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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第686回】富岡製糸場とクワ

2015年01月21日 | 住宅
先日はフルコートでのサッカー^^

かな~りきつかったです。

体を慣らし、体質を変え

順応していきたいと思います。


さて、今回のお題ですが、2014年

に世界文化遺産となった富岡製糸場

は、日本の絹産業の中心地でした。

蚕が育つには、クワの葉が必要です。

クワは果樹であり、漢方薬にもなる

用途の大変身近な樹木です。


硬くてしっかりしたクワ材は、琵琶

などの弦楽器に使われ、杖にすれば

高級品になります。


建材としては、銘木として床の間の周辺

で使われております。

今ではすっかり樹脂になってしまいましたが

良く使われていたのは、襖の桟です。

光沢がなく本物の木の質感がある襖桟

に出会ったら、本当に伝統的な格式の

高い建物である事が分ります。


如何でしょうか、過去3回に渡る

世界遺産と銘木シリーズ^_^


こうして、世界遺産を振り返ってみても

日本の木の文化を感じる事が出来、

身近にある適材適所の木材にも愛着を

感じます。


世界遺産を意識しながら、住まい文化を

愉しみ、住まいづくりの夢を描くのも

良いものですね^^

これからも多種多様の材をご紹介

していきます。