ふるやの森

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ジョージ・ソロス:AIPACを批判 1

2007-09-10 13:30:27 | 闇の世界史
ブッシュ政権は、またしても中東政策で大きな失敗を繰り返そうとしている。その後に惨憺たる結果がもたらされるにもかかわらず、注意は十分に払われていない。今度の失敗はイスラエルとパレスチナの関係に関するものである。ブッシュ政権はハマスを含むパレスチナ統一政府をテロ組織と見なして、政府として認めることを拒絶することでイスラエル政府を実際に支えている。このことが中東戦争の全面化を防ぐための中東問題の平和的解決を阻んでいるのである。アメリカ政府とイスラエル政府はマフムード・アッバース(パレスチナ自治政府大統領兼パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会議長)だけと交渉しようとして、パレスチナ評議会で多数派を占めるハマスは次の選挙で転落すると期待している。これが無益な戦略である理由は、ハマスは初期の選挙をボイコットすると予想されるからである。仮に選挙の結果、ハマスを排除することができても、彼らの支持なしには和平協定は成立しないのである。
3月15日 ジョージ・ソロス
On Israel, America and AIPAC
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アメリカ最大の圧力団体:AIPAC
 

アメリカ最大の圧力団体:AIPAC

2007-09-10 11:43:31 | 闇の世界史
アメリカ・イスラエル公共問題委員会(-こうきょうもんだいいいんかい、The American Israel Public Affairs Committee=AIPAC)は、アメリカ合衆国においてアメリカ-イスラエルの強固な関係を維持することを目的とするロビイスト団体、利益団体である。
同委員会のホームページ[4]によれば、2006年8月現在でのAIPACの政治目標は以下の6つである。
1 ハマースに率いられたパレスチナ自治政府を孤立化させる。
2 イランの核兵器保有を防ぐ。
3 イスラエルを支援し、中東における唯一の民主主義国家を守る。
4 イスラエルを、将来の脅威[5]から守る。
5(アメリカにおいて)次世代の親イスラエル政治指導者を育成する。
6 アメリカ合衆国議会に対し、米-イスラエル関係に関する宣伝活動を行う。
AIPACの活動のうち、例えば以下のものは大きな議論の的となった。
1982年・イスラエルのレバノン侵攻問題
1981年・チャールズ・パーシー上院議員へのネガティヴキャンペーン
1992年・AIPAC委員長コメント問題
2004年・ペンタゴンにおける機密漏洩問題
イスラエル政府との関係
アメリカ・イスラエル公共問題委員会/WIKIPEDIA
つまりアメリカの政治家がこの団体の政策を批判することは、政治的失脚を招くことになるのだ。そして、そのタブーを今年3月に破った著名な投機家がいた。
参照
しぶといネオコン