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サブカルとサッカーの話題っぽい

【サッカー】Jリーグ第9節展望

2010-04-30 | サッカー・アルビレックス新潟

 だーいーよーげーんー。

 シーズン終了時に、

 アルビレックス新潟は、

 「GO! GO! MANIAC」のデイリー売り上げと同じ位置にいる。

 はず。


1.鹿島(G大阪):1
2.G大阪(鹿島):0
3.川崎(湘南):0,2,3
4.湘南(川崎):0,1
5.清水(浦和):2
6.浦和(清水):1

 というわけで、今回はGOAL3を購入。

 鹿島ガンバ戦は、両チームともに過密日程で惨い試合になりそうですが、マルキーニョスのいる鹿島は盤石ということで。ただ、ルーカスが復帰したガンバも別のチームのように生き生きすると思うんで、このあたりがどう働くか見物。ルーカスはまだコンディションが戻りきってないでしょうし、早いうちにセットプレイとか意表を突いたミドルシュートで失点しない限り、ロースコアで鹿島が勝つと見ました。
 川崎湘南戦は、川崎の「馬鹿みたいに高く保つDFライン」を反町さんがどう突き崩すかというのが焦点。僕はさすがの高畑監督も、ACLの予選敗退を受けて対応してくると思うので、そうなると湘南は川崎の個の力でねじ伏せられてしまうのではないかなと。
 清水浦和戦は、普通に清水が勝つんじゃないっすかね。エジが大爆発したり、阿部が覚醒しっぱなしだったりすれば結果は変わると思いますけど、ホームの清水が負ける姿っつーのが今の段階だと浮かんでこねーや。最近は浦和の中盤のパス回しが、かなり極まってきているので、3トップの清水を揺さぶるとしたらソコなんですけど、浦和も90分あのパス回しは維持できないでしょうし。
 まあ、GOALはマジでヤマカンフィーリングだよね!

 で、我らが最下位の新潟は、アウェイで神戸と対戦します。
 や、ここ数年の勝敗だけを見ると、神戸は新潟の「お得意様」なんですが、実際に試合を観ている人間からすると絶対にそんな風には思えないよなあという話で。
 特に印象深いのは雨中のアウェイ、坂本→マルシオのカウンター一閃で勝利をもぎ取った試合ですけど、あれなんかも攻められっぱなしの時間帯ありーの、北野のPKセーブ(うっちーの大久保への囁きwwww)ありーの、勝利どころか、引き分けどころか、負けなかったのが不思議な内容でしたので。油断は禁物どころか、チーム状態を考えると「負けられない」というプレッシャーがかかっているぶんめっちゃやりにくいと思います。
 じゃあどうするかって話なんですが、明日の相手神戸の監督を務める我らが三浦トシヤは、今年はちょっと例年とは違うチーム作りをしているように見えなくもない。大宮、札幌と、手堅いといえば聞こえはいいけど、対戦相手からすると見ていて面白くも何ともない守備とセットプレイ重視のサッカーをしていた三浦監督ですが、この前のサッカー雑誌のインタビューでオシム爺ちゃんに薫陶を受けたなんて話をしてた影響なのかなんなのか、神戸では両サイドバックが上がる(!)戦い方を目指しているようです。そのため、三浦監督が指揮したチームの中では例外的とも言えるくらい最終ラインも高く保っています。
 ただ、これがお世辞にも上手くはまっているとは言い難く、だからこそ今の順位に甘んじているのではないかなと。個人的には、「負けるくらいなら引き分け」という以前の三浦監督の戦い方より、今みたいな「勝ち点3を取るか取られるかなんだよサッカーはよォ」という戦い方の方が好感持てますけども、新潟としてはその不安定なところを突くしかないでしょう、ハイ。
 これはサイドバックの攻撃参加がメインであるチーム全ての抱える問題なんですが(もちろん新潟も)、神戸はどうにも攻守の切り替えが遅れがち。それと同時に、中盤の守備の約束事が浸透しきっていないから、ハイテンポな切り替えを求める三浦監督の要求に、今はまだ多くの選手が応えられていない気がします。そのため、高い位置でボールを奪い、大久保やボッティにボールが入ったとしても、彼らよりも前にいる選手の数が少ないため、なかなか効果的な攻撃に繋げることができない。サイドバックの選手も、今はまだ上がるタイミングも探っている段階なのか、遅効のとき、ボール回しに参加する程度に留まっている印象を受けます。こうなってしまうとスペースも上手く使えないため攻撃が手詰まりになってしまうという、新潟とよく似たジレンマを抱えているのが今年の神戸ですね。

 ですから、新潟としては、とにかく神戸のファーストブレイクに気をつけることが大事。
 例えば最終ラインとボランチでボールを回してるところを大久保にかっ攫われ、裏に抜けたポポや都倉にスコーンと決められるという形だけは許しちゃダメです。逆に、マルシオ(欠場するならミシェウあたり)が高い位置でボールを奪い、裏のスペースを貴章やヨンチョルが使うことができれば、新潟にとっての大チャンスになりますので、狙うのはここしかないでしょう。
 未成熟なチーム同士の対戦ということで、あまりハイレベルなゲームにはならないかもしれませんが、だからこそ余計に勝利への気持ち、執念というものを見せて欲しいですね。新潟は前節の広島戦で、前からのプレスが復活したような気配が見えていたので、ガス欠にだけ気をつけてカッチリと勝ち点3を持ち帰って欲しいものです。ホント頼むよ、黒さん……。