抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

楽しむためにルールをつくる

2020年11月29日 21時22分00秒 | 遊びがモノをいう
秋晴れの気持ちの良い青空の下、ジュニアサッカーチーム、FCポーラスター磐田のトレーニングでした。

今日は普段やらない器具を使ったトレーニングをアップに取り入れました。
いつもは高学年でも鬼ごっこ中心なんですが、たまには違う刺激も入れようと、やってみました。



みんな笑顔で楽しくやってくれました。
なぜ普段はしないかって?

それは、つまらないから。
こういうトレーニングって自分でも経験あるけど、続けてやるとやらされてる感がハンパなく、長く続けるとつまらなくなります。だから、あまりやりません。

あまりってことは…
時々やります。

時々やると新鮮で、新しいことにチャレンジするような感覚で楽しくできます。
久々の方が、出来た実感が得られるので、より楽しくなります。
楽しく笑顔になったことで、全てのトレーニングが良い雰囲気で出来ました。

そんな5,6年生なんですが、
最近、6年生がバレーボールにハマっています。
なぜか?

どうやら、「ハイキュー!!」というアニメ見てハマったらしい。

毎回サッカーの練習終わると、ひたすらバレーボールして遊んでいます。
はじめは、1〜2人だったのが、今日は5人で遊んでいて、奇数じゃやりずらいから、私も混じって遊んじゃいました。
勝手に遊んでるだけで、どんどん上手くなり、様になってきました。
子どもの吸収力、楽しく遊ぶ効果の凄さを目の当たりにしています。

面白いのは、子ども達オリジナルのルールがあること。
変わったルールは、
相手サーブを一度レシーブした後はキャッチしてOK!
なんだそれ?
って思ったけど、一緒にやってみるとなかなか良いルールだったな。
そして、途中からサーブが上手くいかない時は、投げてもOK!

これは、どちらも子ども達が楽しめるためにやりながら変えていったルール。
彼らが描くバレーボールの醍醐味、魅力を楽しむため。
彼らが描いたのは、きっと、
・ボールをつなげる、ラリーする
・レシーブして、トスして、アタックする
ここを楽しむためのもの。

私は体育や球技大会でしかバレーボールやってませんが、トスって難しいですよね。あなたもそう思いませんか?
だから、その難しいところを簡単にして、スパイク決めるところを楽しむことを優先した子どもルールは実に理にかなっていると感心しました。
しかも、全部キャッチしてOKではなく、一度はレシーブするってのは、簡単すぎても面白くないっていう、ちょっとしたチャレンジする心もあるのが、また良いですよね。

こんな風に遊びながらルールを変化させて、自分達の楽しみを見つける。
こんな自立心と遊び心ある子ども達に成長していることが本当にうれしいし、これからの成長も楽しみです。

子ども達が、日頃からやらされるのではなく、自発的に遊び感覚でスポーツに取り組めている証拠ですね。


遊び心を大事にしたジュニアサッカーチーム、FCポーラスター磐田は、新規会員募集中です。どの学年でも年度途中での入会も可能です。
今月も5年生の体験があり、新たにメンバーに加わることが決まりました!!

FCポーラスター磐田の詳細は、こちらのページをご覧ください。↓↓↓↓



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お子さんは「試合出たい!」って言ってますか?

2020年11月08日 23時46分00秒 | 試合
11月に入り急に朝晩寒くなりました。
昼間の暖かさとの寒暖差で体調崩さないように気をつけましょう。

今年度はコロナウィルスの影響で大会が全て9月以降にスタートし、そろそろなんだかんだ試合だらけの週末になってきました。
そんな試合の中で感じたことをお伝えします。

6年生はU12リーグ9試合が終了し、一息ついたと思ったら、すぐにNTTカップ予選。
静岡県大会までの大会ですが、県内ではとっても重要視する方も多く、熱い戦いが繰り広げられます。
私自身はいつもと変わらないスタンスで子ども達が成長するための楽しい試合の一つとして、みんなの成長を懸命に考えて臨みます。
5チームの予選リーグで上位2チームが決勝トーナメントへ進出するレギュレーション。子ども達と確認した予選リーグの目標は最低勝ち点3、最高で勝ち点8とりたいと。8取れば決勝トーナメント進出もありますね。
要は最低1勝、最高で2勝2分。強豪にはなんとか引き分けたいと、なかなかいい線ついてるのかな?

早速、初戦を快勝して勝ち点3をゲット!
最低目標を早々にクリアし、次の相手はなかなかの強豪です。U12リーグ別ブロック2位で県大会出場決定トーナメントに進出したチームなんでリーグ戦1勝の我がチームとは結果だけ見ると大きな差があります。

そんな強豪相手に前半を0-0で折り返し、子ども達も自信満々にベンチに戻ってきました。中には「俺が1つ決めとけばリードできなたな」という子もいて、劣勢ではなく、惜しい場面もたくさんつくる充実の前半でした。ベンチのみんなも出番を今か今かと待っている圧を感じました。ww
今年の6年生は全員で19人。20分ハーフの試合では短い出場時間になってしまいますが、ある程度納得する時間出場する様に全員交代出場しています。短いと7分程度になってしまう事もあり、いつも申し訳ない気持ちでいっぱい。
この緊迫した試合ももちろん全員出場。
どんな試合でも全員出場しているのに、
子ども達は、
「コーチ!試合出たい!」
「オレ、まだ?」
そして交代で戻ってきた子も
「えっ、もう?もうちょっとプレーしたかったな〜」
こんな声はホントに申し訳ないけど、うれしいよね。
試合楽しんでるな〜って。
これ、もしかして毎回全員出場してるから言うことなのかな?

というのも、たまに他チームの子に試合の話を聞いてみると、
「勝ったよ!オレは出てないけどね。」とか、
「すごく点差つかないと出れないんだよね。」とか、言っています。
そんなに下手でもないけどね、みんな。
こんな気持ちでベンチにいたら、「出たい!」とか「まだ?」なんてアピール無いんだろうな。

サッカーに限らず、スポーツは感情を表現するもの。自分のやりたい事、出来る事にチャレンジするもの。それは、出場しないと表現できない。それどころか、普段でも自分を表現する事や自分のやりたい事を伝える事が出来なくなってしまうじゃないだろうか?

うちのクラブの子達は、みんな表現できてると感じます。
例えば、味方からボールを受け取ったり、相手からボールを奪ったりした後、私は「ボールを隠そう」「ボールを守ろう」と言っています。
これはまずは自分のボールにしたら、簡単に相手に渡さないようにするためです。
方法は様々ですぐに早いドリブルで逃げたり、自分の身体を使ってゆっくり相手からボールを遠ざけたり、その子なりの「ボールを隠す、守る」を表現してくれます。
それをしながら相手ゴール方向に進んでいけるとゴールに近づきます。
ボールを奪われないというプレーも千差万別、選手の数だけ方法があるくらいと言ってもいいでしょう。(言い過ぎか?)
自分なりに考えて、プレーを選んでいく、それがサッカーであり、スポーツの価値だと思います。
だから、誰でも出来ることが必ずあります。

そろそろ戻りましょう。
試合の方は、終了3分前にCKからうちが先制ゴールで大盛り上がり!
しかし、終了1分前にカウンターから同点にされ、惜しくもドロー。
終了間際にうちの選手がイエロー当然のプレーで倒されたのに、全く笛すら鳴らなかったことに大きな声とアクションしてしまったことはすいません。…ちょっとだけ反省してます…
それでも強豪から勝ち点1をゲットし、満足そうな子ども達でした。
残り2試合で勝ち点をゲットできるのか?
最高目標まで到達するのか?
次が楽しみです。

この6年生の数日後、5年生の大会もありました。
5年生は人数少なめで、この日は休みもいたので10人。ベンチが寂しく、大きな声で盛り上がることはありませんが、ここでも、
「コーチ試合出たい!」
「早く出たい!」
「オレ、FWで出たい!」
と試合中に猛アピールしてきます。
しかも、大量失点でリードされてる状況で。ww
たくましいですよね。
これもホントにうれしい事です。
この子達はその辺の大人達よりも「スポーツの価値」を知っています。
「勝ち」ではないですよ。
プレーする喜びを知っているんです。
こんな風に書くと、「負ける悔しさを知らないからだ」という方もいます。
いやいや、子ども達は悔しいですよ。
恥ずかしいですよ、たくさんの大人達がみてる前でどんどん点取られたら。
でもね、そんな事も忘れるくらいボール追いかけたり、ドリブルで相手抜いたりすることが楽しいんですよ。
自分の思いを表現することが楽しいんですよ。
そもそも「負けたら悔しい」ってのは、
大人が勝手に決めた展開じゃないですか?
悔しがらないとダメみたいな。
しかも悔しがっている様ってのは定義がないでしょ。
泣いてればいいの?
怒ってたらいいの?
悔しい表情して?って言われたら、なんとなくみんな演技出来るでしょ。
それって、ホントに悔しいかどうかわからないですよね。

悔しい、悲しい、は人間が元々持っている本能です。それが感情です。

私は、子ども達には
「負けて悔しい」と思うよりも、
「全力を出せなくて悔しい」とか、
「ドリブルが取られてばかりで悔しい」とか、
「シュートを外してばかりで悔しい」
など、自分でコントロール出来ることが上手く出来なかった時に悔しいと思ってくれるようになってほしいです。
なぜなら、勝敗は自分ではコントロールできませんから。
そして、その悔しいこそ、本気でスポーツと向き合う大事なプロセスです。

自分達が今出来ることを全力で出し切り、勝って盛り上がる6年生と、大量失点で負けてる試合を最後まで諦めずにゴールへ向かっていた5年生のどちらにも感動させられ、いつも以上に子ども達から学んだ良い数日間でした。

まだこの大会は続きます。
まだまだ私も楽しめそうです。

#いつでも遊びがモノをいう
こんな表現力豊かな子ども達が活躍するFCポーラスター磐田では、いつでも体験実施中です。詳しくはHPで。
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