抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

対話で学ぶ面白さ

2023年09月13日 22時53分00秒 | 多文化共生
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です。

日中はまだまだ日差しは強いですが
秋らしい涼しい風も
感じる季節になりました。

秋は
何か新しいこと始めるには
良い季節ですね

私も
先日、新しいことにチャレンジしてきました。

市内で行われている
外国人向け日本語教室ボランティアに
体験参加しました。

この日本語教室
面白いのは、対話型であること。

先生が前に立って
テキストに書いてある通りに進めていく
のではなく

テーマに沿って
みんなで対話していくというもの

もっと簡単に言うと
外国人と日本人がおしゃべりしながら
自然な日本語を覚えていく
というもの

そんなところに興味を持って
参加しました。

まずはオリエンテーションを受けて
外国人の現状や
おしゃべりの時のポイントを伝えていただきました。

私が住む磐田市
約16万7千人の人口
外国人は約9千人
その6割がブラジル人で
54カ国の人が住んでいます。

なかなか多国籍ですよね

そんなことも学んで
早速おしゃべり

私のグループには
インドネシア人のDさん(仮)と
オリエンテーションをしてくれた
スタッフの方と3人でおしゃべりしました。

この日のテーマは
「スピーチ」

5月から開催されていて
前期の最終回直前で
これまでの対話で学んだことを
皆さんの前で発表するというもの

はじめは
このDさんは
「スピーチはイヤだ〜」
ちょっと恥ずかしがり屋なところを見せてました。

進行役から渡された
ワークシートの例題見ながら
「これをここに書くの?」
とか言って

自分の思いを日本語にして
書いて
みんなに話すことが
なかなか理解できていないようでした。

それでも
なんやかんや
話をしていると
突然

「私、一時帰国してきたの」
「その時、島に行ったの」
「カリモンジャ」

と話し出したので
「それ良いね」

そしてGoogleさんで調べてみたら
【インドネシアの秘島カリムンジャワ島】

なんともキレイな島なんです。

その時の思い出を
どんどん話出し
ウニを食べたとか
カニを食べたとか
それは現地の人が目の前で
海から取ってくれたこととか

Dさん「島に住んでいる人が…」
と言うので
私「あぁ、地元の人ね」
D「ジモト?」
私「そこに住んでいる人を『地元の人』って言うんだよ」

すかさず
ひらがなと漢字で
ホワイトボードに書いてあげると
しっかりメモしていました。

話を進めると
その島の周りにはたくさんの島があるらしく
D「周りの島には人がいないの」
私「へぇ、無人島なんだ」
D「ムジントウ?」

そんなこんなで
この日
「地元」と「無人島」
という新しい言葉を学び

スピーチ文が完成すると
早く話したい様子で
自分の番には
私にスマホで動画撮影のお願いまで

私たちには
簡単な「地元」「無人島」
対話しながら
2つの新しい単語を覚えました。

楽しく
自分の体験を話すことで
出会った新しい単語も身についたことでしょう。

初めて参加した私も
とても楽しい時間でした。

これって
子ども達の成長や
スポーツでの上達と
同じことなんですね

まずは
興味、関心を持つこと

そして
楽しい対話によって
新しい事(この場合は言葉)と出会い

身につけていく

話して
聞いて
確認して

みるみる日本語が上達しそうです。

これは
指導者はみんな体験した方が良いね

いや
指導者だけでなく
子育て中のお父さん、お母さんにも
体験してほしいな

まだまだ磐田市では
日本語教室ボランティアを募集しているそうです。

興味のある方
(一社)磐田市国際交流協会へ
お問い合わせしてみてください。

今日はこの辺で


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« よく観察してみよう | トップ | 主体的に楽しく試合すると大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿