地底人100物語

相手にとって不足なし

六日町温泉「山岳荘」(新潟)

2014年06月19日 | さらば愛しき地底人
六日町温泉「山岳荘」(新潟)

新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!

ネット上で2012年7月末をもって閉館するとの書き込みがあったので、7月の3連休に訪れてみた。
玄関のガラス戸には閉館のお知らせ。

やっぱり本当だったんですね。
敷地前で畑仕事をしていたおじさんに声をかけられました。
7月末で閉館し、お盆には解体するんだそうです。

約1年ぶりに玄関に入ると、料金箱の隣に新たに小さな冷蔵庫。
格安な料金設定は良心的です。

さて浴室に入るとちょっと違和感が。
心なしかゆがんだような感覚。
窓の外には以前は無かった筋かいがつけられていました。

老朽化も閉館の原因なんでしょうね。

気持ちのいい湯をありがとうでした。


2012年7月末閉館



現在は建物が取り払われ、更地になっていました。

2014年6月のメモより

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今回旅人がめぐるのは越後のしみじみ温泉。
ひとたび浸かると至福の時空間を過ごすことができます。

六日町の中心部からはずれ、山裾の集落の一角に建つ温泉宿。
濃い青い壁の浴舎と、鄙びた佇まいの母屋が印象的。
玄関に回ると「中華人民共和国大使館御一行」「東京経済大学様御宿」の色あせた看板がお出迎え。

インターナショナルでインテリな宿であることがうかがえます。

玄関を上がり湯銭箱へ入浴料金400円。
左手の廊下の突き当たりに大小2つの浴室。
男女の別はなく、先着順に好きな方を貸し切りで利用するようです。


まずは奥の大きい方の浴室へ。
2面に大きく窓がとられた採光のいい浴室は、古びているものの丁寧に補修・清掃されたタイル張り。
これだけで気持ちいいです。


無色透明な湯がなみなみとしたタイル張り湯船には、カエル君の乗っかった湯口からトクトクと注がれ、奥にある排湯口への掛け流し。
まずは掛け湯をして…入浴。
最初こそはキリリと熱く感じるものの、一度体を沈めるとそれほどではなくなり適温やや熱め。
肩まで浸かるもよし、段差に腰掛けへそ湯もよし、額に汗をにじませたっぷり堪能します。
何がいいのか言葉が見つかりませんが、肩をキュッと抱きしめられたような安堵感に、いわゆるズブズブの撃沈状態。
地底人にされるがままにヤラレタら、湯船奥のトド場でゴロリ。

スパ銭ではやりの「寝湯」と同じく、深さワンフィンガーのスペースです。
これが気持ちいい。窓を全開にしておくと吹き抜ける風もまたいい。
いつからあるのか判りませんが、これを造った人は只者ではありません。

すっかりヘロヘロになったら、手前にあるもう一つの小さい方の浴室へ。
こちらも手入れの行き届いたタイル張り。


2人程度の湯船ですが、小さい分熱めの湯が味わえます(先客が加水していると残念ですが)
母屋に挟まれているため解放感や明るさでは劣るものの、見た目に惑わせられず、100%の温泉勝負ができるといえるでしょう。

利用されている温泉は他の施設でも利用されている共同源泉(7号井・12号井・13号井混合泉)ですが、全然印象が違います。
こんなに気持ちいい湯だったとは…
六日町温泉恐るべしっ!と言いつつ、お盆の前後に2度行ってしまいました。


単純温泉(7号井、12号井、13号井 混合泉)
47.6℃ 成分総計843.0mg/Kg 平成16.10.26

2011年8月の入浴メモより


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新潟銭湯ぶらり湯めぐり

2014年06月08日 | 新潟銭湯
新潟銭湯ぶらり湯めぐり

新潟暮らしを始め、さっそく古町をぶらついてみた時のことだ。
張り紙をしているおじさんの手元を見ると「男湯」「女湯」とかかれた扉。
が、○○湯とかの屋号がない?
おじさんに聞いてみると
「こっか銭湯で、アーケードができる前からやってんだがね。屋号はアーケードの上にあるんらて」
とのお返事。
通りの向かいから見上げると…
なるほどアーケードの上の壁に「菊の湯」と屋号が書かれていました。

その他にも、バスや車からも何軒か見たような…
あらためて職業別電話帳やインターネットで検索してみたところ18軒。
営業時間と定休日は次のとおり

<西区>
旭湯 内野町 15:00~24:00 7日・17日・27日

<中央区>
□ 有馬湯 白山浦1 15:00~22:00 月曜日
□ 菊の湯 古町通1 15:00~21:00 金曜日
いずみ湯 本町通2 15:00~21:00 月曜日
□ 熊谷湯 本町通6 14:00~21:00 月曜日(休業中)
□ 門の湯 本町通13 14:00~22:00 土曜日
□ 寿湯 西厩島町 14:00~24:00 水曜日
□ 原泉湯 寿町1 14:00~22:00 火曜日(2014/5廃業)
□ 千鳥湯 西湊町通3 13:00~23:00 月曜日
□ 朝日湯 春日町 14:30~22:00 月曜日
□ みどり湯 米山2 14:00~23:00 月曜日
□ 千代乃湯 沼垂東4 13:00~23:00 月曜日
□ さか井湯 沼垂東2 13:00~22:30 金曜日

<東区>
□ 金の湯 中山3 10:30~22:00 火曜日
□ 秋葉湯 北葉町 14:30~22;00 月曜日
□ 小松湯 秋葉通2 8:30~22:00 月曜日

<北区>
□ 竹の湯 松浜本町 13:30~20:00 日曜日・木曜日

<江南区>
□ 小松湯 亀田新明町 13:30~21:00 月曜日

また新潟市民が銭湯を低価格で利用できるように、「湯快券」を6月末まで発行しています。

この券を利用すると、中学生から65歳未満の場合、1回200円で入浴できます。
詳細は「新潟市・新潟県浴場組合」のホームページで確認してください。

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