>あまがみやったこと無いけど、面白かったです
読んでくださってどうもありがとうございました。
ていうか早！ チェックなさるの早いですね！
web拍手設置はしましたけど、まさか初日にコメント頂けるとは思いませんでした。
『アマガミ』はそのうちベストが出ると思いますので、そうしたら是非プレイしてみてください。面白いです。
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乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX) 価格：￥ 651（税込） 発売日：2009-10-15 |
出た━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!!
メイド漫画の金字塔『エマ』の作者、森薫さんの新作がついに単行本になりました。個人的に、これまでの森薫作品を好きな順に並べると、「エマ8～10巻＞シャーリー＞エマ1～7巻」という感じなんですが、この『乙嫁語り』はどこに入ることになるのか、果たして。
や、もちろん長編も悪くないんですけど（ちゅうかサンプルデータ自体が少ないんですけど）、やっぱ森薫さんって短編が抜群に巧いと思うんですよね。
件の『エマ』は、メインヒロインが眼鏡をかけているせいでメイドというアドバンテージを失ってしまい、7巻まではそれほど楽しめなかったのですよ。面白くないわけではないんですが、こんなものかなー程度の弱インパクトで。ところがまあ、（メイドまみれの限定版表紙に釣られて）8巻を買って驚いたというか、短編のあまりの完成度の高さに度肝を抜かれてしまいました。画力が一足飛びで上達してるのもスゲェと思いましたし、なんかもう、このときから森薫さんの作品は作者買いするリストに入った感じなんですが。
とまあ、そんなわけで話を『乙嫁語り』に戻しますけど、トンデモナイですねコレ。作品から伝わってくるスケールの大きさがマジパない。こんなふうに物語とは別に、絵を眺めてるだけで楽しめる作品って滅多にないよなあ。
もちろん物語のほうも過不足なく描かれていて面白いです。どれも甲乙付けがたいですけど、二話の「ダメです。一回だけって言いましたから、もうダメです」あたりはキャラの性格がよく表れてて特に好き。どんな事柄に対しても一辺倒にならないのが深いというか、厚みを持たせたキャラクターというものを、この台詞と表情で描き切っているよなあ。こういう生き生きとしたキャラを書けるのってホント凄いと思いますわー。
とりあえず、『シャーリー』、『エマ』に続く三つ目の長編ですけど、これから先の展開に期待です。短編みたいなインパクトを残すのは難しいかもしれませんが、一巻のような「ぎっしりと中身の詰まった話」が続きますように。
そんな感じで、わざわざオススメするまでもないと思いますが、購入を迷っていた方は騙されたと思って是非。