ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

手書きラインにシビレる

2009年06月16日 | R100RS 2本サス (1981) 銀じぃ

ロートルRSは先月の終りにボクのところに来たけど

製造されたのは1981年(昭和56年)、当時の西ドイツ(ドイツ連邦共和国)。

時間的にも距離的にも、とっても遠い。

28年間、どこの道をどんなふうに走ってきたのだろう。

どんな人たちが、どんなふうにこのオートバイを愛してきたのだろう。

無骨だけど優しい曲線で出来たツルツルのタンクを撫でてやりながら

その道程を思うと、尽きない想像に時を忘れてしまう。

        〇

鷹揚とゆったり吹け上がるエンジン

効かないブレーキ

余裕のないフットスペース

あくまでもマイペースでステアするハンドリング

欠点やウィークポイントを挙げる方が簡単でキリがないのに

なぜか強く強く惹かれてしまう。

       〇

古いBMWのオートバイが停まってたら

ぜひ一度近寄っていって、タンクやフェンダーのラインをじっくり観察してみてね。

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実はこれ、手書きされてるんですよ。(知ってますよね)

ライン入れ用の治具があるという説もあるけど

手書きであることには違いないです。

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カウルの写真を拡大してもらうとよくわかるけど

すごい微妙なタッチで、まさに工芸品のあじわいだ。

そして、水平対向エンジンを上からじっくり観察。

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想像以上にズゴーンと左右に突き出てる。

左のシリンダーがちょっと前。

だから左のステップもちょっと前(笑)。ありえない……

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トップブリッジ(なんて立派なものはないんだけど)から直で出てる左右のグリップ

なんだこりゃ、と思ったあなた!

あなたの感性は正常ですよ。

でも、たぶんもう忘れられなくなってます。

気になって気になって、夢にまで見るようになります。

そして、ようこそボクサーツインの世界へ

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