ハケンの品格

今回注目浴びてた、小松政夫みたいな人、結構普通にいると思う。

大げさでも何でもなくね

パソコンに全くついていけなくて、・・・・ついて行く気もない退職間際のおじさん。

美化した過去の業績を支えに毎日を過ごす。

会社のお荷物なんて言われながらも会社にしがみ付く

いや、しがみ付こうとしてるならまだ可愛げがあるが、自分は職を失わないという根拠のない自信があったりして、何だか偉そう。

そこに、突然の解雇通告。

ショックをうけるおじさん。

その驚愕ぶりにこっちが驚く(￣ヘ￣;)


かわいそう・・・・かな。

そりゃ、ご老人にショックを与えるという点では一見かわいそうに見える。

「老人に親切に」と幼いころから刷り込まれてるしね。

でも、自分が衰えていくことに危機感を持たず、何の努力もしてこなかったのなら、仕方ない。

という春子の言葉はごもっともに思えた。

たった今職を失って、次の仕事に就くには、自分に何が必要かを見定め、

そのことに向けて、今できることを精一杯しているスーパーハケンの春子。

現状に甘んじて、危機感を持たない正社員を見下しつつ、でも自分はハケンとは言え会社に雇われている以上、正社員がしでかしたミスもカバーする。

ハケンの報われない姿がよく描かれていると思う。