北斎は天才!

2008年02月28日 23時52分50秒 | お勉強
先日、北斎展に行ってきました!

ビジネススクールの先生が
「今期の文化メセナを選択した学生と北斎展に行くけれど、一緒にいかがですか?」と声をかけてくださったのです。
ちょうど、学割使って行こう!と思ってたとこだったし、しかも、学芸員さんのお話も聞けるとのこと。
喜んでご一緒させていただきました。

文化メセナってことで
はじめは、名古屋市美術館の運営について職員の方からレクチャーがありました。

美術館の役割のひとつに地元で頑張っている美術家を応援することがあるのに
そういう展覧会には、人が集まらない。→運営苦しい。→予算もらえない。
たまに、この北斎のような有名な作家の展覧会をすると、
人が集まるので、それでなんとか赤字を埋めると。
やはり運営が難しいようです。

その後、学芸員の方から、観るポイントなどを教えていただき
いざ、観覧。
土曜日ということもあり、物凄い人でした!

副題にあるとおり、
知っている北斎あり、知らなかった北斎あり、とってもおもしろかったです!
特に気に入ったのは、「踊独稽古」
当時の人気の踊りの踊り方を解説したもので、足の踏み出す力の入れ加減とか
手を伸ばしたり、引っ込めたりするスピードが
絵なのに、わかるんですよねー。

今回の、「知らなかった北斎」は オランダとフランスに分かれていたものが
一斉に集まったものです。
北斎の絵は、海外に日本の生活などを知らせるために持ち帰られたのですね。
だから、端午の節句やお正月など年中行事の絵も多い。
もちろんよく目にする、「波の絵」もありますよ。

北斎は、使う絵の具にこだわって、いいものを使っていた。
だから200年前のものとは思えないくらい、色がきれい。(保存状態も関係あるけど)
そして1ミリに3~4本の線を書いたり、と細やか。スケッチ(カタログのような)も依頼を受けていた。
なんでも米粒に2羽のすずめを描いたんだそう。
20歳で師匠のところに入門したけれど、
上手すぎて35歳で破門になり、
でも、ぜんぜん困らなくて、破門されたことで洋風画を取り入れるキッカケにもなった。

北斎は200年前でも、国内の狭い範囲でなく、
世界で活躍した天才画家だったんですね!
知らなかった~。
もう一回、行ってみたいな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。