地底人100物語

相手にとって不足なし

岩室温泉「よりなれ」

2020年06月13日 | 新潟の地底人
岩室温泉「よりなれ」

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月31日まで休館していた「よりなれ」。
6月1日から営業再開したとのことで、さっそく入浴をしてきました。

あたらしい生活様式に向けたガイドラインの元、受付時に次のような説明がありました。
・館内では入浴時を除きマスク着用
・入館時に検温の実施
・手指の消毒の実施
・混雑時には入場制限を実施
・当面は岩風呂を男湯、木湯を女湯に固定
・2階の休憩室は利用休止
・使用済みの貸タオル等は各自で回収袋に返却
といったところだったかな。

手指を消毒したら、受付で額をピッと検温の実施。
36.3度で無事受付けていただきました。
利用料を支払うと、貸タオルのセットと一緒にロッカーキーをいただきます。
このロッカーキーが入場制限と、脱衣所の密を避けるカギなんでしょうね。

浴室に向かうと先客は2名。露天風呂ですごされています。
体を洗い、内湯にはいって体を温めたら、ワタシも露天風呂へ。
3人で距離を取り合うように陣取ります。
湯は硫黄の香りはあるものの、ほぼ無色透明。
スベスベ感もあまりありません。
ん?と思いながら湯につかり、汗で髪がぐしゃぐしゃしてきたら湯からあがり、スノコスペースに移動しクールダウン。
吹き抜ける風が気持ちいいですね。
そして湯舟に戻ると、ん?
お湯に気持ち濁りがついてきたんじゃない?
そう思いながらしばらくお湯につかり、あたたまってはスノコスペースでクールダウンを繰り返していると、終いには、青味がかった墨色になっていました。
色の変化に合わせて肌触りもスベスベ感が増量。
こんなことってあるんですね。
いい体験をしました。

気づいたら浴室内は7人くらいに。
混雑する前に撤収としましょう。

2020年6月の入浴メモより


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岩室温泉の日帰り温泉と言えば、「だいろの湯」が有名ですね。
ですが、細かい事を言うと、「だいろの湯」は多宝温泉。
場所も少し離れているし、ちょっと微妙。
で、今回訪れたのは「よりなれ」。
正式名称は『新潟市岩室健康増進センター遊雁の湯「よりなれ」』。
なんとも長い名称ですが「岩室4号源泉」を利用している岩室温泉です。


さっそく玄関へ向かいましょう。
入るとすぐ右手に受付カウンター。
入館料はタオルセットがついて500円。
新潟市在住の65歳以上の場合は300円。
この料金は財布にエコです。

館内は狭く、湯上りの休憩や待ち合わせに重宝しそうな休憩スペースは2階になります。
浴室は玄関から入ってすぐの場所。
「岩風呂」と「木風呂」の2種類の浴室を男湯女湯日替わりで利用します。

今日の男湯は「木風呂」。
脱衣所は細長く狭いですが、鍵付きのロッカー等、一通りはそろっています。

浴室には2槽に分割された内湯と、露天風呂がひとつ。
内湯は温泉ではなく「沸かし湯」。
温泉ではありませんが侮れません。
加温+循環+塩素消毒なんだろうけど、それほど消毒臭はきつくないんです。
とりわけ意外なことにアワ付きがあり、高濃度ではないにしても人工炭酸泉?って思ってしまいます。
槽内注入しているノズルのせいかもしれませんが・・・。

体が温まったら露天風呂へ。

露天風呂には岩室温泉が利用されています。
4人が同浴できる程度の大きさかな。
では入浴ターイムっ!

身を沈めた分だけザバーっと溢れ出し。
湯船から上がってもすぐに満水となり、湯口からの投入分が掛け流されていきます。

湯口の中を覗くと2本のパイプ。
1本からは大量の温い湯、もう1本からは熱い湯が少量投入されていました。
温い方は非加熱源泉なのかもしれません。
浴槽内には吸い込みと注入があったので、半循環・半かけ流しの湯使いでしょう。

熱すぎず、温すぎず、入りごろの温度。
透明感のある灰白濁の湯は見た目もいいですよね。
潮を感じる硫黄臭。
甘苦味のあとから攻めてくる塩味。
キュッキュッとした肌触り。
硫黄と食塩泉のコラボがそのまんまじゃないでしょうか。

狭い施設なので、混雑していると身の置き場に困りますが、空いている時は岩室温泉の湯を充分に堪能できるうえ、コストパフォーマンスに長けているナイスな施設だと思います。
次はもう一方の「岩風呂」に入ってみたいですね。

岩室4号源泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
52.2℃ pH7.96 成分総計11,500mg/Kg
温泉の分析年月日 平成26.3.22


新潟県新潟市西蒲区石瀬3331-1
TEL 0256-82-5870


2017年5月の入浴メモより

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今日は「岩風呂」にやってきました。
こちらの脱衣所も細長く狭いです。


では、裸になったら浴室へ。

内湯は温泉ではなく「沸かし湯」とのこと。
表面を漂う汚れが少し気になりますが、適温で湯口付近ではアワ付きがあり、悪くありません。

体が温まったら露天風呂へ移動しましょう。

露天風呂には岩室温泉が利用されています。

岩には湯の注ぎ口のようなものが組まれていますが、以前はこちらから湯が注がれていたんでしょうか?気になりますね。
湯船をアップにしてみましょう。


この日は透明感のある墨色。
では入浴!
身を沈めるとサワサワサワサと溢れ出し。
適温よりやや温めの湯が気持ちいいですね。
湯口と手すりに囲まれた部分。
この狭さが何故か落ち着きます。
お気に入りのポジションの人も多いのではないでしょうか。

視線を上に移すと、敷地の外に桜が満開。

温泉に浸かりながら花見ができるなんて、いいじゃないですか。

よりなれの建物周りも桜が満開でした。
花見の穴場スポットではないでしょうか。


2019年4月の入浴メモより

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