狼と香辛料 4 (電撃コミックス) 価格:¥ 599(税込) 発売日:2010-03-27 |
一巻の時点から、すんばらしいコミカライズの形を体現している、わっちこと『狼と香辛料』の最新巻。
いやはや、今回も実にすんばらしい内容でした。物語に関してはラノベで一度、アニメで一度追っかけているので新鮮味はないですが、満を持して登場したノーラの描写のこだわりを見ていると、書き手の思い入れがひしひしと伝わってくるかのよう。
読んでるほうが心配になるくらいのスローテンポですけど、これだけ丁寧に描いてもらったら原作者の人も本望なんじゃなかろうか。漫画はアニメの放映に先んじて始まったのに、アニメは既に半年前に二期が終わってるからなあ……。
そう考えると、アニメという媒体の「コンテンツ消費能力」ってすごいんですね。そのぶん訴求力があるので、オタク業界におけるヒット作化には欠かせない要素になってますけど。
それはともかく、三巻の時点から引っかかってたノーラへのこだわりが、今回は明らかになったわけで。ちゅうか漫画版でちょくちょく挿入される「危ういところでノーラは貞操の危機を免れています」描写のエロさは異常。世界観的に裏ではこんな感じなんだろうなあとは思ってましたが、こうしてちゃんとした形として見せられるとエネクのMVPっぷりは凄まじいわ。
エネクこそ犬の鑑……!
犬の中の犬……!
こういう犬に、僕はなりたい。
どうでもいい話、漫画版のホロは胸が増量されている、なあ。