安倍前総理の逝去について、
前回のブログで、後日ここで書く、としましたが、
さて、いざ、書くとなると、
あれこれ確認しないといけないことが出てきて、
(例えば、安倍元総理の業績と、過去に国葬された日本人とその業績)
今だに準備ができていないのですが、
櫻井よしこさんが書かれていることには、
強く、強く、共感をいたしました。
(前、中、後編があります)
調べてみたら、私のこのブログで、
安倍元総理のお名前に、14回の投稿で触れています。
その中で、特に以下の2回が、私の中でのコアな思いです。
https://blog.goo.ne.jp/fabrice-biz/e/33bce9b1a3645f3bf3a5112cd1fb4fc2
https://blog.goo.ne.jp/fabrice-biz/e/2455a3f7699dbb6ac0fc035ea1bf19ad
ちなみに、先の参院選の自民党のスローガンは、
「決断と実行。 日本を守る。未来を創る。」
でしたが、
コンセプトは、安倍さんの2012年の、
「日本を取り戻す」からの継承かと理解しています。
要は、日本が他国(現時点での仮想敵国は中国、ロシア、北朝鮮)から、
同盟国(現時点ではアメリカ)、準同盟国(現時点ではオーストラリア、イギリス、フランス、カナダ、インド)
との連携で、
人権、主権、領土、独立を脅かされることない外交を行うこと。
そのために必要な国内での政治を行う(特定秘密保護法、平和安全法制、憲法九条の改正)こと。
といったことに集約されると思います。
*特定秘密保護法、平和安全法制は制定済み
また、もっと、先まで考えれば、
アメリカにおんぶにだっこの日本の防衛体制の現状では、
当然、アメリカと対等な関係にはなりえません。
そうした状況では、
真の独立国とはいえず、
(例として適切かどうかわかりませんが、
例えば、イギリスとオーストラリアが戦争をすることはなくても、
少なくとも、オーストラリアは、イギリスから独立した軍隊を持っています)
日本(の主権)を取り戻すためには、
究極的には、
日本が独自の軍隊を持つ。
それを(アメリカを含めた)諸外国に認めてもらうための外交を行う。
そのためには、国内でリーダーシップを発揮でき、
外交の世界でも認められる日本のトップが必要で、
安倍元総理が、まさにそうした政治家でした。
そんな稀有な政治家が、
特に政治的な思想も持たない輩に、
平和ボケした杜撰な警備体制下で、
志半ばで暗殺されてしまったことに、
ただただ、ため息が出てしまうのです。
国の現状というのは、
当然、歴史の上に成り立っていて、
日本の、近年からで言えば、
ペリー来航、明治維新、大日本帝国陸軍、海軍発足、
日露戦争、太平洋戦争、敗戦、
GHQ占領政策、非軍事化、東京裁判、
サンフランシスコ条約、自衛隊発足、
そして、時を経て、第2次安倍政権以降、
特定秘密保護法、平和安全法制の制定、
クアッド(日米豪印協力体制、要は中国封じ込め)、
そして、今後の、憲法9条改正の流れの中に今の日本はいて、
その流れは、安倍元総理が、
諸々の、国内外の情勢変化、
また、様々な、国内外の敵対勢力に対応しながらも、
日本(の主権、領土、歴史観、精神、拉致被害者など)を取り戻す、という、
強いお気持ちで、
ブレなく、ひとつひとつステップを踏みながら、
進んでこられた結果かと思います。
共に日本をリードしてこられた
麻生元総理の弔辞に、
国を憂いながら、
派閥争い、選挙、人員配置、国会、各省庁対策、外交と、
同志として、また、とても気の合う友として、
政治の世界で共に戦ってきたお二人の絆の深さと、
また、日本にとってかけがえのない人を失った事実の重大さに
改めて、気づかされます。
麻生太郎氏の弔辞の詳報 安倍元首相の葬儀: 日本経済新聞 (nikkei.com)
私なんぞが言葉にするのも、本当におこがましいのですが、
それでも、とても、とても、残念です。
合掌。