帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

ペイント

2024年05月19日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

天候急変に付き、今日一日ウインドサーフィンだったのを変更。

曇りのち雨との事ですから、まだ糞冷たい湖で風待ちなんてやってられませんので、依頼リフォームの続きをやることにしました。

 

朝の5時に家を出て、職場で車を乗り換え、7時には現場到着。

今日は室内をペイント予定ですから、2階洋室を片付けます。

 

と、途中でとんでもないポカミスに気がつきました。

この部屋、のエアコンの為の配線を通すのをすっかりと忘れてました。 

バカですよね~本当に

アチャ~~~~~~~  と思うのですが、泣きを入れていても始まらないので、通線開始。

 

運良くこの部屋の下にブレーカーパネルがあるので助かりましたが、 それでもブラインド作業ですから、簡単に通線ワイヤーが通りません。

三カ所も無駄な穴を開けてしまいましたが、無事に貫通。

後の処理が頭痛いです。 

ブレーカパネルのところから、青い通線ワイヤー出てきています。

今日は配線材もありませんし、すでに1時間ほど時間を消費していますので、本題?にすぐ移ります。

 

まずはマスキング。

当然ですが、綺麗にマスキングするには、ジョイントコークを使います。

しかし・・・・・・・年月の経過で茶色くなってきている天井も壁も、とにかく薄汚いです。

通線で、一人で大騒ぎしていた収納もマスキング。

床の巾木もマスキング。

曇りで部屋が薄暗くて、なんつ~か・・・・

ペイントはノボクリーン(有名)を使います。

まずは天井、そして壁をペイントしていきますが、天井はローラー、壁はコテ刷毛を使います。

一回目は当然ですが、写真の様にムラが凄いです。

白は神経質なので、下地の色がどうしても出やすくて、こうした黄ばんだだけの上に新しいペイントをすると

こんな風にムラが出ます。

下地がもっと濃い色だと、とにかく塗りつぶして全くムラの無い状態にするのはかなり大変です。

それだけ新しいペイントの白が鮮やかと云うことなんですけどね。

二回目のペイントを開始。

まずは天井からですが、二回目を縫った部分は明らかに色が違います。

3回目を開始。

こちらはまだ3回目の塗装前ですが、まだムラが目立ちます。

3回目終了。

以前エアコンが取り付けられていた処は無塗装にして、この部分だけは後で壁紙処理します。

貫通ホールを通し、後の張り替えが容易なように部分的に新しい壁紙にして、さらにボーダーを引くことで、エアコン取り付け位置とするんですね。

 

さて、全体のペイントが終わると、 窓のマスキングを破って窓を解放し、通風開始。

しかし・・・・・・やっているときは全身汗だくでした。

 

何故ならペイントの蒸発水蒸気が凄い事から、部屋全体が蒸し風呂状態になるからです。

多分、外の気温は26度くらい、室内温度は28度くらいだと思うんですが、何度か部屋をでたらス~ット涼しい。

ただ、しばらくすると体が慣れてしまうので、外の風も蒸し暑く感じようになってくる。

 

ここで遅めのお昼。

食べ終わると、休まないですぐに作業開始。

ペイントがある程度乾くまでの間、1階和室の砂壁剥がしがまっています。

剥がしと言っても、完全に剥がしてしまうのでは無くて、劣化して触るだけでポロポロ落ちてくる砂だけを取り除く作業。

殆ど片付けている時間が無く(朝の無駄な通線作業の影響で)余り片付けないで開始しますが、写真の緑色の束子でガンガン壁を擦ります。

年月の経過で、糊成分が飛んで風化した砂壁はバンバンと顆粒になって下に落ちていきますが、

”束子”なのでやっている時に引き剥がされた砂が跳ね返って来て、全身砂だらけ・・・・・

 

こうした砂壁、繊維壁、一昔前に使われていた日本風?壁材が大嫌いな僕でして、イライラしながら擦ります。

昨今の住宅の設計や使われている素材の良さは素晴らしく、しかしながら以前はというと、和室は糞安物のペラペラのラミ天。

壁は砂壁か、繊維壁、聚楽壁。

畳は安物の、合成畳。

 

浴室はというと、激寒床タイル、壁もタイル、浴槽は小さくて深く、排水は?というとシロアリの大好きな、浴槽下すり鉢式。

https://arikiri.com/arikiri-blog/%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%BC%B5%E3%82%8A%E6%B5%B4%E5%AE%A4%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C%E7%82%B9%EF%BD%9C%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0/

通風もへったくれも無く、周囲を塞いで、わざ?とシロアリが大繁殖する様に造ってある????

 

床や廊下は?というと、9~12mmの質の悪い接着剤で構成された合板で、しかもなんとそれを”直接根太撃ち”というお粗末な施工。

なので、すぐに床がヘコヘコになってきます。

 

断熱なんて全く頭になくて、入れようとする気持ちすらなく(チクチクするので)、 ”日本は高温多湿だとかなんとか・・・・知ったか丸出しの言い訳をして確かに”通風満点”なスカスカ壁面。

おかげで真冬は暖房の熱が無駄まくりの激寒。 

 

トイレはとにかく薄汚く暗く、粗末な照明にポットン便器。

少し増しな洋式便器が付いているかと思えば、床はお決まりの最悪のタイル。

タイルの継ぎ目に染みこんだアンモニア臭は抜けませんので、 唯々臭い・・・・

 

キッチンは粗末な換気扇に、これまたタイルの壁、シンクサイズが小さくて狭く、洗い物すると周りが水だらけだし、

台所そのものがまずは小さい。

 

本当に大工が自分達のやりやすいように、しかもいい加減が目立たない工法と可能な限り安い素材でありながら

可能な限りお金をふんだくれる施工。

ある程度年月が経つと自動的にあちこち歪んだりたわんだり凹んだり、音が出たりして、自動的に自分に仕事が回ってくる様になっている。

 

とにかくこうした”中古住宅”をリフォームしていると、当時のそのいい加減さとだらしなさにただただ腹が立ってきて、屑みたいな家を長年のローンで買わされるという、とにかく悪質なんです、日本の建設業界は。

 

さて、余計な話は置いておいてと、擦っていると砂が落ちまくる壁と、そうでも無い壁があります。

下に落ちた砂

落とせるだけ砂を落としたら、こちらは終了。

此処は、残りの砂含めて壁全面固定する特殊なコーティングをします。

その後は、誰でも施工がかのうな漆喰にて、新しい壁に生まれ変わらせます。

 

1階での作業が終わったので二階に上がりますが、 しばらく通風していたおかげで塗装が落ち着きました。

3階塗りしているので全くムラはありません。

塗装が完全に乾ききってしまうと、 マスキングを剥がすのが大変なことになるので、この段階で処理開始。

全てのマスキングを取り払うと、新築同様の美しい部屋が誕生します。

この後は窓枠や場合によって回り縁のペイントをして、さらに収納の扉や内部の処理など、まだまだやることが沢山あります。

この時点で時刻は4時半。

予定通りに終わりました。

 

えへへ