ときどき、読書ブログ

ファブリス(株)代表取締役 鈴木眞二の読書履歴、感想、日記など。

小林一茶。

2013-10-29 | Weblog
ちょっと前に、
「一茶」藤沢周平著
を読みました。

小林一茶って、
大変苦労した人だったんですね。

幼い頃に母を失くして、
家を追われて、
江戸でずっと食べるのにも困る暮らしで、
継母と異母弟と、
面倒な争いもしています。

ようやく訪れた穏やかな生活の矢先、
子どもも妻も失くします。

そんな事を知ったうえで、
代表作を読むと、
味わいが変わりました。

・雪とけて村いっぱいの子どもかな
・めでたさも中位(ちゆうくらゐ)なりおらが春
・やせ蛙(がへる)まけるな一茶これにあり
・我ときて遊べや親のない雀
・名月や膳(ぜん)に這(は)ひよる子があらば

時代を超えて、
言葉が想いを伝えます。

合掌。。。
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