ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

いくつになっても毎年夏の暑さを再確認する 「朝霧湖」愛知県新城市

2022年06月19日 | 水溜まり探訪
まだ気温は30℃程度だけど

湿度が高い

天気図で見ると梅雨前線が日本列島の南岸に横たわり

しっかりと梅雨だ

それにしても

経験しないとその本質は理解できないというけど

何度経験しても時間が経つとすっかり忘れる

冬の寒さがそうさせるのか

夏の暑さのイメージが毎年リセットされてしまうのはなぜか

そして実際にこの梅雨時湿度の高さには

毎年ゲンナリさせられる阿呆人間だ



水溜まりでも眺めてのんびり本でも読むか

と考えて出かけて行ったけど

なかなかどうして

梅雨時の空気は手強い

さわやかさの欠片もないのだよ

三遠南信道の鳳来峡ICの取り付きから県道519号線へ入る

この辺りは地盤が岩盤でできていて

急斜面の山と切れ込んだ谷が雰囲気のある景観を作る



ほどなく右岸と左岸の道路の分岐点に着く

右岸はダム提までは行けるがその先で工事通行止め(7/31までの予定)

道路はダム湖の奥でつながっているので

ほんとはどちらからでも問題ないけど

とりあえず左岸側の道路から一番奥の橋まで行ってみる

この大島ダムはこないだ行った新豊根ダムより30年くらい後に出来たダム

古いダムと新しいダムの大きな違いは河岸道路の整備具合だ

新豊根ダムもそうだけど佐久間ダムや矢作ダムの湖岸道路は

地図の等高線そのもの

尾根筋と谷筋を丹念にトレースしていく

この大島ダムの時期になるとトンネルと橋梁でまっすぐ繋いでしまう

どっちでもいいけど、楽には違いない





危険個所を回避するのが目的だろうけど

「おおげさ」とか感じるのは土木を知らないからだろうな





チェアリングできそうな木陰を探すけど見当たらない

休憩できそうな園地はいくつかあるけど日影がない

曇っているけど紫外線は強そうだ

ボクは日光アレルギーで

紫外線を浴びると全身に湿疹が出る

いつもは日焼け止めでUVカットしてるんだけど

今日はなんと忘れてきた

だから日影必須なんだけど無理そうだ

結局、駐車場の端っこにちょっとだけあった日影にグランドシートを敷く



ストロングスタイル

水溜まりに来てるのに一切見えないロケーション(日影優先のため)



THE 梅雨空

シナモンロール、うま!


4040万立方メートルって、どれくらい? 「みどり湖」愛知県豊根村

2022年06月05日 | 水溜まり探訪
ダムを下流側から眺めるとき

その巨大なコンクリート塊の無機質さに感じる厭な感じ

高さが100メートルを超えるようなダム提の上から

下を覗き込んだ時に感じる恐怖感

正直に言えば、ダムには畏怖の念しか湧いてこない



豊根ダムは下流側からのアクセスが土砂崩れの影響で今はできない

だから、上流側からじわじわとダムにアプローチしていく

116.5メートルもあるダム提にいきなり会うことがないので

ダム湖特有の違和感がやや少ないか


それにしてもこのみどり湖(豊根ダムのダム湖)

ぐるっと回りこんで、変な角度でダムが取り付いてるんだけど

左岸側からしかダムへ行かれないから

地図見てもらえばわかるけど

すごく遠い

途中、支流へも迂回してる

国道151号線から分岐した時

「豊根ダム 15km」

と表示があったけど

正直、そんなに?って感覚だった

でもね、きっちり15kmあったよ



湖岸の道路をクネクネと進んでいく

湖面は穏やかで、今日は風も弱い

いよいよ湖面が大きく広がりだすと遠くに浮沈フェンスが見えた

その向こうに洪水吐の大きなゲートが2門

やっとダム提にたどり着く





ダムより先はずいぶん前に通行止めになって以来不通のまま

だから100メートルを超えるこの立派なダム提を下から見ることはできない

まあ、この高さのアーチ式ダムは正直、恐怖心のほうが大きい

貯水量は4040万立方メートル

どんな量なのか理解できない数字

こんなに水を貯めて、ここで堪えているコンクリートの塊

人間ってすごいことするもんだな

この豊根ダムと山を挟んだ東側にある佐久間ダムへ

発電用の導水路が繋がっている





そのでっかい水門のところでチェアリング

サクラの木の下

サクラって特別扱いされてる木がほとんどだから

たっぷりした空間に大きく枝を張った木が多い

だから夏に出来る大きな木陰が最高だ



ほんとうにただただ「へぇー」としか言葉がない

だから頭が空っぽになる

所詮、ひとりのおっさんにできることなんて、こんなもんだ