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抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

スポーツと学校を切り離して考える

2025年05月19日 18時10分00秒 | 遊びがモノをいう
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です

今回は、5/17(土)磐田市小学生一斉観戦をテーマにスポーツの立ち位置を考えてみました。

磐田市小学生一斉観戦は、
今年で13回目となる
Jリーグ ジュビロ磐田の公式戦を
磐田市内の小学5,6年生がスタンドで観戦するという磐田市の予算で運営する行政事業です。

この行事に対しては
おおよそ好意的な意見が多いように感じています。
SNSでも、
「とても素晴らしい事業」
「子どもたちの応援のパワーがすごい」
など、とてもポジティブな意見です。

私は、まず学校とスポーツは切り離して考える方が良いという意見を持っているという前提で以下をご覧ください。

今年は3000人の子どもたちがスタンドで観戦しました。
これだけの小学生全員を無料招待してサッカー観戦するということはものすごいパワーだと思いますし、関係者の皆さんのご苦労は計り知れないものでしょう。

普段サッカー観戦をしたことのない子どもたちもサッカー観戦する機会があることはプラスになることもあるでしょう。
これをきっかけに
サッカー始めてみよう!
とか、
サッカーやりたいな〜
なんて思う子もいるでしょう。

しかし、このポジティブな考えも
氷山の一角であり
また違う側面から見たとき
その陰に隠れたネガティブな側面にも注目してみます。

この事業による私が見聞きしたことや感じたことからのマイナス面は、
・教員が休日出勤することになる。
・観戦は5,6年生のみでその他学年は学校公開日として授業を行う、そのためにサッカー観戦したい子が観戦できない。
・サッカーに興味のある子は楽しいが、興味ない子には苦痛である。
・磐田市民=ジュビロサポーターとは限らない。
・サッカー観戦はしたいけど、普段学校に行きづらい子は、この日だけ行くのは難しい。
・この日のために「応援練習」なるものがある。応援に練習が必要か?

そんな少数意見のこと気にしてたら
何にもできないよ!
そんな声も聞こえてきそうですが、まだまだ少数意見はたくさんあると思われます。

私は、この事業に対して
すぐにやめてくれ、というつもりもありません。
そんなに簡単なことでないことはわかりますし、ある一定の効果はあるのでしょうから。
ただいろんな意見に耳を傾けることは大切だと考えています。

市の予算を使っているので
ただの小学校時代の思い出としてだけでなく
何か良い未来につながってくれるといいなと思います。

学校というところで
一斉にみんなで行うってことは
なかなか逆らえるものではありません。

この事業に対しても
おそらく不参加という選択肢がある
ということも言われるでしょうが
それを行使するのは難しいことでしょう。

日本において、学校の授業にある【体育】と【スポーツ】が同義で使われていると考えられます。

最近でも、「国民体育大会」の名称が昨年から「国民スポーツ大会」に変更されました。
その前に「日本体育協会」は「日本スポーツ協会」に名称変更しています。
これも【体育】=【スポーツ】と捉えやすくなってしまう要因でしょう。

そもそも【体育】とは、
英語で「physical education」
身体教育ということになります。

デジタル大辞泉によると
知育・徳育に対して、適切な運動の実践を通して身体の健全な発達を促し、運動能力や健康な生活を営む態度などを養うことを目的とする教育。また、その教科。
とされています。

だから、学校で行う体育は、
どんな運動したら成長に良いのか?とかを考える学問ということ。
休み時間の過ごし方とか睡眠の大切さなんてことを学ぶ場なのかもしれない。
自分の頃は、そんなことは体育で学んではいませんが。

対して【スポーツ】は
語源はラテン語の「deportare」(デポルターレ)。運ぶ、運搬するという意味。ここから「気分転換」「元気の回復」「気晴らし」「遊び」「楽しみ」「休養」という意味に転じています。

やっぱり【体育】は学問であって
【スポーツ】とは違うものなんです。

学校では学問
気分転換は外で
というのが、しっくりきます。

学校で運動について学び
スポーツの入口を学び
そこから興味を持ったスポーツを
学校以外の場所で楽しんだら良いのではないでしょうか?
部活動地域展開についても、同じことだと考えています。

スポーツは強制されるものではなく
興味を持ったら自由に活動するものなんです。

まだまだ強制、矯正されてしまう場面が目につく日本のスポーツ界

もっともっと笑顔で自由に楽しむスポーツ文化が広がるような環境づくりをしていきます。

では,また。


遊び感覚で体を動かし、
笑顔で楽しむサッカー教室
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時代の流れを感じて対応しよう

2025年05月17日 08時26分00秒 | 遊びがモノをいう
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です

5月となると暑くなってきましたね
熱中症予防は今からが大切です
まめに水分補給しましょう

サッカーあそびスクール小学生は
おかげさまで
すでに定員を超える人数で大賑わい

この日も15人を3グループに分け
2グループで5vs5ゲーム
もう1チームは
隅っこのスペースで3vs2でミニゲーム

これで皆んないっぺんにゲームができて
効率が良いです

この状態を見て
私の説明を聞いた子どもたちは

「あー、赤ちゃんスペースみたいヤツだ」

赤ちゃんスペース?

イベント会場とかによくある
託児コーナーのイメージなのかな?

何年もこんな形でやってるけど
赤ちゃんスペースは
はじめての表現だった

あちこちでイベントなども多く
子どもたちも託児スペースとか
設置するのは当たり前になり
よく目にするんでしょうね

私の子どもが小さい頃
15〜20年前はまだ少なかったかな?
昔に比べると
子育て世代に優しい街に
なってきたようですね

まだまだ足りない
ってことはあると思いますが
少しずつ変化してきています

私たちも
変化に気づき
対応していく必要があるでしょう

社会の変化から
子どもたちの心や行動が変化します

ちょっとしたことからも
時代の流れに気づき
併せて対応していこう!!


遊び心を大切に
異学年による学びある
サッカーあそびスクール
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こどもの権利とスポーツの未来

2025年05月06日 11時30分00秒 | 遊びがモノをいう
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です
5月5日こどもの日
こどもの権利フォーラムに参加しました

「磐田市こどもの権利と笑顔約束条例」
がこの日施行されました。

基調講演では
土肥潤也さん「こどもの権利って何?」
こどもに関する政策の現状が聞けて良かったですし、
磐田市長をはじめ、
磐田市のこども達に関わる方々による
パネルディスカッションも
様々な立場からの話しが聞けて
とても良かったです。

中でも印象に残ったのは
こどもの意見を反映させる
この数値目標を
現在の20%から70%にあげるというもの

そのためには
まずはこども達の意見を聞かなくてはいけません。

特に、スポーツ界においては、子どもたちの意見や感情を尊重することが、彼らの成長にどれほど重要であるかを改めて認識させられます。

私はサッカーコーチとして、日々子どもたちと接しています。
彼らの笑顔や情熱を見ると、指導者としての責任の重さを感じると同時に、彼らの意見を尊重することの重要性を痛感します。
スポーツは勝敗による競争心を育むだけでなく、自己表現の場でもあります。
しかし、残念ながら、意見を聞くことがまだまだ十分に行われていない現状があります。

子どもたちの主体性を引き出すためには、まず彼らの声に耳を傾けることが不可欠です。たとえば、練習メニューの提案や試合の戦術について、子どもたちに意見を求めることで、彼らは自分の考えを表現する機会を得ます。
この連休中に行われた6年生の大会でも、
うちのクラブのこども達は、自分たちでポジションを決めたり、戦い方を考えたりしていました。
これは、自己肯定感を高めるだけでなく、チームの一員としての仲間意識を育むことにもつながります。

さらに、意見を反映させる過程で、子どもたちは責任感やリーダーシップを学びます。
自分たちのアイデアが実際に採用されることで、達成感や満足感を得ることができ、次の挑戦に対する意欲も高まります。
スポーツはただの勝敗を競う場ではなく、人生の多くの教訓を学べる貴重な場なのです。

もちろん、すべての意見を無条件に受け入れるわけにはいきませんが、子どもたちの意見を尊重する姿勢は、彼らにとって大きな意味を持ちます。
彼らが自分の意見を言える環境を整えることで、より良い選手、より良い人間に成長する手助けができるのです。

私たち指導者は、子どもたちの意見を聞き、対話を重ねることで、彼らの可能性を広げる役割を担っています。スポーツ界全体が、こどもたちの権利を尊重し、彼らの声に耳を傾ける文化を築いていくことが求められています。
このこどもの日を機に、私たちのアプローチをさらにアップデートし、子どもたちの意見を大切にすることを心がけていきたいと思います。

こどもたちが未来のスポーツ界を担う存在であることを忘れず、彼らの意見を尊重し、共に成長していく姿勢を持ち続けましょう。



こんな主体性を育むサッカーチームで活動してみませんか?
FCポーラスター磐田では
小学1年生から6年生までこども達を募集しています!!
もちろん初心者も大歓迎です
気になったらホームページをご覧ください


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スポーツは遊び!〜いわたサッカーパーク開催

2025年04月08日 08時57分00秒 | 遊びがモノをいう
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です

3月30日(日)
磐田市安久路多目的グラウンド
いわたサッカーパーク

を開催しました!!

いつもは主に中学生から社会人まで
様々なサッカー大会が開催される会場

この日は
誰でも入れる公園のように開放しました

たくさんのボールと
いくつかのミニゴール
トレーニング器具や
運動あそび遊具など

いろんなモノを置いておいて
自由に使って遊んでもいいよって
感じでのんびり楽しんでもらいました





もちろんサッカーする親子や



勝手にラダー遊び










遊具で思い思いに身体を動かし

それぞれが
楽しみを見つけて
笑顔いっぱい



こんなことも
この子にとっては
大事な運動

可愛いね🩷

私たちの知り合いを中心に
100名以上が来場してくれました

私もただただ見守っているだけでしたが
みんなの笑顔で
幸せな気持ちになりました

これぞスポーツの本質
自由に身体を動かし
気晴らしになる

これからも続けていきたい活動
そんな想いも持ちました

スポーツ施設と公園の中間のような
そんな気軽に楽しめる場所
つくっていきたい!!

当日は
近くに位置するヤマハスタジアムで
ジュビロ磐田🆚ジェフ千葉
が開催された日でした

駐車場など混乱を避けるために
キックオフよりも早めに撤収しましたが
上手くコラボできたらうれしいな〜

お互いのサポーター同士が
3vs3のミニゲームを楽しんだり
親子で遊具遊びしたり
スタジアムまでの通り道で
楽しむことが出来たらいいだろうね〜

よし
いつか実現しよう!!

これからも不定期になりますが
続けて開催していきますので
皆様のご協力よろしくお願いします!




スポーツは遊び!
遊びの中から社会を学ぶ
ジュニアサッカーチーム
FCポーラスター磐田では
小学1年から6年生まで募集中!

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【告知】いわたサッカーパーク開催

2025年03月28日 08時02分00秒 | 遊びがモノをいう
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です

今日はがっつり告知です

\いわたサッカーパーク/
2025年3月30日(日)
9:00〜11:00
場所 安久路グラウンド
(磐田市安久路2-10-4)

普段なかなか入れない天然芝のスポーツ施設
自由に入って遊んでみよう!

当日はボールやミニゴール、コーンなど用意します
それらも自由に使えます
公園のように遊びたおそう!

家族みんなで
子どもだけ、大人だけ
一人でも参加OKですよ

これをやるキッカケになったのは
クラブで開催する「親子サッカー」
天然芝グラウンドの抽選に当たった機会を利用して、親子でサッカーして遊ぶんです

保護者もたくさん参加してくれるんですが
きまって
「初めて入るな〜」
という保護者の声
「上の道路からいつも見えるけど、入るのは初めて!」
なんて声も

私は天然芝グラウンドでサッカーするのに慣れてしまっています
そんな私には感動がなくなってしまってましたが、

そう
磐田市は天然芝グラウンドのスポーツ施設がたくさんあるんです
しかも小学校の校庭にも天然芝
なんなら地域の交流センターと呼ばれる公共施設のグラウンドにも天然芝ってとこもあります

ただスポーツ施設は予約しないと入れません

そこで私は
スポーツ施設と公園の間のような場所をつくりたい!!

スポーツ施設はスポーツ団体が競技をする場所で、公園のように自由に遊べません

反対に、公園は自由に遊べるけど、スポーツ競技に近くなるような行為は許可されません

朝からサッカー大会で盛り上がって
終わったらそのままピッチに入って
親子で遊んで盛り上がって
そんな光景があちこちにあれば良いな〜

なんなら試合のハーフタイムにピッチに入って楽しむ小さな子ども達がいても良いんじゃない?

そんな光景は
スペインに指導者研修で観戦した
ユース大会で観たなぁ

緊迫した試合のハーフタイムに
スタンドで応援していた小さな子ども達が降りてきて
ゴールに向かってシュートして遊んでた

選手が戻ってきたら
慌ててスタンドに上がって
また後半の応援してた

こんな雰囲気でスポーツを楽しみたい!!

だって「スポーツは遊び」だから

スポーツは遊びであり
遊びの中にこそ学びがある

皆さんも一緒に遊びましょう!!


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