1月23日の告示日を前にしてツイッター上では早くも舌戦が開始している。
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今回の都知事選で脱原発候補を一本化することはあきらめざるをえないが、舛添要一候補(予定者・・以下省略)が掲げる「脱原発」を信用する有権者はほとんどいないだろう。宇都宮健児候補は候補者本人の人柄には信頼が置けるとしても、従来の社共革新陣営の枠組みを超えて支持を広げて勝利を勝ち取る見通しを立てることは困難である。3・11以降の脱原発市民運動で大きなポイントになったことは、「どのようにして従来の左翼・右翼の思想の垣根を超えて大多数の国民の結集を図るか」というテーマだったと言える。
現在、放射能汚染を始めとする地球環境問題は、思想の違いを超えて人類全体の生存を脅かす地球規模の緊急課題になっている。原子力エネルギーは、安部総理がどう言おうと、人類がコントロールできない危険なエネルギーであり、原子力発電と核兵器の即時放棄は世界の未来を決定する最優先事項である。
これからの都知事選に保守系の元首相に、革新系の脱原発勢力を含む大多数の有権者の支持を集中することができれば、圧倒的多数の票を獲得する可能性が高い。そして、当選後の新知事に都民の声を寄せていくシステムをインターネット上に作り出していくことも可能なのである。さらに、新知事は当選後に他の脱原発候補もスタッフに加えて政策を肉付けしていけば、都議会でも大きな紛糾を招くことなく議案を成立させていくことができるだろう。
都民の多様な願いを新しい都政に反映していく道筋を共に切り開こうではないか。
☆F★
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《都知事選》 脱原発市民団体 細川氏一本化へ(田中龍作ジャーナル)
「脱原発都知事を実現する会」の記者会見。代表世話人の河合弘之(左)鎌田慧(中央)両氏。=20日、参院会館 写真:島崎ろでぃ=
【都知事選】 脱原発市民団体 細川氏一本化へ
http://tanakaryusaku.jp/2014/01/0008606
2014年1月20日 21:31 田中龍作ジャーナル
「原発を止めるためには勝つ候補者でなければならない」。東京都知事選挙をめぐって脱原発候補の一本化を目指していた市民団体や環境団体のリーダーたちが、細川元首相を応援することに決めた。きょう、国会内で記者会見し明らかにした。
「細川一本化」を表明したのは「脱原発都知事を実現する会」。瀬戸内寂聴(作家)、柳田眞(たんぽぽ舎)、村上達也(東海村・前村長)、木村結(東電株主代表訴訟)、吉岡達也(ピースボート)、村田光平(元在駐スイス大使)……脱原発運動をリードしてきた著名人が名を連ねる。代表世話人は鎌田慧(ルポライター)、河合弘之(弁護士・脱原発弁護団全国連絡会)の2人。
「実現する会」は脱原発候補の一本化を目指して今月15日に細川、宇都宮両陣営と交渉した。だが交渉は決裂、一本化はならなかった。「実現する会」で話し合った結果、次のような理由から細川氏支持を決めた。
・細川氏の脱原発政策はいまだ明らかではないが、陣営は「再稼働反対」、「原発ゼロ」「脱原発を優先する」としている。
・宇都宮氏は脱原発を政策としているが、他の政策と並列させており、優先度が低い。
記者会見では実現する会のメンバーから「原発を止めるには勝てる候補でなければならない」とする趣旨の発言が相次いだ。
「再稼働させないことを明言するのですか?」筆者の質問に細川氏は「22日の記者会見で話します」と答えるに留めた。=20日、八重洲 写真:田中龍作=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2014/01/4ed59919e99329a809374a5f7b20427d.jpg
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都知事選投票率55%で宇都宮60万、舛添230万、細川250万予測 - Infoseek ニュース
細川護熙・元首相が、小泉純一郎・元首相の支援を受け、東京都知事選(2月9日投開票)への立候補を表明した。この細川・小泉連合に官邸は衝撃を受けている。官邸が慌てまくるのも無理はない。細川氏と小泉氏。2人の元首相が並んでカメラの前に立ったとき、大逆転劇シナリオの幕が開けたからだ。
細川氏の出馬表明前、官邸には都知事選の2つの世論調査の数字が報告されていた。ひとつは東京新聞が1月10~12日に行なった調査で、本誌が入手したのは、〈舛添19ポイント 細川9ポイント〉という内容だ。
もうひとつは、フジテレビ『新報道2001』が行なった調査であり、各候補の支持率は、〈舛添38% 東国原16% 細川15% 宇都宮10% 田母神7%〉となっている。
いずれも報道されていないナマ数字で、自民党が支援する舛添氏が細川氏にダブルスコアをつけている。ならば、目の色を変えて細川叩きをしなくても、舛添氏が楽勝の形勢ではないか。しかし、官邸や自民党は、脱原発連合の「本当の支持率」を知っているからこそ、焦っているのである。
実は、それらとは別に、自民党幹部たちが大手紙ベテラン政治部記者とともに都知事選の情勢分析、票読みを行なった数字がある。
「有権者総数は約1080万人。票読みは投票率55%という前提で行なった。宇都宮氏は共産党の基礎票に近い約60万票、田母神氏も約40万票にとどまり、舛添氏は自公の基礎票の目一杯で約230万票、対する細川氏は250万票前後になり舛添氏を逆転するという結果だった」(自民党幹部)
自民中枢が衝撃を受けたのは、「投票率55%でも逆転」という票読みである。どういうことか。過去2回の都知事選の投票率は58%(2011年)、62%(2012年)とそれよりも高い。しかも、東京新聞の世論調査では、今回は「投票に必ず行く」「たぶん行く」という回答が93%に達しており、有権者の関心の高さからいっても、前回の62%を上回るのはほぼ間違いない。
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