ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

旅心を誘う

2006年12月21日 | R1150RT (2001) あお号

雨の週間予報が見事に覆って、のんびりとした晴れ間が出た。

ぐずぐずしていたがあてもなくあお号(R1150RT)に乗って走り出す。

先回の走りでガソリンが空っぽだったので、とりあえず給油。ハイオクはリッターあたり136円。ずいぶん下がったね。けど、22リッターも入っちまった。(泣)

蒲郡へ向けて走りながら、今日はなんとなく伊良湖まで行く気になる。

海岸沿いに出てもぼんやりと暖かく、風も無い。

さて「トコナツの島」と云えばハワイ。このトコナツって云うのはココナツの云い間違いじゃなくて、「常夏」と書く。常に夏だ。

伊良湖のことを「トコハル」と云う。そう、常に春。「常春」だ。たしかにそのとおりで、まだ数こそ少ないが満開の菜の花畑をちらほらと目にした。今日は風も無くホントに穏やかでまさに「トコハルの国」だった。

岬の先にある道の駅「伊良湖クリスタルポルト」でメシを食って、そのあとコーヒーをすすりながら、フェリーの停泊した港を見るとも無く眺めていると、ふいに出港の案内放送が流れた。

聞いているうちになんだかボクもあのフェリーに乗って、海の向こう側へ行きたくてたまらなくなってしまった。

あー、ボクもそいつに乗っけてくれないもんかねー。

旅心はチヂに乱れにけり。空には雲が美しい模様を描いていたよ。

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