サブカルとサッカーの話題っぽい

【漫画】アマガミ-Various Artists-3

2010-04-28 | 漫画
アマガミ Various Artists(3) (マジキューコミックス) アマガミ Various Artists(3) (マジキューコミックス)
価格:¥ 945(税込)
発売日:2010-04-24

 エロ漫画家大集合のアンソロジー第三巻が出たよー(^q^)ノ

 今回はなんていうか、今まで薫のことをもじゃもじゃとか言っててごめんなさい、と全力で土下座したくなる感じの内容だったわ。意訳すると、それくらい杏二さんの漫画が素晴らしかったということなんですが。こうやって原作の魅力に更に上乗せする形で描くってのは、いかにも正しい二次創作のありかたという感じがします。
 ちなみに二巻では梨穂子のことをぽちゃと呼んでいたのを土下座しました。
 面白いほどに成長してねえ僕。

 それはともかく、スト子こと裡沙メインの話があったのは意外だったなあ。原作ゲームでは意外と重めの話かつ、隠れキャラという位置づけのせいで出番がめちゃくちゃ少なかったですけど、好きなタイプのキャラなので、こういう形でエピソードを見れるのは嬉しかったり。美也との絡みがたまらねえ。たまんねえ。
 あと忘れちゃなんねえのは、紺野あなるあずれ先生の漫画。カミカゼ&ノーパンというエロ漫画であれば当たり前のコンボを、こういう形のアンソロで炸裂させるあたりの執念に感服。しかもキャラクターのチョイスが香苗さんってあたりが凄いを通り越しているというか、ヘアピンを外すと七咲ですよねという突っ込みすら野暮になってしまう気がする。

 なにはともあれ堪能させて頂きました。ハイ。


【雑記】アマガミアニメ化……人呼んで……師匠!

2010-04-28 | 雑記

『アマガミ』テレビアニメ化発表!

 わお! グー! ベリグー!

 そのうちアニメ化するだろうとは思っていたけど、ホントすんばらしいタイムスケジュールだよなあ。なんていうか継続性が半端ない。
 さすがに原作ゲームによる勢いは静まった『アマガミ』ではありますが、webラジオは現在進行形で配信中ですし、ドラマCDは継続して発売されてますし、漫画の連載やアンソロジーもクオリティ高いですし、ホントに火を絶やさないよう、丁寧に展開している印象を受けます。
 なんつーかエロゲ関係だと、遅攻(=延期繰り返し)過ぎて売るタイミングを逃したり、いつまで経っても一つの作品で引っ張り続ける焦土作戦(TYPEMOONやageみたいな)ばかりで感覚が麻痺しているせいか、こういう真っ当な「メディアミックス」を見ると逆に新鮮な気分。

 そして、肝心の『アマガミ』アニメは、どうやらヒロインごとのオムニバス方式になる模様。
 僕は見ていませんでしたけど、オリジナル主人公を投入しまくった『キミキス』アニメは散々な評判だったみたいですし、これは正しい判断と言えるのではないでしょうか。PV映像を見る限りでは絵も綺麗ですし、かなり期待できそうです。



 しっかし、上のリンク先の告知サイトは軽くテラー(恐怖)を覚えてしまうなあ。
 新谷良子も阿澄佳奈も好きな僕ですが、やっぱり制服というのは10代、しかも半ばの僅かな期間にだけ許されるものだと思わざるを得ないというか、ぶっちゃけTMAあたりが作ったAVみたいで吃驚しますよね、ね!(同意を求めるチキン)
 そしてふと、もしも『アマガミ』で、『涼宮ハルヒの憂鬱』→『涼宮ハヒルの憂鬱』みたいにもじったタイトルでAVが出るとしたら、どうなるんだろうなあと思った。巷に溢れる「四文字」タイトルだけに、考えるのが少し難しい気がしないでもないです。

 うーん。

 ……『アレガミ』?


【サッカー】ぎゃあああ!

2010-04-27 | サッカー・その他

新監督就任のお知らせ

 コレ見て「新潟ついに監督交代!?」って思った? 思ったよね? 思ったでしょ?

 ところが違うんダナ。コレ新潟のHPじゃないんダナ。実は大宮のHPなんダナ。


>このたび、大宮アルディージャでは、張前監督の辞任に伴い、
>前アルビレックス新潟監督の鈴木 淳氏が、
>新たに監督に就任することが決定しましたので、お知らせいたします。
>なお、鈴木新監督は4月28日の練習より指導実施し、
>5月1日 第9節vs京都戦より指揮を執る予定です。
>また、新監督就任に伴い、新たに里内 猛フィジカルコーチが加入いたしますので、
>あわせてお知らせいたします。プロフィールは次のとおりです。



 わーわー! まさに青天の霹靂! サーニャがノリ突っ込みサーニャアアアア!

 と、ひとしきり騒いだところで。
 淳さんみたいに優秀な監督が浪人するなんておっかしいなあと思っていたので、再就職先がアッサリと見つかったのはそれほど驚いてません。オリンピック代表の監督をするんじゃないかなんて憶測も飛んでいましたが、どうやらこういうことになったらしいです。
 ぶっちゃけ、僕、今シーズンここまでの試合を観て、「あ、こりゃ大宮、今年こそ降格かも」とか思ってたんです(←新潟のことを棚に上げて)。でも、そこはさすがと言うべきか、降格の危機に晒され続け、「残留慣れ」している大宮だけのことはあるよなあという感じで。ホントにサクッと手を打ってきましたね。
 しかも、コレって現状での最善手と思われる凄まじい一手なわけで、大宮にとっての最善手というのは、即ち残留争いのライバルである新潟にとっては最悪の展開になってしまったというわけで、こりゃもう新潟もウカウカしてられない! 次の試合、勝つしかない!

 このニュースを僕は、「新潟にとっての恩師が逃げ道を塞いでくれた」と捉えます。もう国内に現実路線を突き進める代わりの監督はいません。泣いても笑っても、新潟は選手と、そして黒崎監督を信じて闘ってゆくしかないわけです。

 第33節、淳さん率いる大宮と当たる前に。
 第34節、2010年Jリーグ最後の試合のため、反さんが新潟にやってくる前に。
 残留を決めて、笑顔で拍手とブーイングを送れるよう、中断までに立て直すしかない!
 ゴールデンウィークの最終日勝てるといいな~(´ω`)


【雑記】SSトーク21

2010-04-26 | 雑記

 下のSSは、第三回葉鍵板最萌トーナメントというイベントの支援用に書いたやつです。
 日程とか全く知らなかったのに、立ち寄ったサイトで知ったはるみの対戦日がその日だったとか運命を感じるよね!
 それにしても、実に久しぶりに『TH2』のSSを書いたものだなあ。
 あまりにもアルビレックスが勝てないから、きっと僕の頭おかしくなっちゃったんだな。

 コレとはあまり関係ない話、「葉鍵キャラが好き」という括りで考えたとき真っ先に頭に思い浮かぶ知人の名前があって、その人は『こみパ』の長谷部彩がめちゃくちゃ好きなんです。
 どれくらい好きかっていうと、僕も『こみパ』で一番好きなキャラが彩だったんですけど、その人の好きっぷりを見せつけられたら「あ、こりゃこの人の前で彩萌えとか言ったらアカンわ」と感じるくらい、軽く引くレベルでの思い入れを見せてくれた方なんですが(えー

 今回、どうしてか、最萌というイベントの存在を知ったとき、頭をふとよぎったのがその人のことでした。
 毎年、彩の誕生日になると彩スレに自作の壁紙(超巧い)をアップする人なので、ひょっとしたら知ってる人もいるかもしれないなあ。IRCで名前は見るのに発言するところを見かけないせいで、二次元の世界に入っちゃったんじゃないかと心配になるわ(^q^)


【SS】小ネタ・こせい だいじに

2010-04-26 | インポート

「ダーリンの好みの女になります」

 新しい教室にも慣れはじめ、ゴールデンウィークが間近に迫ったころのことだった。
 葉桜の下にビニールシートを敷き、肩を並べて弁当を広げていたら、ミルファちゃんがいきなりそんなことを言い出したのだ。呆気に取られ、思わず箸でつまんでいた卵焼きを取り落としそうになったが、なんとか堪えた。
 えーと。
 なんだって?
 今のミルファちゃんの言葉は、どういう意味だ?
「あ、ごめんね。はい、あーん」
 ぽかんと口を開けた俺の仕草を勘違いしたのか、ミルファちゃんは自分の箸でご飯をひとかけらすくい上げ、こちらに差し出す。
「……いや、これはべつに、食べさせてもらいたいわけではなくてね」
 と言いつつ、反射的にぱくり。
 いや、だってせっかく差し出してくれたのに食べなかったら勿体ないし。
 ……なんて咀嚼をしながら心の中で言い訳をしてしまう程度には、俺は『こういうの』に慣れないんだけど。
 それとは裏腹に、『こういうの』に対して周囲から生暖かい視線が向けられない程度には、お馴染みの光景だったりするわけで。
「え? 今日のお弁当美味しくなかった?」
「いやいやいや、そうじゃなくて。さっきミルファちゃんが言ったことが気になってさ」
「さっき?」
「ついさっき言ったでしょ。ほら、その、ダーリンの好みが、その、どうとか」
「あ、『ダーリンの好みの女になります』?」
「そうそう。それってどういうこと?」
「言葉どおりだよ。あたしは、今よりも~っとダーリンの好みの女になっちゃうんで~す」
 ミルファちゃんは、箸を握った手を自分の顔の前にかざして、可愛らしくウインクをしてみせる。それはそれは本当に可愛らしくて……って、ダメだダメだ。いくら可愛くても誤魔化されたらダメなのだ。ここでちゃんとミルファちゃんの意図を問いただしておかないと、またいらぬトラブルを招きかねない。
「どういうことなのか、もうちょっと詳しく聞かせてもらえるかな?」
「ん? ホントにそのままの意味だよ? ほら、あたしって前に、ダーリンがおっぱい魔神だから胸をおっきくしてもらったでしょ?」
「…………………………ええ、はい」
 何故か神妙な受け答えをしてしまう俺。
 だって答えにくいじゃん!
 事実だから否定できないけど!
 肯定するとすっごく負けた気がする!
 そんな心中の葛藤になど気づくはずもなく、ミルファちゃんは続ける。
「だからあたしも自分のおっぱいはすごく気に入ってるんだけど、そういえば他の部分についてダーリンの好みを聴いたことないなって」
「他の……部分?」
「そう。お尻とか腰とかふとももとか、あとは髪型とかかな」
 ミルファちゃんがそんなことを言うので、無意識のうちに視線が動いてしまった。

 ――制服の生地に包まれながらも弾力感を隠しきれていないお尻――

 ――それほど身長が高いわけではないのに出るところは出ていると主張するくびれ――

 ――短すぎるスカートから覗く健康的なふともも――

「……髪型だけ見なかったね、ダーリン」
 バレテルー! デスヨネー!
「ご、ごごごごめん! つい、つい! 出来心で!」
「って、べつに焦らなくてもいいのに。他の子を見てたら嫌だけど、あたしのことだったらいくら見ても構わないよ?」
 でも女の子は視線に敏感だから気をつけてね、とありがたい忠告まで受けてしまった。
 反省しよう。反省しろ俺。

 閑話休題。

「というわけでね、この際ダーリンの好みを知り尽くして、それでその好みに合わせちゃおうかな~って思ったんだ」
「……はあ、なるほど」
 それで冒頭の台詞に繋がるワケか。深……くもないな。うん。
 珊瑚ちゃんの誤解(強調)が原因とはいえ、俺の好みに合わせて自分のスタイルまで変えてしまうミルファちゃんのことだ。
 一般的に考えれば唐突な発想でも、それほど突飛には感じない。
 しかし、そうは言っても、どこまでも本気なミルファちゃんに対する返答だからな。
 しっかりと俺の気持ちを伝えなければならないだろう。
 軽口でおかしなことを言ったら、それを本当に真に受けてとんでもないことになりそうだし。
「あのさ、ミルファちゃん。俺は今のま――」
「あ、ちなみに、男の人が言う『今のままの君でいいよ』っていうのは一番信用しちゃいけないってお姉ちゃんが言ってた」
「……」
 イルファさぁん……。
 耳年増が悪いとは言わないけどさあ……。
 情報ソースが偏りすぎだと思うんだよ……。
「ね、ダーリン。なんでもいいんだよ? スタイルもそうだけど、他にもっとこうして欲しいとか、こうなって欲しいとかない?」
「……いや、でも真面目な話、俺はこれ以上ミルファちゃんにこうなって欲しいとかっていうのはないよ」
「ホントに?」
「うん。だってさ――」
 今だって十分すぎるくらいに尽くしてもらって、罰が当たってもおかしくないくらいだってのに。
 これ以上なにか要求したら、本気で天罰がくだるに違いない。
「――俺はミルファちゃんが最高の女のコだと思ってるし、」
 すう、と息を吸い込む。
 ……せいぜい歯が浮かないことを祈ろう。
「俺にとっては理想の基準がミルファちゃんになっちゃってるから、今さらそんなこと聞かれても困るよ」
「ダーリン……」
 ミルファちゃんの顔が、昼の日射しを受けたのとはべつの理由で、赤く染まっていく。
 おそらく俺も同じように顔を赤くしているはずで――
 やっぱり、歯が浮かないわけにはいかなかったけど。
 それでも、俺たちはどちらからともなく笑みを浮かべて、二人して笑い合った。
 俺たちの春の日は、こんなふうにして、ゆっくりとゆっくりと初夏へ移ろってゆく。


 後日談というか、今回のオチ。
 来栖川エレクトロニクスの研究所に、髪型とスタイルを変えて欲しいと要求するメイドロボが二人ほど現れたとか。
 型番はHMX-17xだったとか。
 その要求は、見分けがつかなくなるからという理由で却下されたとか。
 そんな噂が、

 あったとか、ないとか。

END