外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

悲しみの駆除活動 ~大学環濠にて~

2011-08-12 21:50:24 | 活動記録
どうも、カナダです。

8/11に大学の環濠でオオクチバスの駆除を行いました。

この日行われた駆除方法は、環濠にかかる橋を挟むようにして刺し網を張った後、橋の下の魚を棒などを使って水音を立てて橋の下から追い出し、出てきた所を刺し網で捕獲という方法でした。



▲刺し網を環濠に張っていく作業風景之図

対岸に向かって徐々に刺し網を入れていく作業です。この作業中に環濠に棲むアヒルやカモが寄って来るので、それらに注意し追い払うのも大変でした。


▲刺し網に魚がかからないか見張る人々之図


▲橋の下から魚を追い出そうとする人々之図

この作業も地味に大変な作業です。棒を使って水面を波立てたりして魚を驚かせるのですが、水底にヘドロ抜き用の穴が空いているので足下に注意しなければなりませんでした。


このような作業を環濠をぐるっと一周回って行った結果、我々の捕獲した物は…

なんと、
大量のフナと50cmほどのニゴイのみだったのです。


▲刺し網に掛かったフナを外す作業風景之図

これは刺し網に群れで突っ込み掛かった4尾ほどのフナを外しているところです。環濠には多くのフナが生息しており、これらが網にかかってしまいました。


▲刺し網に掛かり捕獲されたニゴイ

環濠には鯉類も生息しており、このニゴイは橋の下から驚いて出てきた所を捕獲されました。他にもナマズの姿も確認されましたが捕獲はされませんでした。


さて、肝心のオオクチバスですが・・・
いました!なんと40cmほどのモノが橋の下から飛び出してきました。

この個体との戦いは長らく繰り広げられ、網を二重に張ったり刺し網で囲う範囲を広げたりといった策が講じられました。
その間、2回ほど網にかかったのですがどちらも抜け出されてしましました。

そして、二度目に網から抜けられ見失った後、橋の下に隠れたものと考え、橋の下から追い出そうとしたのですがその後見つけることはできませんでした。
中々の大物だったので、まさしく逃した魚は大きいといった感じです。


今回の失敗の原因としては考えられるものの一つとして、刺し網に穴があいていたことが考えられます。

オオクチバスは目が良く、その穴を通って抜け出してしまいます。終いにはフナでさえ逃げてしまうという始末…
そんな状況では掛かる魚もかかりません。

駆除活動後の網の補修作業、お疲れさまでした。


今回の活動は散々な結果でしたが、翌日の神上沼での駆除では新兵器も導入されます。
その成果・報告を楽しみにお待ちください!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿