地底人100物語

相手にとって不足なし

練馬14「久松湯」

2014年05月28日 | 東京銭湯
練馬14久松湯

時は2014年5月15日(木)。
練馬区にある銭湯がリニューアルオープンしたっ!
場所は西武池袋線「桜台」駅下車。徒歩5分くらいか。
何と言っても、リニューアルオープンの目玉は自家源泉の温泉だ。
新潟暮らしを始めたワタシはさっそくオープン初日、新潟から高速バスに乗りこみ駆けつけた。
現地にたどり着くと、ご覧のような外観。

低層のこじゃれたマンション風であります。
初日とあってか、外には自転車等の整理誘導員、内には花輪が多数飾られておりました。
自動ドアを入ると左右に下駄箱(100円リターン式)。
正面にはフロント。

フロントの左右に男女別入り口の暖簾。
また右手奥はテレビや長椅子の置かれた待ち合わせコーナー。
左手奥はマッサージやエステルームが開設されていました。
フロントで料金を払い下駄箱の鍵を預けると、脱衣所ロッカー用のカードを渡されます。

特に指定はなく、鍵がついているのが空いているロッカーで、扉内側のフォルダーに差し込むと鍵が利用できる仕組みです。
麻布の「竹の湯」に近い仕組みですね。
ロッカーはスパ銭なみの大判。荷物や着替えが楽々入ります。
さっそく裸になり浴室へ。

いやぁ~、しかしブッタまげですよ。
新築なのでピカピカなのは当たり前ですが、銭湯らしからぬ内装備品。
デザイナーズ銭湯とでもいうのでしょうか。(という言葉があるかは不明ですが)
白地煉瓦風の内装にクロームの蛇口・シャワー、黒い桶と椅子。

洗い場は6人分が4列、計24人分。

内湯にはサウナ・シャワー・水風呂。多機能浴槽・イベント風呂。
この日のイベント風呂は高濃度炭酸泉でした。
内湯はいずれも温泉の利用はなし。

一面のガラス張りの向こうが露天風呂。
1/4円の扇形。
りんごジュースのような黄土色の濁り湯。

湯口がないので味は確認できませんが、唇についただけでもチョー塩味。
で、潮の臭い。微かに鉄臭があるかな。
好みのタイプです。
温度計表示で42.8~43.0℃。
濃い湯なのに加温してこの温度ではタマランチ会長。
たちまち噴き出る玉の汗。
「成分が高いので長湯に注意」的な張り紙がありましたが、まさにその通り。
ちょっとクラクラしてきました。
でもって水風呂との往復は止められません。
同浴していた近所の事情通の話では、経営者が世代交代し若のががんばっているとか。
湯量はありそうですが利用量は制限し、またりんごジュース色の濁りがでていることから、循環はそれほど強くないのではと思われます。
循環が強いと紅茶色っぽくなりますよね。(さやの湯処のつぼ湯みたいに)
練馬にはまだ銭湯がけっこうあるんですが、周りの銭湯に遠慮してか、リニューアルオープンの宣伝はあまりしていないようです。

そうそう、忘れてました。

帰りがけにこれをいただきました。
ありがとうございました。

桜台温泉
ナトリウム-塩化物強塩温泉
41.6℃ pH7.1 339L/分 1500m掘削
成分総計31.79g/Kg
分析年月日 平成25年6月14日

2014年5月の入浴メモより
久松湯の新公式ホームページ

----リニューアルオープン前のメモは以下のとおり

何やら変わった雰囲気の煙突が見えたので立ち寄ってみた。
現地に着いてみるとビックリです。
以前入浴したことのある「久松湯」が解体されていました。

銭湯の面影を残すのは煙突のみ。
その煙突も足場が組まれ、今日・明日にも解体されてしまいそうないきおい。


東京都浴場組合のHPで確認すると久松湯は現在休業中。
現場に掲示してあった「建築計画のお知らせ」によれば、地上3階建の公衆浴場+住宅に建て替わるようです。
リニューアルオープンが楽しみです。
解体前の建物外観と浴室内のタイル絵


2013年6月初旬のメモより


その後どうなったのか?
時間ができたので見に行ってきました。

全体が囲まれているので建物の様子は分かりませんでしたが…
でもでっかいクレーンですねぇ~。
建物の工事は3月末で完了するようですが、リニューアルオープンは2014年5月予定とか。※久松湯の公式HPにより
楽しみです。

2014年1月下旬のメモより

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