地底人100物語

相手にとって不足なし

河原沢鉱泉「幸栄館」(新潟)

2022年04月29日 | さらば愛しき地底人
新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!


河原沢鉱泉「幸栄館」

今回旅人が向かったのは河原沢鉱泉の幸栄館。
旅の始まりは関越自動車道の六日町インターから。
インターを下り国道17号を北上。
約6キロくらいかな、五日町スキー場のあたりに大きな看板が左手に見えてきます。

ここから脇道に入って1.5キロ。
山裾のポツンと一軒宿が幸栄館です。


では、さっそく参りましょう。
玄関から入るとすぐに階段があって、上った2階にフロントやロビーがあります。
2階のフロントあたりから見た様子です。


お湯印帳を繰り出し、日帰り入浴をお願いすると快くOK。
浴室はさらに奥へ階段を上った先になります。

脱衣所はそれほど広くはありません。

では裸になったら参りましょう。

扉を開けると広がるこの景色。

湯舟がドーン。
ウリの水車は男女を隔てる壁に埋め込まれていますね。
さて、浴室に入るとややコケ臭。
メタケイ酸40.4mgが効いているのかな?
洗い場は入ってすぐの左手。

カランが4つ。
体を洗って湯舟に入ります。
湯舟の中央窓辺の辺りは傾斜がついてます。
水車を見ながらの寝湯になるのでしょうか。
やや温めよりの適温で、モチモチややすべの肌触り。
pH8.4が効いているのかな。
入り頃の湯に脱力です。


奥には打たせ湯があります。
そしてその手前になんか書いてありますね。
「この水は湯花水です
河原沢鉱泉源泉です
 当館の風呂に使っています」
近づいてみましょう。

これは凄いっ!
白い糸状の湯華が成長していますよ。
冷たくてキレのあるタマゴ味とキレのあるタマゴ臭。
キレは酸味に由来しているのかもしれません。
成分総計は薄いのに濃さを感じる源泉水です。
味と臭と冷たさ。
真夏の暑さの中、この源泉水風呂が欲しいなぁ~。

ということで、ケロリン桶に源泉水を汲んでアビルマンを繰り返したのは言うまでもありません。
あ~さっぱりした。

河原沢温泉
単純硫黄冷鉱泉
11.6℃ pH8.6 14.4L/分(自然湧出)
成分総計 181.4mg/Kg
分析年月日 平成18年7月10日

新潟県南魚沼市五日町1891-2
TEL 025-776-XXXX

2019年8月の入浴メモより


2021年度中に廃業したようです。

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