地底人100物語

相手にとって不足なし

虎杖浜温泉「ホテル王将」

2011年12月12日 | 北海道の地底人
虎杖浜温泉「ホテル王将」

ここは今回活用したガイド本「北海道の温泉 源泉・かけ流しの湯」に記載のなかった宿だ。

「湯元ほくよう」と「ホテルオーシャン」の間。
ボロイ外観と、餃子のチェーン店のような名称。
ぱっと見は潰れ(かけ)た施設のようだが車が数台止まっていた。
モノは試しに突撃してみたら、ここ最高っ!
「湯元ほくよう」や「ホテルオーシャン」とは比べ物にならんです。

薄く緑色に色づいた透明湯。
湯口からはシュワーっとアワアワを伴いドコドコ投入。
わずかにアブラ臭を伴い、これまたヌルツルな肌触り。

内湯の洗い場の湯口は源泉バイプからの枝分かれ。
蛇口を捻るとアワまみれの熱い湯が噴出してくるのです。


露天に出ると先の方で女湯側とつながってる半混浴。

グルリと回り込んだ半混浴の露天の女湯側にあるホースからの投入。

これを真正面から受けると宇宙戦艦大和の波動砲の直撃をくらったかの如く。
全身アワまみれなんてもんじゃない。
体内の細胞が活性化というか、電子レンジで暖められたタマゴの爆発というか。
よく戦隊モノの漫画で、やられた悪者が「ちゅドォ~ン」と爆発するシーンがありますが、まさにその感覚なのだ。

半混浴の女湯側にある休憩室。何も置かれていない不思議な空間。
休憩用に椅子でもあれば便利なんだろうけど…


ところで、この虎杖浜。
裏手にはいると「天然温泉」の看板のでているラブホがあったり、ネットで検索すると食堂にも温泉が掛け流しされてたり、なかなかに侮れないところです。
次回行く機会があれば、それら+アルファな秘密基地に攻めこみたいもの。
事前の下調べが不足だった、反省っ。

山下源泉
アルカリ性単純温泉
47.8℃ pH8.8 成分総計0.834mg/Kg 平成22.1.21

2010年9月の入浴メモより

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新登別温泉「旅館四季」

2011年12月05日 | 北海道の地底人
新登別温泉「旅館四季」

シーズンオフの平日の午前中、宿の人は庭の手入れやお風呂の改修中。
そんな中での訪問です。
男女別の小さな浴室に適温の湯。

灰白色半濁の湯が板張りの洗い場へ弱く溢れ出し。
コゲ臭と硫黄臭とが別々に香り、甘めの苦味。
何か矛盾するものがミックスされたようなちょっと変わった硫黄泉だ。
露天風呂は男女を分ける板塀を作成中。

けっこう手作り感がある施設で、宿の方のお話では業者に頼むと費用もかかるし画一的な仕上がりになるのが不満。
暇を見つけては色々と手を加えているそうです。
この木も実は湯船の栓ですから。

小さなお風呂なので、他のお客さんとの同浴はストレスあるかも。
内湯で湯を味わい体が暖まったら露天風呂のウッドデッキに寝転がり涼むとエンドレス。
ここの湯は自然に湧いてきたものを掛け流し。
そこらの何百メートルも掘って無理やり汲み上げているのとは違う、本物の温泉と胸を張っていました。



>登別温泉(奥の湯)
単純硫黄温泉
80.5℃ pH4.9 1500L/分(自然湧出) 成分総計0.558g/Kg 平成6.8.18

登別市上登別町42-28
TEL 0143-84-3045

2010年9月の入浴メモより

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蘭越黄金温泉

2011年11月23日 | 北海道の地底人
蘭越黄金温泉

ニセコの中心部からちょっと離れたところにある、手作り感溢れる日帰り温泉。
2006年5月にNHKの「ふだん着の温泉」で紹介されてて気になっていた温泉だ。

建物正面に書かれているように露天と内湯があるが、ここの入るべき湯は露天エリアにある「鉄釜風呂」と「寝湯」とみた。
内湯も半混浴の露天風呂もパスしてOK。


どうしてかって?
↓の寝湯の画像でわかるだろうか?油膜が浮いているのが。

温め適温の湯が底面注入されザコザコの溢れ出し。
鮮度感バッチリの透明湯は濁る間もなし。
体中がアワでビッシリ覆われる。
仮説時の清河寺温泉の樽風呂に迫るものを感じた。
気持ちいい温さといい、脱力感さえ感じられる湯に、本日1湯目にして脱出不能。
鉄釜風呂は注湯口が丁度尻の穴の位置にあたり、ウォシュレット状態になるのがナントモ…


夜は灯りを消しての星見風呂も楽しめるようだ。


風呂上りには十割そばが待っている。そばと入浴のセットで1000円也。


黄金温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素・硫酸塩泉
36.7℃ pH6.8 成分総計3.389g/Kg 平成14.10.10

磯谷郡蘭越町黄金258-1
TEL 0136-58-2654

2010年9月の入浴メモより

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豊平峡温泉

2011年11月07日 | 北海道の地底人
豊平峡温泉


札幌の奥座敷、定山渓温泉からもう少し行った先に1軒だけある日帰り温泉施設。
みんながこぞって行く露天風呂は薄く褐色に色づいた透明湯。

※人が大勢いらっしゃったので一部分だけ・・・

しか~し、神秘的な内湯こそ入るべき湯だと思う。

薄暗い浴室に斜めに差し込む陽に浮ぶ月面のクレーターのような床。

湯口の造形には神々しさを感じる。

青みがかりトロリとした湯。
すっぱ味をおびた重曹味にキュッとした肌触り。
やや熱めで押さえつけられるような入り心地。
けっこう疲れる湯だ。
内湯の一角には飲泉場も作られているので、体の中へ直接注入もOK。


定山渓温泉
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
52.0℃ 450リットル/分 pH6.5 成分総計2.613g/Kg  平成14.12.25

札幌市南区定山渓608
TEL 011-598-2410

2010年9月の入浴メモより

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