goo blog サービス終了のお知らせ 

初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第691回】強化すべきは窓か?断熱材か?

2015年01月26日 | 住宅
ここで、窓強化型と断熱材強化型という二つの

断熱性能の向上方法について比較します。

窓強化型は現時点でコストパフォーマンスが最も高い、

樹脂サッシのLow-E複層ガラス仕様で実質U値が

1.7 W/m2Kの製品に変更してみます。

この場合のUA値は、上記と同様の計算を行うと0.45となります。

 次に、窓はそのままで断熱材の厚さを増すことで、

窓強化型と同等の断熱性能を確保する場合を考えてみます。

すると、窓以外の断熱材の厚さは180mmと、

元の1.8倍にしなければならなくなります。

 コスト面から言うと、延べ面積が120m2程度の標準的な住宅で、

窓強化型のコストアップは30万円程度です。

それに比べて断熱材強化型は、熱伝導率が半分程度の

超高性能断熱材を採用してもグラスウールを付加断熱しても、

いずれも窓強化型のコストアップ分の3倍程度は掛かることが多いです。

続きは次回。。