ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

あお号(R1150RT)のバッテリー交換

2008年11月23日 | R1150RT (2001) あお号

9月の車検の時に、交換を検討したけど

バッテリーは費用がかかるので先延ばしにして様子を見ることにした。

けど、寒さが本格的になってくると、やっぱり怪しくなってきた。

グリップヒーターや電熱ベスト、そればかりか

ブレーキアシスト、ABSとバッテリーにかかる負担が多いのが最近のBMWモトラッド

元ディーラー(これって妙な云い方だね)に問い合わせると

在庫があると云うのでさっそく取りに行ってきた。

        ○

当初は開放式のバッテリーが付いていたので

バッテリー液のレベルチェックや補充に、時々バッテリーを取り外していたけど

ジェル式のMFバッテリーに変わってからは交換時以外

バッテリーにアクセスする機会がなくなった。

でも、ボディーカウルが外せれれば、交換自体は簡単。

ではまず左側のボディーカウルを外して…

(カウルの外し方は今年の4月の記事を見てね

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タンクの後端部に隠れるようにバッテリーは配置されている。

エアークリーナーへ空気を取り入れるダクトが邪魔しているので

矢印のブラケットのネジを外してから

エアクリーナーのふたを開けてダクトを取り外す。

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バッテリーの固定バンドを外して、

ケーブルを付けたままバッテリーを手前に引き出す

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バッテリー作業をする時、よく迷うのがどっちの端子から外すかってことだと思うけど

こいつの場合あまり考えず、素直にやっちまえば間違えないようになってる。

バッテリーを半分引き出したところで-(マイナス)端子からケーブルを外す

そしてさらにバッテリーを引き出して+(プラス)端子のケーブルを外す。

これで順番はあってる。(簡単!)

ハイ!取れました。

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新品には両端子にカバーが付いてるけど-側は使わないので外しておく

あとは外したのと逆の手順でやればOK

+端子にケーブルを取り付けてバッテリーを押し込み

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-端子側にケーブルを付けたら、ケースにしっかりとセットしてベルトで固定。

ちなみにあらためて確認すると

バッテリーからケーブルを外すときは

-(マイナス)から+(プラス)

取り付けるときは

+(プラス)から-(マイナス)

間違えるとショートする危険性があるから間違えないように注意してね。

        ○

ダクトやカウルを戻す前に通電チェック

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おー!

起動チェックのスピードがはやいはやい!

時計やオーディオの設定を忘れずに。

その後、念のため充電器でフル充電しておきました。

作業時間はカウルの着脱を含めて約30分(バッテリーの着脱だけなら10分足らず)

  • ジェルバッテリー   6121-2346-800     19,425円


湖東の古寺をめぐる

2008年11月16日 | R1150RT (2001) あお号

このところ雨に祟られている「やっぱり」雨男です。

ちょっとまえにここに

「名前変えようかなー」なんて書いたとたんにこうだからね。

しばらはまだRainmanてことで、よろしく。

        ○

さすがに行楽シーズン。

高速に乗ったとたんにそこら中で渋滞していると

交通情報ラジオが教えてくれる。

伊勢湾岸道と新名神が合流する東名阪の

四日市JCTと亀山間はすでに渋滞9km。

晩秋の冷たい雨が降りしきる伊勢湾岸道を飛ばしていく。

主塔の上部が霧にかすんだ名港トリトンを越え

四日市JCTの手前まで行くと「亀山50分」の表示。

渋滞は四日市IC辺りまでらしいので

高速をいったん降りて四日市から乗りなおすことにする。

……が、これが大失敗!

国道23号・国道1号と渡って、国道477号で御在所方面に進むわけだが

雨模様の週末の街は意外に交通量が多かった。

結局、四日市ICから東名阪に乗りなおし

亀山JCTから新名阪に入った時は、ゆうに50分を超えていた。

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にしても新名神ってさぶいルートだね。

途中の土山SAから雨も止んで、進んでいく西の空はうっすらと青空ものぞく。

草津で名神に入ると青空が広がっていた。

        ○

今日は湖東三山をめぐる。

湖東三山とは「西明寺」「金剛輪寺」そして「百済寺」の総称で

歴史的にも文化財的にも重要な古寺だけど

ことにこの季節いずれも紅葉の名所として名高い。

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紅葉は日当たりの良い場所ですでに見頃。

全体で云うとまだ5割程度で月末くらいまでは楽しめそうな感じ。

どのお寺も素晴らしい紅葉だけど

個人的には「百済寺」の参道を覆う「紅葉の回廊」が見事。

彦根ICから八日市ICの間にあって

順番にゆっくり回っても3~4時間くらいで回れる。

京都のような華やかさは無いけど、断然空いてるし雰囲気はとても良い。

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雨もすっかり上がって、のんびりと秋を楽しんできたよ。


冬仕度その後(電熱ベスト進化す!)

2008年11月10日 | 日記・エッセイ・コラム

WIDDERの電熱ベストを愛用しているが

その素晴らしさはこのブログでも何度か書いていて

多くの人がその性能に興味を持っているらしく

そのたびに多くの反響(アクセス)をいただいた。

「さぶくない」ではなくて「暖かい」

防寒ではなく、暖房なのだから電熱ベストは究極の冬アイテムだ。

        ○

WIDDERのベストはシステムベストと名付けられている通り

チャップス(脚部)・アームチャップス(腕部)・グローブ(手部)と

ベストを中心にしてシステム全体で全身を網羅できるようになっている。

もともとベストだけで十分と思って購入したのだけど

あまりの暖かさで、ジャケットの下はロンTだけで十分なため

結果、腕部分と胴部分とで温度差ができてしまい

腕だけの防寒が困難なため

この際、アームチャップスも購入してしまうことにした。

        ○

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システムベストの名の通り、ベストの肩部分に接続のためのスナップボタンが付いている

アームチャップスのボタンをここへパチンッと留めるだけでベストと接続され、

しかもこのスナップには電気が来ているので同時に電気的にも接続される。

スナップの周囲はベルクロになっていて接続は面で行われ、

ボタンだけに負担がかからないようになっている。

アメリカ人の考えるものってこういうところはしっかりしてるね。

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ヒーターが肩から上腕を包み込むように配置されて非常に効果的に温めてくれる。

高速走行では前腕の一部に寒さを感じるけど

時間が経つほどに熱が拡がり

全体がホカホカと温まってくるのであまり問題とはならなかった。

ほんとにすばらしい!

コタツに入ってオートバイに乗ってる感じ。

お金と電力に余裕のある人はお試しあれ。

問題点はただひとつ。

「降りるとさぶい」(ぜいたく)

        ○

もひとつ。

マシロ号(マジェC)にグリップヒーターを取り付けたことは

先日のブログに書いたけど

やはり直接手の甲に走行風があたるのはいかがなものかと思い

グリップカウルを取り付けた。

ワイズギアの純正品で、純正ハンドルならポン付。(当り前か)

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スリムでカッコ良いんだけど効果はどうなんだろう?

直接風が減ったのは間違いないですが。

マシロ号(マジェスティC)でも電熱ベスト使いたいけど

電気的にどうなんでしょうか?


クロヨンスピリッツ!

2008年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっとご無沙汰でした…

先月の終りに、旅行に行って

ちょっと風邪気味だったのが、本格的に風邪になって

最近毎日フラフラしながら仕事してました。

今回はバイクからちょっと外れてテツの話。

        ○

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黒部峡谷鉄道に乗ってきた。

何を隠そう(?)ボクはテツ分が多いほうなんですけど(相当多い)

この日、子供のころからの夢が、やっと叶って大興奮!

席は重連の機関車のすぐ後ろで

剥き出しのトロッコなのでトンネルの中では、モーターの焼ける匂いがしたり、

半径が100mほどの急カーブに内輪が追従出来ずに

ギャーギーと悲鳴が上げるのが聞こえたりでライブ感たっぷり!

生憎の雨模様だったんだけど、あっという間の20.1km。

テツっぽい人にはぜひ!

絶対おススメです。

        ○

「宇奈月温泉」から黒部第3発電所のある「欅平」まで約80分。

吹きっさらしの客車で、しかも吹き込む雨に濡れながら行ったもんだから

身をひそめてた風邪が本格的に活動を開始したらしい。

乗ってる時は、豚まん食いながら地ビールをやってたから(これが旨いのなんの)

あんまり寒さ感じなかったみたいなんだ(アホ…)

その日は宇奈月温泉に泊まって温泉に入って温まったんだけど

だめだったみたいだ。

           ○

次の日は雪をすっぽりかぶった白馬から信濃大町へ抜けて、クロヨンに行った。

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昨日の雨がウソのように秋晴れの空が広がって

真っ白な後立山連峰の大パノラマ。

紅葉真っ盛りの仁科三湖。

信州の秋を満喫して

実に30年ぶりに関電トンネルを越えて黒部ダムへ。

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このスケールは単純にすごいね。

すごすぎてただただ感動してしまう。

今回初めて知ったんだけど

「クロヨン」てダムの名前じゃなくて

黒部第四発電所に関わるすべての愛称が「クロヨン」というらしい。

クロヨンダムというダムはなくて黒部第四ダムでもないんだよ。

ダムの名前は「黒部ダム」

不可能かと思われるような困難に出会っても、黒部ダム・黒部第4発電所を完成させた

その電源開発にかける情熱を「クロヨンスピリッツ」と呼ぶ。

「クロヨン」にはそういった思いも含まれているものだということだ。

すごいねー、ほんと。

それよりも何よりも、前にクロヨンに行ってから

30年も経っていることにガ・ク・ゼ・ン!!

黒部の谷を行く冷たい風に吹かれながら

なぜか遠い目になるオッサンひとり……

秋深し……