ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

ETCにまつわるエトセトラ

2006年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

冬の入口、すっきりしない日々が続いてる。

雨は上がったみたいだけど、路面がしっとりと濡れていて走り出す気力が沸かない。朝、起きてはみたものの、家に居て、北海道の地図なんかを眺めたりしながら、ボシャ~っとしている。

そう云えば、ついこの前、オートバイにもETCが導入され、料金の割引がどうの、ノンストップの利便性がどうの、オートバイの皆さんにこそETCは必要なのです、だそうな。

前から何度も云ってると思うけど、ボクは天邪鬼なので、こうメリットばかり声高にアナウンスされると、「そうかねェ~?」のスイッチが入っちまう。

まずは、「割引。」

確かに高速代を減らせるのは大きなメリットだけど、何年か前にオートバイの料金は普通車と同一料金ではおかしいという議論の末、軽自動車と一緒に20%OFFになった。それきりこの話は棚上げにされたまま進展する気配はまるでない。「軽四」と一緒で良いか?まだまだ、検討の余地があると思うのは、天邪鬼だけではないと思うけど。

もうひとつ、「利便性。」

まァ便利なんでしょうな。停まらなくて良いだけじゃなく、チケットしまったり、財布出したりしなくて良いんだからね。でもさ、ボクは料金所の係の人と交わす、一言二言が、とても好きだな。

  • 夜通し中国道を西へとひた走って700キロ、美祢ICのオッサン「はい、オツカレサン」、はいはい、ほんとに疲れました。
  • 箱根スカイラインのオッサンに、インターへはどっちへ行くのが近いか尋ねると、「700m行って左へ。インターまではここから12キロ」、きっと今までに死ぬほど尋ねられたんだね。
  • 修善寺道路のオッサン、「これ何cc?、1000cc!さっきから1800、1300って、近頃のバイクはタマらんなァー」って、それのローンのほうがタマらんですよ。
  • チケットの発券は自動というところが殆どなのに、東海北陸道の福光ICにはブースに係がいて手渡ししてくれる。久しぶりに手渡しされました、と云うと、「田舎だから」とはにかむ(?)オッサン。だったら田舎万歳でしょ。

夏の気配がすれば「今日は気持良いでしょ」、激しい雨に凹んでいると「気を付けていってよ」とか、まァ、「このバイク、いくら?」ってのもタマにはあるけど、通せんぼの棒が、電気仕掛けでピョコッと上がるのとは訳が違う。

遊びで走り回ってるだけなのに、そんな刹那をムダに思って、効率を求めるなんざァ如何なものかい、と思うんだけど、まーいいか。

あ、路面が乾いてきたよ、充電がてらクロ走らせてこよっと。

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