ラバーレッグフライ。
絶対使わないと思っていたのですが北海道フライでは不可欠のようです。
実家の用事がてら北海道第4ステージ用フライのチェックにと、雨覚悟、むしろ好材料と目論み野反湖へ12時、到着です。
しかし、水位が高いこと高いこと。みやげ屋のおばちゃんにその辺話したら、「そりゃー、ずーと雨だもん」の返事が間髪なしに返ってきました。
因みに、昨秋釣行の10/10と比較するとマジで「+8m」です。ニシブタワンドの地べた剥き出しエリアは水面から2mってとこでしょうか。(コレは目視)
話によると昨日、7月最後の放流をした模様。尾鰭まん丸君は見たくないのでニシブタワンド諦め、反対側へ。
雨はしょうがないにしても風が思った以上に強く、そうでなくてもスキルが低いのに‥、キャストが思いやられそうです。
風裏のワンドまでキャストせずに歩き、風に背を向けあらためて湖面を眺めると、水色は全く問題ないようです。
フライのチェックとは言いつつも試釣なんだから魚よ湖面を見ていてくれよ! と、独り言を繰り返しながら4Xティペットに結んだラバーレッグ・ライツロイヤルをキャスト!!
全く反応なし。まー、視認性はそこそこあるし、ティペットも撚れないのでとりあえず、初期段階は合格ですかね。問題は浮力の耐久性。ピーコックって自体に浮力が無いし、スレッドで補強しても耐久性が乏しいので、本音を言うと好きなマテリアルではないのです。(笑)
吐き出し口で出たと思ったら‥。コイツじゃー、耐久性チェックができないじゃん! 鋭い歯でガシガシしてもらわないと。
その後も”ウ様”連発。お陰で浮力の耐久性の確認とハックルの巻き回数が少ないのかも? の課題だけ判明です。
それにしてもショボイ反応はあっても、レインボーらしき蠢く”モワン”てーのが今日は全くありません。
背中を雨に打たれながら17時半まで頑張っても、レインボーどころかニジマス(放流君)らしき反応もなし。全て”ウ様”です。
因みに、今日は終日雨で気温15℃、水温(表層)19℃。決して負の要素ばかりではなかったのに‥、秋に絶対リベンジです!!
ここんところの突っ走りでフライボックスもスカスカになっちゃったので、今日は久々に巻いてみました。
ただ、相変わらずイメージの貧困さから従来のパターンより脱皮できませんでしたけど‥。
サイズは#12と#10。
大きいサイズなのに1日で21本とは‥、集中力が続かないのは歳のせいだけではないのです。
昨年来からのスタンダード。って、言うか進歩が無いCDCカディス。
ズーロンとCDCだけのマテリアルで10分もあれば巻けちゃいます。
飽きちゃったのでアントを巻こうとボディーのクビレは作ったものの、結局ズーロンとCDCを被せてフライングアント?。
正真正銘のパラシュートアントを巻こうとポストは作ったものの、フックのカーブを見ていたら何故かコンドルクイルのぶら下がりパターンに姿を変えちゃいました。
サドルハックルが若干長いのは、ご愛嬌と言うことで。
CDCのウィングがサーフェスフィルムに乗っかってくれるか、今月下旬の南アルプスで試してみましょう。
近年、スレた魚を相手にしていないせいでしょうか、イメージは全く湧かずタイイング意欲も掻きたてられません。
今年もヤマメは数える程度しか釣ってないなぁ‥。
先週までは全くの無気力状態でしたが、ヒョンなことから今シーズンのスイッチが入ってしまいました。
千曲川解禁に照準を合わせ、とりあえずリハビリも兼ねて#14ニンフから巻いてみました。
とは、言いつつも巻きたいもののイメージが湧かないので、目に入ったグースバイオットとコックデレオンで下半身を‥。
アクセントのギルはミニオーストリッチ、ウェイトも巻き込み実戦用そして、リードニンフとしました。
因みにフックは、近年ドライ用フックを多用してます。
気泡を抱いてくれる秘密兵器なのですが、未だにベールを被ったまま。(笑)
リハビリが終わったところで、ミッジへ移行したのですが、#20でもかなりキツイです。
島憲さんオススメのフローティングピューパで大苦戦、ならばと、クロカワゲラをイメージしたものの苦戦の末に出来上がったのはカディスだし、冗談抜きに視力がヤバイことになっているのを痛感です。
もー、#24以下は無理かも、それよりキャストしたフライは見えるのでしょうか。
2月16日は、果たしてどうなることやら‥。第1投はニンフ、しかもドロッパーになりそうです。
先週の「うらたん」で思い残すことなく竿納ができました。
小菅や神流川が気にならない、と言えばウソになりますが来シーズンに向け英気を養うこととしましょう。
諸々を整理する中、スカスカになったのFlyBoxを見て、昨年のデータのことを思い出しました。
「シーズン、どんくらいフライをロストしているのか」って、やつです。(HP「その日の出来事」2007をご覧あれ)
雑駁なデータは、
繰越数 : 433本
タイイング数 : 223本
現残数 : 476本
で、
ロスト数 : 180本
春と秋では、ニンフとドライの兼用なんて日もあるので厳密な値にはなりませんが、1日(1回)のロスト数が3.1本とはチト驚きです。
実感として、多い日は5~6本は枝や魚に持っていかれてる気がしていたので、もうチョット多いかなと思ってたのですが‥。まー、今シーズンは忍野等のシビアな釣り場へ行かなかったことが値を下げた要因かもしれません。
ミッジは昨シーズンの量産分で対応出来ちゃったので今シーズンは1本も巻きませんでした。
では、223本の内、ドライ197本はどんなのを巻いたか振り返ってみると、以下のパターンが99%となります。
フックはd82の#14。
シャンクが短いのでフライサイズは#16ってトコでしょうか。ハックル下部は90°にカットです。
ボディーカラーを変えたアカマダラもかなり巻きましたね。
コレもフックはd82の#14です。
ハックルは面倒なので巻かなかったのですがドレッシングは薄めのため、スケーティングは抑えられます。
シビアなライズには欠かせませんでした。
フックはd21の#16です。
#16は、5月まで。
スケーティングを抑えるため、ハックルを3回巻き下部は120°にカットしてあります。
ボディーカラーを変え、コレも相当巻きました。
フックはc46FW4XFの#12で見た目も大きくなりましたがキャスティング時の抵抗を軽減させるため、ハックルは省略です。
シーズンで一番出番の多かったのがこのパターン。4Xファインでライトワイヤーの割りにトラブルは、ゼロ。
マーカーカメムシのドハデさから一転、オーソドックスカラーのディアヘアーで巻いてみました。
フックは、CDCカディス同様、軽量のc46FW4XFの#12としましたが木々の写り込んだ水面では視認性が悪く、改良の余地あり。
来シーズンはリアルさの向上も目指し、ハックリングに工夫したいと思います。
。
ウィングやボディーのカラーを変えた、上記4パターンのバリエーションを増やしただけのタイイングしかしてなかったんですねぇ。改めて気づきました。
アントやパラシュートは出番が少なかったこともあり、ロストも少なく昨シーズンので間に合っちゃたからなんですがこれだけ特化したタイイングに終始したシーズンは記憶にありません。
歳のせいでイメージの貧困さとアグレッシブさが欠落してしまったのかもしれませんね。
来シーズンのマイブームがどんなフライになるかは分かりませんが、気が付けば今シーズンのフック調達本数は、ドライ用だけで2,120本。
ストック本数まで含めると、‥‥あと20年は巻くことができそうです。(自分でも己のバカさ加減に呆れます)
先日の大尻沼では、フライの視認性と浮力に何か納得できなかったので、過去にも試みたチューブフォームの”アント”を巻いてみました。
5年前に”不沈フライ”となることを確信すべく、秩父の瀬で試したものの水面に飛び出す浮き方ではなく、水面下に張り付くような浮き方にガッカリ。
期待が大きかっただけにショックも大きく、それがトラウマとなり暫く封印されていたマテリアルだった、チューブが今再び!!。
試しに風呂の湯舟に投げ込んでみると、最小はポッカリも、指でツンツンすると5年前と全く同じ状態に‥。
後は、フロータントでカバーするしかないようです。モノは試し、ニクワックスを施してみますか。
もう1個のイマイチフライ。
色鮮やかなディアヘアーをホームベース型に刈り上げ、ヤーンのオーバーボディーでソレらしくした”カメムシ”君。
1尾掛けるまではイイ感じで浮いているのに、掛けたアトはシッカリとメンテした筈なのに徐々にポッカリさがなくなってしまったのです。
ゴッダードカディスでは実績のあったクリップボディー、予想外のデキにガッカリでした。
気持ち細いなぁと、思ったダイドカラーのディアヘアーに問題があるのかも知れませんが‥。
で、構想はあったものの実践には抵抗があった禁じ手を使っちゃいました。
クリップしたボディーに粘土タイプのマーカーを貼り付けちゃったのです。
仕上げのオーバーボディーは同様にし、心持余りは長めにカットしてみました。
これも試しに湯船に放り込んでみると。
うーん、確かに浮きます。マーカー仕様ですから‥、でも簡単にひっくり返りキールタイプにもなっちゃうのは大誤算です。
何はともあれ、アト何種類かの”不沈フライ”を引提げ今月もう一度、大尻沼へ行ってきます。
結末は報告しますが、期待はしないでくださいませ。(笑)
一部エリアを除き、渓流の2008シーズンも幕が降りちゃいました。
さて、鶴ヶ島Nitoさんの情報提供による「MARUTO」フックをミッジ不要のハイシーズン以降、他のフックを使わずオフまで使ってみた感想を記してみましょう。
ポイントのシャープさ、折れはもとより伸びも全くなく、国内メジャーフックとのポテンシャルの差は全く感じられませんでした。
その中で、エサ針の形状に近い「d82」ってヤツは、個人的見解ですがフッキングも良くバレ難く、気にいっちゃいました。
ブランド関係なく、さすがメイド・イン・ジャパンですね。
で、来シーズン用に3種をサイズ別に8袋、計800本調達しちゃいました。
単純計算で4年分のストックになりますが調達費用は、(630×8)5,040円ですから。(笑)
因みに、同じく箱買いをしていた20年前はコノ価格ですからウソみたいです。
数年後、救世主となったTMC100ですら1,300円前後、1,700円のプライスが見えているのは、TMC200です。
話しが逸れましたが予算縮小を余儀なくされた貧乏FFMにとって、「MARUTO」は現在の救世主なのです。
釣り仲間の”N”さんより耳寄り情報とともにフックサンプルが届きました。
はりメーカーの老舗、土肥富のフライフックです。価格はナント、100本で630円とは驚きです。
同じ#14を並べてみましたが、どれが「d24BL」か、お分かりの方はかなりディープなフックフェチとお察しします。正解は真ん中のフックです。
一番上が最もポピュラーな形状のTMC100、一番下は、がまかつB11-Bです。ゲイプの違いでしょうね、d24BLのシャンクが一番長く感じますがベントまでは大して差はなさそうです。
(上の写真提供者はNさんです)
ラインナップはソルトウォーターまでカバーしてるのに、ウエットのロングシャンクのバーブレスが無いのがチョット寂しいです。
ロストしまくりのウエットとニンフフックは今シーズン、コレで決まりです。
ただ、品薄状態のようなので早目に注文してみます。