ふるやの森

地球文明の再生に向かう
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ミャオとワラ

2006-01-12 08:46:19 | 世界の中心で英語教育
はじめてアメリカに行ったのは26歳で、他の学校の非常勤講師をしていた時だった。サンホセの大学の英語教授法のセミナーに参加するため成田からサンフランシスコへの飛行機に乗った。その時、スチュワーデスが、「ミャオ?ワラ?」と言っているのがはじめ何のことかわからなかった。後になって、"MIlk? or Water?"だとわかったのだが、アメリカ英語は話し手が言いやすくしようとして短縮したり
リンクする傾向が強いために教科書英語とは相当違うことに気づいた入り口だった。学校で学ぶ英語はプールの中で、バタ足やクロールの基本を覚えるようなものであり、英語の使われる国に滞在することは、実際に海に飛び込むようなものだと
思う。文法や訳読は、実際に英語で生活したり仕事をする上では、むしろじゃまに
なることがあるかもしれないが、知識として身につけておくことは必要であり、
学校英語はまったく無意味であるという議論は暴論である。学校英語を修めつつ、
実際に使いこなす訓練をつむバランス感覚が重要である。
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