ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

空いてる県道を走る-岐阜県道98号線

2009年06月28日 | R1150RT (2001) あお号

今週末は、梅雨の晴れ間、よかったよかった。

久しぶりに1日のんびりと走りを楽しんできた。

高速道路が割引なもんだから

ついつい高速道路で距離を稼いでしまうんだけど

今日は大好きな岐阜県の県道をつないで走る。

        〇

東海環状道の富加関(とみかせき)ICで降りて

津保川沿いに県道58号線(関金山線)をたどり

金山から国道41号に合流する。

中山七里のワインディングをゆったりと流した後

下呂の街の手前から県道88号線へ入って

その先の県道98号線(宮萩原線)へ分岐する。

今日の目的はこのルート。

岐阜の清流ではアユ釣りが盛んだけど

つい先日解禁なったばかりだからどこもここも釣り人でいっぱい。

とても暑い日だったから水の中がうらやましいね。

0628_02_hidagawa

        〇

県道88号線は下呂から小坂まで集落の中を行く生活道路。

民家の間を狭い道路が伸びていて、あぶなくてスピードが上がらない。

けど県道98号線は国道41号線の迂回ルート。

そのほとんどは深い山の中だ。

途中にある位山峠付近以外はよく整備されていて走りが楽しめる。

0628_03kuraiyama_pass01

大体こんな感じ。

でもここが峠の入口。

100メートルも進むと林道様になる。

0628_04kuraiyama_pass02

対向車はめったに来ないけど、

オートバイでも離合には気を使う巾員なので注意が必要。

でもそれも峠まで。3キロもないくらいだね。

峠付近にはこんな牧場があった。

0628_05kuraiyama_pass03

木々から出るフィトンチッドを胸一杯に吸い込むと

なんともいえない良い気分。あー来てよかったね。良いルートだよ。

国道も高速も車だらけで我慢の走りだけど

ちょっと険しい県道はだーれもいなくてひとり占めだぉー!

峠を越えると再び快走路。

道の駅「モンデウス飛騨位山」で休憩。

0628_06mondeusu

さすがにここは涼しいね。

スキー場だから今はひと気がないけど、走りに来るには最適。

        〇

その後、高山へ出て、せせらぎ街道を抜けて 行った。

ここはオートバイが多くて、ついついその気になってしまう。

先週、R100RSがあお号(R1150RT)よりワインディングは速いなんて書いたけど

やっぱ、そうでもないね。

黄線のブラインドコーナーで

反対車線に出てボクを抜いて行ったドカモン(S2)に

無理かなと思ったけどついて行ったら

あお号もやっぱりかなり速い。

サスをもう少し固めればワインディングかなりいける。って、いかないけど。

というか、タイヤが良いんだろうな。

ピレリ、最高だー

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ロートルでもRSの名は伊達じゃない

2009年06月22日 | R100RS 2本サス (1981) 銀じぃ

梅雨に入ってだいぶたったけど

やっと今週に入ってまとまった雨が降り出した。

こないだの土曜が分水嶺だったか

すっきりとは晴れなかったけど天気は悪くなかった。

RS号はまだブレーキ系統とタイヤが不安なので

先週、ショップに預けてくるつもりだったけど

7月まで作業に掛かれそうにないと、元ディーラーメカのK氏が訴えるので

とりあえず連れて帰ってきていた。

とはいえブレーキとタイヤがイマイチなので

あまり本格的には走らせられないけど

ほんとに預けてしまうとまたしばらくは乗れないので

今週もそこいら辺をブラッと走ってきた。

        〇

まー、根がいい加減なもんだから

走り出してしまうとブレーキやタイヤのことなんか

忘れてしまったのかい?ってな感じで

ロートルの身にムチを入れてしまう。

けれどロートルでもそこはやはりRSの名は伊達じゃなく

スポーツする気持ちに答えてくれる。

しっかりと肩を入れ、(リーンウィズのまま)斜め前に体重を落とすように荷重すると

19インチのバイアスタイヤは、結構なスピードで舵角を付けてくれる。

そのためにも予め肩を入れておいた方が上体を置いて行かれずにすむ。

しかもそこからの旋回はけっして鈍くはない。

0622_02metzeler

このメッツラーのバイアスタイヤME11はなかなか侮れないタイヤだ。

なんだかダサいトレッドパターンなんだけどRSとのマッチングが良い。

前のモノサスの時、RSがこんなにもコーナリングコンシャス(?)な

オートバイだとは 感じてなかったんだけど、

このツインショックのRSは初めて乗った時から

コーナリングが気持ち良い、と感じた。

それはこのME11によるところが大きいんではないかと踏んでいる。

ただシャフトドライブのリアの動きだけは注意が必要だ。

コーナリング中にスロットルを急激に開け閉めするとラインが読めなくなる。

多分あお号(R1150RT)よりワインディングは絶対に速いね。

エンジンの荒々しさは4000rpm以上で顕著。

ただ3000rpmで流すときの猫なで声のような

ゴローン、ゴローンという音(クランク?ミッション?)はかわいい。

        〇

いつもの岐阜県道66号線を楽しんで

ロートルRS号を初めて「らっせいみさと」に連れて行った。

0622_01rassei

高速道路とワインディングでムチを入れすぎたか

シフトシャフト辺りからオイルがポタリ、地面にシミを作る。

ボクはおろし蕎麦喰ってくるから、ちょっと休んでなよ。

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手書きラインにシビレる

2009年06月16日 | R100RS 2本サス (1981) 銀じぃ

ロートルRSは先月の終りにボクのところに来たけど

製造されたのは1981年(昭和56年)、当時の西ドイツ(ドイツ連邦共和国)。

時間的にも距離的にも、とっても遠い。

28年間、どこの道をどんなふうに走ってきたのだろう。

どんな人たちが、どんなふうにこのオートバイを愛してきたのだろう。

無骨だけど優しい曲線で出来たツルツルのタンクを撫でてやりながら

その道程を思うと、尽きない想像に時を忘れてしまう。

        〇

鷹揚とゆったり吹け上がるエンジン

効かないブレーキ

余裕のないフットスペース

あくまでもマイペースでステアするハンドリング

欠点やウィークポイントを挙げる方が簡単でキリがないのに

なぜか強く強く惹かれてしまう。

       〇

古いBMWのオートバイが停まってたら

ぜひ一度近寄っていって、タンクやフェンダーのラインをじっくり観察してみてね。

0614_01rs1

0614_02rs2

実はこれ、手書きされてるんですよ。(知ってますよね)

ライン入れ用の治具があるという説もあるけど

手書きであることには違いないです。

0614_03rs3

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カウルの写真を拡大してもらうとよくわかるけど

すごい微妙なタッチで、まさに工芸品のあじわいだ。

そして、水平対向エンジンを上からじっくり観察。

0614_06rs6_2

想像以上にズゴーンと左右に突き出てる。

左のシリンダーがちょっと前。

だから左のステップもちょっと前(笑)。ありえない……

0614_07rs7

トップブリッジ(なんて立派なものはないんだけど)から直で出てる左右のグリップ

なんだこりゃ、と思ったあなた!

あなたの感性は正常ですよ。

でも、たぶんもう忘れられなくなってます。

気になって気になって、夢にまで見るようになります。

そして、ようこそボクサーツインの世界へ

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雨でもイイもん、とつぶやいてみる…

2009年06月11日 | R1150RT (2001) あお号

きのう、代休で突然休みだった。

でも朝起きてみたら、何かあやしい天気だよ。

きっとすぐに空が真っ暗になって……

まーまーまー、みなまで云うな。

わかっておる、わかっておる。(誰?)

それにしてもまだ行き先さえ決めてない。

身支度しながら、携帯でお天気チェッーク!

西からアイツがどんどん近付いて来るらしい。

うん、じゃー東ね。東行けばなんとかなる。

0611_01rt

でも外に出てみると、すでに雲が厚い。

あお号(R1150RT)を引っ張り出すと、小屋の中から新入りのロートルRSがニヤリ

わかっておる、わかっておる…みなまで云うな(だから誰?)

        〇

早朝の高速道路はなんとガラガラだ。

やっぱ平日は良いな。

MAGロード(東海環状道)から中央道に入り信州方面へ。

6速・3500rpmをキープして淡々と距離を稼ぐ。

恵那山トンネルを抜けると空気がヒンヤリ。

グリップヒーターを弱く入れて伊那谷へ出る。

右手の南アルプスはモヤっていて、ぼんやりと見える程度だけど

左手の中央アルプスは頂上付近の残雪がよく見えた。

小黒川PAで朝食をとって、さらに高速を進む。

塩嶺トンネルを抜けた先の安曇野には薄日が差していた。

霧ヶ峰・美ヶ原そして反対側の北アルプスもはっきりと確認できる。

やっぱ正解だね。これなら日中いっぱい持ってくれるかな。

        〇

信州中野ICでおりて志賀草津道路へむかう。

入口の温泉街を抜け、深い森の中のループ橋を駆け上がるとワクワクしてくる。

天気も悪くないし、霧もない。

おまけに交通量もハンパなく少なくてウホホイだよ。

それにしても今、履いているピレリは、交換した当初にも書いたけど、本当に外乱に強い。

湯田中から渋峠へ上がっていくこの国道292号線は

良く整備されてはいるけど、結構あちこちで路面が傷んでいる。

ツギハギやうねりもあって案外コーナリング中、気を抜けない。

けれどパラレバーとこのピレリ(ディアブロストラーダ)は

しっかりとホールドさえしていれば、まさにシュタッと何事もなかったように荒れを踏み越えて行ってくれる。

しかもグリップも強いからコーナリングが楽しい楽しい

0611_02biwaike

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志賀高原もすでに初夏だ。

残雪もだいぶ少ない。鮮やかなレンゲツツジが咲き始め、森は勢いよく成長している。

0611_04sibutouge

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渋峠を越え、南の斜面に出ると冷たい湿った風が強まり

雲が斜面を這い上がってきていた。

さっきまでの日差しも無くなりいよいよあやしいよー。

まーまー、そう云うでない。

まだ曇りではないか。

        〇

0611_06kusatu

草津温泉に下りて「湯畑」で足湯につかりながら一服。

まだ走り足りないけど今日はそろそろ潮時かな。

そのあと、いつものように「嬬恋パノラマライン」で上田に出て

国道152号・142号とつないで和田峠を越える。

今日はどこも交通量が少なくてほんとウホホイだ。

岡谷はドン曇り。

さー帰ろ帰ろ。

        〇

えー、雨はなかったのかよー。

まーまー、みなまで云うな。

期待は裏切らんよ。

小黒川PA付近でただならぬ風の気配を感じ、緊急停車。

カッパ様御装着。

果たしてその先、家まで雨の中であったそうな。

でもね、

雨なんかヘッチャラだもんね。(泣)

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朝の散歩走りとスクーター小屋作りon Sunday

2009年06月07日 | R100RS 2本サス (1981) 銀じぃ

目的もなく、ただオートバイを走らせる日曜の朝。

やっとすっきり晴れた早朝は空気がひんやり。

でもそれからグイグイ気温は上昇して真夏日一歩手前の暑い日になった。

先週来た銀色のR100RSはまだまだあぶなっかしい箇所があちこちある。

リアブレーキのマスターシリンダーはかなり怪しくて

今日見たらブレーキ液が黒っぽく染まっていた。なんだろね?

タイヤは前後ともサイドウォールにひびが一杯

まずは走れるようにして、とか考えてたけど

ブレーキもタイヤも不安なままでは走れないよなー。

        〇

そんなふうに書くと、

ボクが古いオートバイにちょっとブルーになっているように聞こえるけど

まったくそんなことはないね。

ほんとエンジン掛けて走り出すと、こいつから出る何かに満たされる。

0607_01rs

高速走行の後、SAの木陰でエンジンを冷やすロートルRS。

これから乗るたびに彼の流儀を一つずつ見つけていってやりたい。

28年前のこのオートバイを1日でも長く路上で走らせていこう。

        〇

うちに戻って先日やりかけたマシロ号(Majesty C)の小屋を作った。

ホームセンターで買ってきた単管パイプをつないで枠を作る。

0607_02house1

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こんな感じで枠組みを作っていく。

コツは最初からネジを絞め込まずに、仮組みしていくことぐらいかな。

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直交クランプという、クランプとクランプが直角にリベット止めされた物を使うと

特に梁を入れなくてもこの程度のものなら強度は十分でるよ。

0607_05house4

こんな感じに出来た。

今日はとりあえずここまで。防水シートを掛けて放置。

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