だんだんと心配していた事が起き始めている、戻り梅雨だ。
例の太平洋に鎮座している低気圧がいつまでたっても消えない、その製で気流が変わって冷たい風を
北朝鮮の上から新潟に向けて打ち込む典型的 冷夏多雨の悪夢状態になりつつある。
7月のはじめ頃にアリューシャン列島あたり高気圧が出来はじめて、変だな~?とは思っていたけど、
やがて太平洋に高気圧が出現、 この二つが合体していたのが梅雨明け一週間くらいの期間。
ところが、高気圧と高気圧の間には必ず低気圧が出来る。
なんで今回みたいな配置になっているかというなら、 大平洋高気圧の場所が沖縄あたりを中心としているからだ。
こうなると 真夏の西高東低 気流の流れが影響受けて 冷たい風を日本列島に導くことになる。
23日の予報はこうなっている。 本来なら黄色い矢印の気流は右斜め上に流れて行かなくてはならない。
ところがずっと居座る低気圧が進路を曲げている。 本来なら時間の経過とともにこの低気圧が高気圧に変化して、
再びアリューシャン沖の高気圧と 沖縄下の高気圧が並ぶか合体して、それに伴い猛暑がくる。
ところが低気圧がなかなか高気圧へと変わらず、こうなると冷たい大気がさらにこの低気圧に注ぎ込まれるので、
発達してなかなか消えなくなる。 当然に前線が引っ張られるように日本列島に移動してくることになる。
ちなみにこれが72時間後の予測。 こうなると最悪。 二つの低気圧が盛んに北の冷たい空気を呼び込むので
気温は20~25度程度 そして雨ばかりの状態へと変化する。 やっかいなのはアリューシャン沖、 右下の高気圧
そして沖縄下の高気圧に 阻まれた低気圧は移動できないことから停滞し続ける可能性が高く、本来低気圧に変わらなければ
ならないはずのシベリアに有る高気圧は次々と低気圧を生んで日本へと送り続けてくる。
1994年だか5年にあった 最悪の夏の悪夢が再び復活の可能性がほぼ90% と僕は見ている。
今週中に太平洋の低気圧が消えないと 8月いっぱい低温そして雨 もう今年の夏は終わったと考えて良い。
とうぜん米も不作、再びあの騒動がよみがえるわけだが・・・・・