メキシコ市(CNN) イランの首都テヘランで大統領選後の改革派による抗議デモ現場近くにいた女性が銃弾を浴びて死亡した事件をめぐり、イランの駐メキシコ大使は25日、「米中央情報局(CIA)などの組織が関与している可能性がある」との見方を示した。
この女性、ネダ・アグハ・ソルタンさん(26)は20日午後、大統領選の不正疑惑をめぐる抗議デモの現場近くで、突然胸を撃たれて死亡した。その様子を写した映像がインターネットに公開され、世界的な反響を呼んでいる。
これについてイランの駐メキシコ大使、モハマド・ハッサン・ガディリ氏はCNNのインタビューに応じ、「ネダの死は極めて不自然だ。ネダさんが背後から、何台ものカメラの前で、それほど大規模なデモが行われていたわけでもない場所で、どうやって撃たれたのか疑問がわく」と語った。
その上で同大使は、CIAなどの組織が絡んでいるのではないかとの見方を示し、「もしCIAが誰かを殺し、それを政府関係者のせいにしたいと思えば、女性を選んだのは適切な判断だ。女性が死ねばより多くの同情を集められる」と話している。
CNN.co.jp
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