外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

マニアック外来種シリーズ4 ~チャネルキャットフィッシュ~

2013-05-10 23:11:56 | 雑談
こんばんは 最近が忙しいのかユルいのかよくわかんなくなってきたダイスケです。

久しぶりの外来種シリーズですね
張りきっていきましょう

チャネルキャットフィッシュ

アメリカナマズ (学名:Ictalurus punctatus) は、ナマズ目アメリカナマズ科の淡水魚類の一種。英名はチャネルキャットフィッシュ。
カナダ、アメリカとメキシコの一部に生息。また、東ヨーロッパやマレーシアなどにも移入されている。湖沼や河川に生息。
1971年には、食用目的で日本の霞ヶ浦にも導入されて定着、1994年以降に個体数が激増している。養殖池や釣り場から逃げ出した個体が各地に定着している。
全長は最大132cm。口ひげは8本、ヒレには鋭い棘がある。
食性は雑食で、ザリガニや小魚、カエル、コオロギなどを捕食する。また釣り餌として付けられた石鹸に食いつくこともある。
-----------------------Wikipedia参考・写真引用---------------------

写真引用:http://www.ecoris.co.jp/pic/shu5/44/p01.jpg
こちらの銀色の体色の個体の方が、馴染みがあるかもしれませんね。

詳しい記事が見つからなかったのですが、琵琶湖では2001年に長浜市で初めて捕獲され、それ以降も琵琶湖全体で数回捕獲例があるそうです。
で、写真を見る限りではただのナマズの仲間のように見えるチャネルくんですが、日本では、ブラックバス、ブルーギルに並び、『特定外来生物』に指定されているのです
実は、チャネルくんは北米原産の魚であるのに、その北米に住んでいる絶滅危惧種の魚を食べてしまい、悪影響を及ぼしているというデータがあるそうです。
日本でも、テナガエビやイサザアミ、ハゼ類を捕食したり、漁師の網に引っかかってしまった時に、鋭いトゲで漁師さんが怪我をしたり網が破れたりしてしまうなど、様々な観点から特定外来生物になったようです。

茨城県(千葉県も)の霞ヶ浦では、環境保護団体が在来種保護のための一環として駆除していたり、チャネルキャットフィッシュを専門的に駆除している団体もあるそうです

琵琶湖でも繁殖が可能だそうなので、油断は禁物ですね

もし偶然チャネルキャットフィッシュを釣ってしまったアナタ
リリースは禁物ですよ。回収ボックスに入れてください。お願いします。

以上、特定外来ナマズのお話でした。

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