抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

異年齢トレーニングの効果

2020年06月28日 21時21分00秒 | トレーニング
梅雨時なので雨が多いですが、体育館で室内だからこそのトレーニングが出来ています。
本当にありがたい環境です。

そんな体育館でのトレーニングで、異年齢トレーニングの効果として素敵な光景が2週続けてあったので紹介します。

室内トレーニングでは、マーカーやコーンなどの用具を駆使して、楽しく運動量のあるトレーニングを考えます。
そうすると、リレー形式が多くなります。

その日もリレー形式でのトレーニング。
小学1年生はルール説明もしっかり聞いてなかったり、実は理解できていなかったりでフリーズしてしまうことがあります。

そんな時、1年生は、

???「えっ?」

みたいになりがち。

そこで3年生のお兄さんが救世主として現れます。
その子の近くまで行って寄り添い、言葉と身振り手振りで、進む方向や、やるべき事を伝えていました。

私も「教えてあげて」なんて1度も言ったことないです。
自然にそうなります。
リレーで勝ちたいから。笑

そういえば、その手助けしてくれた3年生も入会したばかりの頃は、

「え?どうすれば良いの?」

なんて、アタフタしてた時期もあったことを思い出します。

また次の週では、
最後のゲーム中に未就園児の女の子がチョロチョロ乱入してきてしまった事がありました。

ボール当たったら大変だな、と思い近くに寄って行ったら、
今度は2年生の男の子が近くに寄ってきて、その子を守るSPのように近くで寄り添ってくれました。まさに壁のように。

子ども達のこんな成長も私の幸せです。
そしてこんな子ども達から学んでます。

子ども達のこんな行動で素晴らしいと感じたのは、
無理に手を引っ張ったり、大きな声で指示したりせず、
近くで寄り添い、見守っている感じがあったところ。

こんな行動があるのは、異年齢で一緒にトレーニングしている効果です。
入ったばかりの時はみんな不安がいっぱい。
でも、元々いた子達が気軽に声掛けてくれる。その経験が心に残り、自分が大きくお兄さんになった時に発揮されます。

この状況になるとコーチは楽です。笑
お兄さん効果はループするので、今の1年生達もきっと優しいお兄さんになるのです。

もちろん個人差はありますけど、
それぞれの得意分野でお兄さん能力を発揮します。

こんな子ども達の成長を楽しみながらトレーニングしています。

これからも異年齢トレーニングを続けて、子ども達に楽しませてもらいます!!



#遊びは学び
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「出来る」「出来ない」はどうでも良くて「やってみる」の心が大事

2020年06月19日 22時38分00秒 | 遊びがモノをいう
今日も雨で体育館でのトレーニングでした。

体育館でも楽しくボール遊びです。

手や脚を使うボールコーディネーションとして、2人組でのキャッチボール。
1人1個ボール持って同時に投げるので、これだけでもちょっと難しい。

流行りのライフキネティックやシナプソロジーなどの要素も入れた認知トレーニングにもなっています。

ボールを落としたり、ボール同士がぶつかったりしたら、キャッキャと笑いながらのトレーニングで良い雰囲気でした。

少しずつ難易度上げていくと、どんどんクリア出来なくなります。
それでも失敗をも楽しむ子ども達。
これがイイんです!

失敗たくさんするのも大事なんです。

もちろん成功体験も必要なんですが、失敗を笑い飛ばせるのも必要です。

ちょっと難しそうだけど「やってみる」
「やってみよう!」って心、そんなチャレンジ精神が大事です。

こんなトレーニングの時、見ている大人が気をつけたいこと、それが、

「出来る」「出来ない」はどうでも良くて、「やってみる」という心が大事なんだ!

ということ。

人はどうしても、「出来る」「出来ない」が気になります。
特に可愛い我が子なら、尚更です。

"あの子はちゃんと出来てるのに、なんでうちの子は出来ないの?"

なんて思うもんですよ。

でも、
だから、
そんな時、

失敗しても笑って続ける子ども達を笑顔で見ていてあげてください。
保護者の皆さんが笑顔で失敗している子ども達の成長を遠くから眺めている光景は本当に素晴らしいです。

失敗しても繰り返し反復することで、出来るようになるんです。

たとえ出来るようにならなくても、
失敗を怖がらずにチャレンジする様になりますよ。

私達指導者も子ども達の笑顔を大切にします。
大事なことなので、もう一度言います!

「出来る」「出来ない」はどうでも良くて、「やってみる」という心が大事なんだ!

明日も思いっきり遊ぼう!!



#いつでも遊びがモノをいう
#遊びは学び
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーだけしていても、サッカー上手くなりません!

2020年06月16日 22時48分00秒 | 遊びがモノをいう
梅雨に入り雨が多くなりました。
こんな時に体育館などの室内施設を利用できるのは本当にありがたいです。

市内の公共施設はまだまだ室内でのサッカー、フットサルは禁止されている施設が多いです。
壁にボールをぶつけるのが良くないらしいです。

そんな時のトレーニングは、
当然のことながら、
ボルビ!(ボール遊び)

サッカーボールではなく、
スポンジボールやぷにぷにゴムボールなど使って夢中になって遊びます。

大きさ、
重さ、
柔らかさ、
様々な感触で、様々な感覚を養えます。

脚だけでなく、手も使い、
投げる、弾く、身体投げ出す。ww

学年関係なく夢中になって動いています。


情報伝達のコツと同じく、
スポーツトレーニングも大きな情報から、小さな情報への流れの方が身につきます。

サッカーというのは、スポーツという括りの一部。
そして、そのスポーツとは『遊び』である。

まずは夢中で遊ぶことで、
様々な身体動作が体験できます。

その身体動作の体験を繰り返し、
身体に染み込ませて、身体動作の経験値を上げていく。

それによって様々な動きが出来るようになる。

しかもいつもと違うボールを使うことで、
脳にいつもと違う刺激を与えることができる。

確かに、「サッカーはサッカーをすることで上手くなる」は正しいと思います。
しかし、サッカーをするまでに大事な様々な身体の動きが必要です。

特に遊びが減少してしまった現代においては、非常に重要な部分です。

だから、あえて言います。

サッカーだけしていても、サッカー上手くなりません!

私達は、様々な遊びに興味を持って、
夢中になって取り組んでくれる子ども達が大好きです!!

もう少し大きくなった時、
本気でサッカー上手くなりたい!
って思った時、この頃の遊びが役に立つといいな〜。

いや、すでに遊びが役に立っている場面はたくさんある。

そう、
#いつでも遊びはモノをいう!!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「運動神経ない」はウソ!

2020年06月11日 06時14分00秒 | 遊びがモノをいう
よく聞く話ですが、
「運動神経ない」とか「運動神経悪い」とか言ったりします。

でもこれ、真っ赤なウソです。

ウソっていうのは変な言い方ですが、
そもそも運動神経ってないですよ。

調べてみても

運動神経(うんどうしんけい、ラテン語nervus motorius)とは、内臓筋肉の動きを指令するために信号を伝える神経の総称である。頭部では脳神経、体部では脊髄神経として、中枢から離れて、 末梢に向かうので、遠心性神経という名称でも、呼ばれる。
<ウキペディアより引用>

そもそも神経なかったら大変ですし、家電製品でもないので、神経の調子が悪いわけではないんです。

神経ない人もいないし、悪い人もいない。

じゃぁ、違いは何?


それは運動経験。

いろんな動きを伴う運動をたくさん体験して、それを繰り返し、蓄積させた運動経験を増やしていけば、身体を動かす神経同士がつながり、スムーズで無駄のない動きが出来てきます。
ということは、様々な動きを繰り返していれば、誰でも運動能力は向上するということです。

もう一度言いますよ。

「運動神経ない」とか「運動神経悪い」なんてことはありません。

でも繰り返し運動するために必要なことがあります。

それは、「楽しい」こと!

つまらないことや辛いことは続かないですよね。
楽しくたくさんの運動体験を蓄積すると誰でも運動能力向上します!

まずは楽しく身体を動かして、運動好きになろう!


#いつでも遊びがモノをいう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情報伝達は大から小へ

2020年06月09日 16時48分22秒 | 遊びがモノをいう

いきなりですが、質問です。

 
上記の画像を知らない人でも同じ絵が描けるように説明してください。
 
 
どうでしょう?
 
うまく説明できますか?
 
伝え方は非常に大事ですね。
 
 
 
物事を伝達するコツは、
大きなところから、小さなところへ
 
まずは大きな情報から、
この場合は、長方形の国旗であることを伝える。
それから、色や模様、星のデザインなどの小さな情報を伝えていくとわかりやすいですよね。
 
もっと言ったら、はじめから「アメリカ国旗、星条旗を描いてもらいます。」と言えば、すでに知っている人なら頭に思い浮かぶでしょう。
 
これスポーツでも同じことが言えますよね。
 
例えばサッカー、
はじめたばかりの子達に、インサイドキックやジグザグドリブルばかりさせてませんか?
はじめから小さな情報を与えても、サッカーという全体像がわからなければ、なかなか上達しないのではないでしょうか?
 
もっと大きな括りでサッカーを考えて、
平行したライン上に一つずつゴールを置いて、2チームでどちらがたくさん手を使わずにゴールに入れるか競うゲーム。
これくらいで大概の人はサッカーって答えてくれるでしょう。
 
だから何人でやっても、どんなキックしても、頭でも肩や背中も使ってOK。
ボールがゴールに入れば大喜び!!
 
それで、「サッカーってこんな遊びなんだ!」って感じて、
「楽しいな〜!」
「もっと邪魔を避けたいな〜!」
「もっとゴール入れたいな〜!」
 
そんなこと考え出したら、小さな情報を伝えるタイミング。
本人が身につけたい技術や戦術など、どんどん深みに入り、小さな情報を磨いていくことで洗練されていきます。
 
トッププロだからこそ、インサイドキックのパスやピタリと止める技術を極めていくことが必要です。
ジュニア年代で必要ないわけではありませんが、もっとぼんやりとしたサッカーという遊びの中から、少しずつ細かい技術、戦術を身につけるのが発育・発達段階に沿った方法です。
 
だから遊びが必要です。
 
大事なことは、大きな情報から、小さな情報へ伝えていくこと。
十分に大きな情報を堪能してから、小さな情報を極めていこう!!
 
 
 
 
#遊びは学び
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする