たとえ雨でも走りに出ようと思っていたら、
なんと晴れた。
けれど晴れたらやはり飛び切りの蒸し暑さ。
さらに、あろうことか10時に予定が入ってしまっていた。
6時には出発出来たけど、4時間のタイムリミット。
まあ、4時間あれば200kmくらいは走れるかな。
〇
電気系統に不安のある銀ジィ(’81R100RS)だと万が一があるので、
(約束があるのに戻れない、ではシャレにならないでしょ)
久しぶりのあお号(’02R1150RT)。
上下メッシュのウエアを着てきたけど、
準備しているだけで汗が噴き出してくる暑さ、しかもまだ6時だよ。
走り出してもウインドプロテクションが売りのRTではそれほど涼しくならないしね。
時折、腕や足をカウルから突き出して、風を取り入れながら進む。
県道10号線(愛知県・設楽根羽線)へ行こうと思っているのに、
なぜか筋違いの国道151号線を走っていた。
単にボクがドン臭いだけなんだけど、並行して走る257と151を良く間違える。
幸い早く気付いたから、長篠で県道32号線(愛知県・鳳来東栄線)を使ってルート修正。
この国道257号線には道路に沿って寒狭川(豊川)が流れている。
寒狭川はアユ釣りの川として広く知られる清流だ。
今日はあお号に乗って奥三河へとアユたちと一緒に遡上するよ。
寒暖の差が激しかったのか、降った雨が暖かかったのか、
早朝の寒狭川には、幻想的な川霧が立ち込めていた。
すでに釣り人たちは腰まで水に浸かってアユを狙っていたよ。
〇
人影もまばらな、早朝の田口の街を過ぎて
ようやく県道10号線へ入った。
明け方まで雨だったのか、路面はびしょ濡れ。
すでにリプレイスから12000kmにもなるメッツラー・Z6インタラクトは三分山。
けれどリーンの素直さは変わらず、グリップも未だに強烈で最高だ。
渓流の岩に咲くツツジがきれいだね。
津具から茶臼山に上がろうかとも思ったけど、スルーして
道の駅「つぐ高原グリーンパーク」で休憩。
先客はヤマハのSS「YZF-R1」
クロスプレーン型クランクのヤツだ。
はじめてエンジン音を聞かせてもらったけど、
ドカのツインに似た音だね。
いやね、そりゃあ新しいモデルにも興味あるんすよ、一応オトコですからね(ってどういう関係)
というより、ボクのオートバイ遍歴はもともとは四発からはじまってますからね。(あ、そういうこと)
アレ、乗ってみたいーーーーー!
〇
そのまま北上して、根羽から国道153号へ入る。
10時までには家へ戻らないといけないんだけど、
すっかり忘れたシンデレラ。
すでに8時、わたしそろそろ戻った方が良いのかしら・・・
けれど、のろのろのクルマもいなけりゃ、白バイもいない朝の153は最高だよー。
おまけにここまで高度があがると、やっぱり涼しくて気持ちいい。
平谷の道の駅まで来て、帰りのルートをざっと決めた。
平谷峠、新野峠、太和金峠、仏坂峠。
峠を4つ越える。
県道32号線(愛知県・鳳来東栄線)は意外に険しい。
ボクの大好きなクネクネの極上県道だ。
峠には長いトンネル。
中には霧が立ち込めていて、どこか違う時空へつながっているみたいだ。
鞍掛山の麓へ降りていくと幾重にも重なった棚田の集落に出る。
秋の収穫の頃もいいけど、ボクは今頃が一番好きかな。
時を忘れてしまう眺めだ。
でも、はたと気付いて時計を見ればすでに9時39分・・・
どうあがいても家までは1時間はかかる距離だよ
〇
久しぶりに200km超。
あお号(R1150RT)はツーリングの楽しさを全くスポイルしない。
しっかりとボクの要求に応えてくれる従順なヤツだ。
もうじき付き合いだして9年・80000kmになる。
手を入れる個所が徐々に増えてきたけど、まだまだ長い付き合いになりそうだな。
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