ディック・フランシスの6年ぶりの新作「再起」を読み終えた。
感想は一言!「ディック・フランシスが戻ってきた」
デビュー当時の作品でポケットミステリで発売されたタイトルはそれこそすり切れるぐらいに読み返した。それくらい何回読んでも面白かった。また作品は生き様の教科書になっていて、ぼくの人生に多大な影響を与えたのもディック・フランシスだった。
しかし、晩年の作品群は今ひとつ、盛り上がりに欠け2回3回と読み返すことはなかったが、今回の作品ではデビュー当時のフランシスが戻ってきたのだ。
ハラハラドキドキで、お約束のように前半と後半1回ずつピンチになり、それをどうやって乗り越えるかといパターンも久しぶりに復活。久しぶりに次の作品を読みたいと思った。
書評で児玉清が「デイック・フランシスは86歳」と書いていてまたびっくり。もうそんな歳になるんだろうけど、今回の作品は年令を全然感じさせない内容だった。
また6年待たされてもいいと思っている。
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